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「花燃ゆ」感想 第十六回「最後の食卓」

今回、食事シーン(食卓シーン)なんてありました?
…ひょっとして今回もタイトル詐欺なのでしょうか。

文のお得意の厨房シーンやらおにぎりシーンがないのは良いのですが、このドラマは毎度毎度タイトルが内容に合ってなさすぎです(笑)

花燃ゆ

・第二話「波乱の恋文」
→そんな波乱を呼ぶような恋文なんてなかった。
そもそも恋文なんてもの自体ありましたっけ…?

・第五回「志の果て」
→文「(志の)証を見せてつかあさい」に松陰、答えられず。

・第六回「女囚の秘密」
→秘密って…。
不貞をはたらいて娘に勘当されたことですか…?

・第十回「躍動!松下村塾」
→稔麿回。何が躍動したのかはよくわかりません。
椋梨に「俺たち頑張るから!」って騒ぎながら直談判したこと?
それとも明倫館のやつらとケンカしたこと?

・第十一回「突然の恋」
→今までの久坂のフラグ立てはなかったかのように「突然」の恋扱い。
そして、なぜ文が恋に落ちたのかは不明。

・第十二回「戻れないふたり」
→結局戻れなかったように見えたのは文と久坂ではなく、伊之助と寿。

・第十五回「塾を守れ!」
→誰も塾なんて守ろうとしていない件。
「松陰を守れ!」の間違いじゃないかな。

・第十六話「最後の食卓」NEW!
→食卓シーンなんてまったくなかった。

今、わかっているだけでこれだけありますね。


そして、今回は…文の自己中ぶりにびっくりしました。
なんだか主人公の出番を無理矢理出して活躍させようとした結果、むしろ主人公のお株が下がるというひどい有様。

このドラマの視聴率低下の原因は誰が見ても脚本のせいなのは明らかなので、井上さんが責任を感じているとの記事を読み、ただただ彼女が不憫でなりませんでした。

以上。


何話ぶりかわかりませんが、おにぎりもスイーツもない回で良かったんですけどね。

(注意)
台詞は字幕なしで適当に聞こえた言葉を書いているので、間違っていたら…ごめんなさい。

第十六話「最後の食卓」(2015年4月19日放送)


今週の久坂のタスク=本探し


のっけから文は沈んでいました。
「文、兄は死にたいんじゃ」
先週の松陰の言葉が頭から離れません。

そんなときに、萩に久坂が帰ってきます。
ちなみに、何のために久坂がこの時期に萩に帰ってきたかは最後までわかりませんでした。

おまえも大変じゃったなあ
再会を喜び合う二人ですが、文の心は晴れません。

ここにはもう、誰もおりません。
兄上の心を救う者は、誰もおりません

自暴自棄になってしまった(と思われる)兄ちゃんを救いたい文は久坂にすがりつきます。


…画面が暗転すると、旅装束の久坂の手を引っ張り走る文が。

共に探してくださいませ
いったい何を?
書物を探しとるんです。
寅兄様が教えてくださいました。
『文、本は人じゃ』
兄を元の姿に戻す本が、このどっかにきっとあるはずです!
旦那様とならきっと見つかります!

この後に及んで本で狂ってしまった松陰を救おうとしているようです。
あるんですか、そんなマジックアイテム。
そんな都合の良い本があるのなら、私も教えてほしいです。

ずっと待っておったんです!旦那さまをずっと!
一緒に本を探してもらおうと待ち構えていたとのことです。
そんな、本屋さんの店員とか図書館司書じゃないんだから…。

そうだな、探そう!
先生の本は大抵のもんは知っておる。
おまえより早う見つけるかも知れんぞ?

久坂は快諾してくれます。
この夫婦の初めての共同作業かもしれません、これ。


一方、父は亀さんに語ります。
標やったんじゃ。
文にとって寅次郎は道を照らすかけがいのない明かりじゃった

文ってそこまで寅兄様に影響受けてましたっけ。

塾のお世話もまかないも、文さん、それは楽しそうじゃったもんねえ
ああ、そっちか。
おにぎり提供の場やイケメンと交流する場を与えてもらったという意味か。
そりゃあ、キービジュアルや第一話アバンでおにぎりセットで出てくる主人公ですからね。
文の生きがいは松陰が与えてくれたと言っても過言ではありません。

むしろ、これから文はどうやって生きていくつもりなのでしょうか。

今、文は何より己の拠り所を見失うとるのかもしれんな
己の拠り所=おにぎり配り
としか思えなくて笑ってしまうので、止めてくれますか父上…。


犯歴が多すぎてどこがばれたかわからない!


今回は珍しくアバンが短く、すぐにOPに突入です。

江戸から松陰への召喚状がもたらされたようで、伊之助は驚愕です。
吉田寅次郎、ご吟味の筋、之あり。
江戸町奉行所よりの呼び出しじゃ

こころなしか長井様が嬉しそうなのは気のせいですか?
いや、嬉しそうですよね、これ。
確実に厄介払いできそうで笑みがこぼれた感じですよね、これ。

寅次郎を江戸へ?老中暗殺の儀が漏れたのでございますか?
御公儀を逆賊と称した意見書が井伊大老の手に渡ったのでございますか?

おいおい、さらっとばらすなよ。
老中暗殺の件ってもう藩の重臣まで周知の事実なんですか?
…と思ったら先週桂にはすでにばれていましたね。
きっと口の軽い塾生とか手当たり次第送った犯行声明意見書に老中暗殺の件もさらっと書いていたのでしょうか。

もしすべてが露見したとすれば
まずは死罪。藩の関与もいずれ正されることとなろう
まさかその疑いを払うために、一刻も早う寅次郎を江戸へやれと?
うん、まあ藩が取り潰されるなら松陰は見捨てるでしょう。
長井さんを責めてはいけません。


一方、江戸では周布と高杉が江戸で隠密活動をしている探っているようです。
つかめん!幕府が先生の何をどこまでつかんどるんか、一向に見えん
もう松陰先生がクロすぎて、どの悪事がばれたのかわからない状態ですw


この松陰江戸送りはただちに本人にも知らされることになります。
梅太郎が松陰にお知らせしますが、松陰はお兄さんの言葉を途中で遮り

花が。どこかで、花が咲いとるんです。今朝からときおり香ります。
匂いだけで姿は見えんのですが

ちょっと電波な発言を披露してくれます。
この花が今回の重要アイテムなのか。
そうなのかー。
…文のスイーツやおにぎりじゃなくて何よりです。

いよいよでございますな。
江戸送りの件、謹んでお受けいたしました。
お知らせ、ありがとうあんした

なんだか晴れ晴れとしたお顔の松陰さん。
いよいよ、俺の意見を井伊に披露してやるときが来たぜ!と言い出すかのかと思いきや

一つだけお願いがあるのですが
松陰のお願いとは…。


…肖像画を描けとのことでした。
完全に遺影を用意する気満々です。

玉木「そのつもりであろう。江戸に呼ばれるからには厳しい詮議は免れまい
これ、史実ではこの時点で松陰先生、死刑になるとは露ほども思っていなかったんじゃないかと記憶しているんですが。
ドラマを面白くするためには、ここでたっぷり家族の別れをやっておかなければいけないので、改変は致し方ないのかもしれませんね!

江戸で寅はどうなるんですか?お調べの後は?
母よ、なんでこんなときまでうっすら笑ってるのか、君は。

小田村の兄上様のところへ参ります。
兄上様なら詳しい事情をご存じのはずです

夜ですけどね。
いくら義理の兄とは言え、妻も小さい子供もいるお宅に既婚者の女性が一人で出向くこの展開はそろそろ…。

止め!見苦しく動き回るな!
文之進叔父さんはやはり、やっと来た出番の9割方は怒鳴ってないと気が済まないようです。

見苦しい?見苦しいんは寅兄の方ではありませんか
うん、そうだね。

今、寅兄は誰も信じようとはせず、ただひたすら死ぬることのみを願うております!
兄上にはもっと、大勢の方の明かりとなって。
もっと、もっと生きてもらわんと

このままやすやすと江戸へ送られてええわけがありません!
しかし、ここで普段影が薄くて監督不行届を突きつけられかねないお父さんが珍しく、お父さんのようなことを言ってくれます。

ならば、どうすると言うんじゃ?
おまえの叫びごときで揺らぐ兄ではない。
寅次郎はとうに覚悟を決めておる。
この上おまえが背負うことではない

おまえは兄ではない!
我らは、我らを生きねばならん。
たとえ、寅次郎をなくしたとしても

もう松陰に振り回されていては始まりません。
お父さんの強い決意です。
しかし、文は不満気です。


松陰=捌かれる魚~大河お得意の謎演出


さて、久坂の呼びかけで松陰の元に萩に残る塾生が再び集まっていました。
先週、先生の考えにはついていけんわー、と距離を置こうとしていたメンツですね。
魚屋は真っ先に松陰の策についていけず逃げ出していましたが、今回また召喚されてしまったようです。

そういえば、このメンツは藩により松陰先生との文通を止めさせられて、敏三郎がこっそり持ち出した手紙を見ておののき、フェードアウトしようとしていたやつらですが、いったいどんな顔で松陰先生の前に姿を現したのか気になります。

いや、それ以前に入江、野村兄弟がどうなったのかまったく説明がないのが気になって仕方ありません。

此度、私は江戸へ赴くこととなった。一度送られれば、再び帰国はできまい。
じゃが、悲しむことはない。私の心はとうに決まっておる。
死を求めもせず、死を辞しもせず、獄にあっては獄で、獄を出たら出たで命の限り、できるだけのことをするつもりじゃ

もう江戸は片道切符という悲壮感満載です。
うっかり江戸で言わなくてもいい「間部暗殺」を自分で漏らし、処刑を言い渡されて憤慨する松陰先生なんて事実は、やはりかっこ悪いのでなかったことにするようです。

それはそうと、「死にたい病」だったはずの松陰先生はどこに行ったのでしょう。
いつの間にこんなに悟ったようなふっきれたような松陰先生になったのでしょう。
いったい、先週ラストからここまでに何の心境の変化が…。

ここで、魚屋の亀太郎くんは先生の絵を描きます。
あの松陰の絵として今でも世に伝わっているやつです。
肖像画は家族大絶賛でした。


父も母も亀太郎さんの絵を大層喜んでおりました。ありがとうあんした
ところが、亀太郎は暗い顔です。

商いで山ほど魚を見て参りました。
いよいよ捌かれるというとき、魚は体中で抗います。
抑えつけて動かんくなっても、目だけが「このままじゃ終わらん」と

同じ目をしておりました
なんと、松陰先生を捌かれる前の魚に例えだします。
言いたいことはわかりますが、魚か…。


ところが、今までのイベントなどどうでもよくなるほど愕然とするイベントが次に起こります。

夜、獄でモットー(「至誠を~」)を松陰が書いていると風の音がします。
明かりが突然消え、どこからともなく声が。
江戸へ行くそうじゃな
おじいさんの声です。誰でしょう。
幽霊でしょうか。
なんだか突然ホラーな展開です。

霧だかスモークやらが立ち込め、それが晴れると

なんと

そこには…!

富永…。

何なんでしょうか、この演出。
なんでこんな謎演出で仙人みたいな富永が出てこなくてはならないのでしょうか。

いや、大河ではこういう謎でチープな演出、よくあるんですよね。
大抵死者が主人公の前に立ったり、「篤姫」とかだと謎な天狗がお告げをしてくれるとかいうオカルト系でありますが。

今回はなんと生者ですからね。
富永、まだ生きてますからね。
大河も生霊が出てくる時代になったんだなー(棒)

何をするつもりじゃ、江戸で
松陰の驚きをまったく意に反さない富永。
今回はギャグ担当を返上するつもりで来たようですが、完全に入退場の演出がおかしいので、やっぱりギャグ要員です。

ついに来たんです。この時が。
江戸で幕府の者たちを前にじかに私の意見をぶつけるんです。
私の言葉、私の思うところ全てを!

どのように?

今こそ、我が国はナポレオンを呼び起こし、フレーへードを求めて立ち上がるべきじゃと!
フレーへード。自由!
なるほど、おまえが思う自由とはなんじゃ?

なんだか唐突に出てきましたね、ナポレオン。
確かにこの時代、志士にナポレオンやらリンカーンやらは大人気ではありました。
でも、結局はナポレオンって民衆を煽って革命を起こした挙句に、自分は皇帝として即位するという「矛盾」を抱えた人物なんですよねー。
史実でも松陰先生はナポレオンを持ち上げますが、なんだかナポレオンの真実を知ったら、この先生激怒しそうな気もします。

フレーへード…オランダ語で「自由」という意味の「vrijheid」をカタカナ表記したもの。
同じゲルマン語系のドイツ語では「自由」を「Freiheit」と書き、フライハイトと読む。
ナポレオンの故郷のフランス語で「自由」は「liberté」(リベルテ)。

フランスの人物の唱えた言葉を、日本は蘭学が盛んだった故にオランダ語で取り入れる…この時代ならではでおもしろいですね。

民の輝きです。何者にも縛られん、自由な者たち。在野の者たち。
すなわち!草莽こそがこの国にとっての真の武士(もののふ)!
世の中を変えることができるただ一つの力なんです!

忠義を尽くす道にもはや身分などいらん!天朝もいらん!幕府もいらん!藩もいらん!草莽崛起(そうもうくっき)。この国を守ることができるのは、草莽だけじゃ
自分たちで国を動かすから、幕府も朝廷もいらんわ!と少々過激な発言をしてくださいます。
松下村塾を経て、無辜の青年でもなんとかなる!と思ったということなのか。

じゃが、今のおまえの言葉に従う者なんぞ、誰もおらん!
故に、おまえの元から人は去った

うんそうだね、なかなか誰も賛同してくれなさそうな説だもんね。

光を見せろ
…うん?
おまえはかつてわしに言うた、人は変われると。人は善であると。
ならば今こそ、それを見せろ。
おまえの言葉で生きる者を見せろ!

文の証を見せろ!の次は、光を見せろ!です。
松陰はどれだけいろいろなものを用意しなくてはいけないのでしょうか。

ちなみに、私は第四話で文が言った納得のいく「密航が私事ではないもっと太い大義であった証」、「金子様が生きて幸せやったんやという証」をまだ見いだせていません。
松陰先生、ちゃんと提示してくれましたっけ…。

ここで風が吹きます。
一瞬のうちに富永が消えます。
ここ、別にこんなオカルトにしなくても、普通に富永が来れば良かったんじゃないでしょうか。
普通じゃダメなのでしょうか。


文の発言が完全に私利私欲な件


翌日、伊之助の家に梅太郎と文が押しかけます。
要件は「寅次郎を獄から出せ」。

江戸送りになる前に家族の元へ返していただきたいんでございます
なんか文の態度がエラそうに見えるのは私だけですか。
なんだか、当然の権利の主張と言わんばかりです。

寅次郎は幕府から出頭を命じられた身。もはや我らにはどうこうできるものではない
次々と無理難題が杉家から降りかかる伊之助は珍しく、及び腰です。

うちには、寅兄がこのままおとなしう江戸へ送られるだけとはどねえしても思えんのです
寅次郎には何か含むところがあると?
まあ、確かにね。
何か一騒動起こしそうではあるよね。

それが知りたいんです。先日、父上に言われました。
この先、寅がどうなろうと、おまえはおまえを行きよ、と。
ですが、今までのうちは兄と共にあったんです。
兄を見つめ、兄を学び、久坂という夫も得ることができました

ん?
話がよくわからない方向に流れていきました。
自分のために松陰の真意を知りたいから、獄から出せってことですか?

一応書いておきますと、ここらへんの会話、実は寿さんが盗み聞きしています。

兄上が何を望んで江戸へ送られるんか、それを知らずにこれからのうちはなんも始められません!
完全に私利私欲ですw
文の生きる源、きっかけを与えるために幕府からお呼びがかかっている松陰を勝手に獄から出せとのことだそうです。
ここにきて、暴走始めましたね文。
よっぽどおにぎりマネージャーシーンがなくなって悲しいのでしょうね。

江戸では決してご公儀に逆らってはならぬ。そう言い含めることはできますか?
仕方なく、伊之助は梅太郎に聞きます。
ところが梅太郎はおろか、文さえもOKと言えません
今までの松陰の所業を思えば、そんなことができる人などいるわけがありません。


できんと言うた兄を恨むか?
首を振る文。
結局、そんな自信がない二人は伊之助にフラれてしまいます。

己を偽り、思う所を語れん寅など、それはもう寅ではない
え?
おいおい、兄ちゃん!
説得できる自信がないんじゃなくて、する気がないってことなの?
己を偽り、好きなことを言えるなら何を言ってもいいって擁護するの?
それでいいのか、杉家…。


さて、伊之助にフラれた文は今度は司獄の福川さんに頼みに行きます。
いましたね、こんな人。
確か松陰に激甘なおっちゃんでしたよね。

お知恵をお貸しください!
ならん、ならん!
しかし、今度ばかりは問答無用で断ります。

たとえわずかでも、兄を家族と過ごさせてやりたいんです!
今更、そんなこと言うけど、あなたの真意はさっきの自分のためなんでしょ。
もういいじゃん、今から松陰に面会に行けば済む話じゃん。

小田村様にお頼みするんじゃな!
断られました。ですから、他の手立てを!福川様!
文ってこの十六回のドラマで何回他人に「何か手立てはないの?」って聞いてるんでしょうか。
そんな無理してこの子を出さなくても、もういいんじゃないでしょうか。


福川さんにも見事に断られました。
すると、久がやってきます。

もはや牢を出ようが出まいが、どうでもいいことではありませんか?
うん、もうどうでもいいよね、本当に。

これに糸をさしてほしいと頼まれました
久は松陰のモットーである
「至誠にして動かざるは未だ之非ざるなり」
が書かれた布を見せてきます。

至誠を尽くせば、人は必ず動く。変わることができる。
あのお方は、何も揺らいでいないのです。
獄にあっても、家にあっても、あの人の魂は何も

先週の松陰のメンヘラみたいな「死にたい」発言も、至誠なんですか…。

そのために身を滅ぼすことになっても?
誰もあのお方を滅ぼすことなんてできませんよ。
己の志を、江戸の他ならぬご公儀の面前で思いの丈、述べることができるのです。
あのお方にとって、それ以上の幸せがありますか?

「幸せ…?」
もう松陰に会わなくても答えもらったね。
もういいね。


寿の本気>>>>>>>文の奮闘


一方、松陰と伊之助。
江戸への出立が決まった。明日じゃ
一つ言うておく。江戸では何も申すな。全てのみ込み、ひたすら耐えろ
もはや、こねな言葉がおまえに動かんのは百も承知じゃが。
おまえが死ぬべきは今ではない

ずいぶんとまた急なご予定ですね。
伊之助はこのままだと松陰が暴走して大変なことになるとわかっているので、ダメ元で松陰に忠告をします。

長井雅楽様は優れたお方じゃが、藩を守る為ならおまえ一人に逆賊の汚名を着せることも厭わんじゃろう
いや、長井様じゃなくても、その道を選ぶわ。
あなたたちがどう思っていようと、そもそも「逆賊の汚名」というか、幕府にとっては完全に逆賊ですからね。
理由があるとは言え、幕府の上層部を暗殺しようとしているわけなので。
その「濡れ衣を着せられる」みたいな発言はなんだか違和感があります。

おまえが志に殉じるんは、もう止めん。
じゃが、おまえの死に泥を塗られるんは、我慢ができん!

松陰を犯罪者にすることだけは許さん、とのことだそうです。
間部の暗殺を黙ってれば、まだ救国の英雄(にはなれなかったけど)ポジションでいけそうなんですけどね。
完全に「邪魔者は殺す」が正義と疑わないあたりがまずいですね。

伊之助…。後を頼む!
伊之助さん、泣いちゃいます。
松陰先生は死に泥を塗られることも厭わず、井伊と戦うぜ!とのことのようです。
え、そうなんですよね?


出立は明日の朝です。夜中までには戻られよ
礼は表の者に。責任は私が取ります!
なんと福川さんはやっぱり甘々なので、松陰を勝手に一時的に獄から出すという暴挙に出てくれます。
ばれたら首が飛びそうですが、男気あふれる福川さんは責任は自分が取ると豪語。
カッコいいですね。

文の説得が響いたということですね!
きっと門の前には文が待っていてくれてるということなのでしょう。


ところが


表にいたのは文ではなく寿でした。
驚く松陰。
金子(きんす)はいらぬと突き返されました
おまえが?
旦那様のお言い付けでございます
冷たい声だけどね、この人本当はツンデレなのかもしれないですね。
ということで、文の説得とかは全然効いてなかったようです。
これが伊之助と寿の力…。

兄上の妹であることが嫌でした。
兄上を誇りに思えと迫る、父上も母上も叔父上も文も、何もかも大っ嫌いでした!

ここにきて、直接兄に今までの思いの丈をぶちまけます。
もうその通りすぎるので、コメントは控えさせていただきます。

…小田村に嫁がせてくれたんは、兄上でした
ここで息子二人を呼びます。
ここでお別れいたします。道中、お気をつけて
寿さん、実は礼儀正しい人だったんだなー。
文よりよっぽど好感持てるのはなんでかなー。
(この人もスイーツ現代女子脳で描かれてしまってますが。)


さて、なんと驚くべきところはもう一つあります。
松陰、一人でフラフラと実家に帰ってきます。
いくらなんでも一人で帰らせるとか、福川さんの平和ボケ松陰への信頼も大したものです。

「水樽が倒れて畑が水浸しじゃ!畝も苗も台無しで…」
よく考えたら深刻な問題が杉家では発生していますが、そこはホームドラマです。
文のおにぎり並に、ノルマとして一話に一回はホームドラマを入れなくてはいけないのかと疑うほど、底なしに明るいファミリーはじゃれあいます。

男兄弟で皆で泥まみれで、あはは!です。
何これ。

そうそう、ここで父が作物の種を手にして
命とは、誠に不思議なもんじゃのう。
こねえなちさなもんの中にもちゃんと宿っちょる

そして続いてくんじゃ
と真面目モードになります。
何か感じ入る松陰。

私が死んでも代わりはいるもの。
ではありませんが、自分が死んでも誰かがつないでくれるだろうと感じたんだろうと、勝手に解釈しておきます。


そして、夕方。
お風呂で母が松陰の背中を流し、母子水入らずの最後のときを過ごします。
いや、水だらけですけどね、ここお風呂なんで。

あ、ごめんなさい。
何でもありません。疲れてきました。

今まで悪事を働いて帰ってきたときの話は全部覚えてますよ!と語る母。
その内容は大きなガラス(ステンドグラス?)を初めて見たときの話、江戸の大福がどれだけ美味いか、陸奥でしもやけがかゆくてたまらなかった話など激しくどうでもいい他愛のない話です。

今度はどねえな話を聞かせてくれるんやろな
…母上
江戸で流行りの新しい芝居の話やろか。粋じゃという火消しの話。
そうそう、江戸のおなごの話も聞きたいもんじゃねえ

マシンガントークでたたみかけます。
残念ながら、本作で久と恋仲になれなかったっぽい松陰におなごの話を期待するのは酷です。

ここ、お得意のお母さんのにやにや顔なんですよね。
悲しさを押し込めて気丈に振る舞っているシーンというのはわかるのですが、やはりなんだか不気味なのはなぜなのでしょうか。

黙り込む松陰。
聞かせてくれますね?
泣く二人。
はい、必ず!必ずお聞かせします!
それまでどうぞ、末永くお達者で



そういえば、さっきの畑のうふふ、あははからこのお風呂のシーン、杉家を見守る久坂があちこちに出没しています。
そういえば、この久坂はなぜ今萩に帰ってきたんでしょうかね。

本を探す以外、彼が帰ってきてからのエピソードが何もないのですが、こんなに何もないならいっそ江戸で高杉と松陰先生を守り隊をやってた方が良かったのかもしれません。
え、義理の兄になった松陰との別れをきっちりさせたいから?


福川様と伊之助の首が飛ぶんでやめてあげてください


夜、塾の部屋に佇む松陰のもとに文が現れます。

お話があります。風呂の焚口の横に草鞋と笠があります。それに路銀も。
どうぞ、ここを出て遠くへ行ってつかあさい。今なら山を越えられます!

なんと、逃亡の示唆です。
人一倍、松陰に執着していた文はこのまま兄が死ぬ(たぶん)なんて許せなかったようです。
ちなみにこの会話も久坂は聞いていました。
今回は久坂が家政婦ポジションというよくわからない回ですね。
やはり、久坂の使い方を間違えているとしか思えません。

逃げろと言うとるんではありません。生きてほしいんです。
兄上の志をまっとうできるどこか新しい土地で

OH…それを人は逃げると言うのだよ。
というか、松陰先生の志をまっとうできる土地なんて、この時代(1859年)の日本中どこを探してもあるはずがありません。

かつて兄上は藩を捨て、国を捨て、異国へ渡ろうとされました。
同じことをなさればええんです!
このまま江戸で新たな獄につながれる前に

お願いします!早く!早く言ってつかあさい
すがりつく文。
もはや兄が生き延びてのびのびと生きてくれれば、犯罪をしようが何しようがどうでもいいとの、この発言。

あなたはそれを実行すれば、松陰の為を想ってくれた福川さんや伊之助がどういうことになるかわかって言っているのかね。
いくらなんでも自己中すぎじゃないですかね。

文!おまえには今まで多くのものをもろうた。
力をもらい、叱咤をもらい、人をもろうた。
伊之助と出会い、久坂と出会い、高杉に出会い、大勢の塾生たちに出会うた。
何もかんもおまえのおかげじゃ

やのに、僕はおまえに返してやれるもんが何もない
ここで松陰が逃げ出そうとしたらどうしようかと思いましたが、さすがに松陰先生は立派な大人です。

そして、懐からボタンを出します。
ああ、これね。懐かしいですね。
金子が、そしておまえが託してくれたボタオじゃ。
密航の夜、僕と金子が生きた証じゃ

今の僕はあの頃のように、ただ無防備に己を投げ出していた私ではない。
様々な人と結び、分かち合い、そうして生きてきたんじゃ!
ここで、この国で。私はどこにも行かん。
このボタオを連れて、江戸へ行く

超良いこと言ってますが、「今の僕はあの頃のように、ただ無防備に己を投げ出していた私ではない」の言葉には疑問しか湧きません。
ついこの前まで塾生に老中暗殺を焚き付けてたやつですからね。

至誠を貫き、ご公儀を動かすと?
文、私は死なん。あるだけの私と魂をもって井伊大老と向き合い、必ずご公儀を説き伏せ、そうして必ず再び萩へ戻ってくる。約束する
兄上…
なんだか兄妹間で話がまとまったようなのでつっこむのは野暮かもしれませんが、松陰先生は「死にたがり」をいつ脱したのでしょうか。


ここでやっと久坂が近づいてきます。
文と探しておりました。先生に出会うていただく本を。
やっと見つかりました

久坂くんは言いだしっぺの文がもう忘れていたであろう本探しを、律儀に続けていたようです。
やはり、久坂玄瑞の使い方を間違えている気がしてなりません。

でも、まあ正直松陰と文の間にもう落としどころができたので、今更「狂った松陰を変える魔法の本」はいらないんですけどね。

学は人たる所以を学ぶなり。
この塾を興されるとき、先生が最初に記された本です。
これからもずっと伝えていきます。文と

選んだ本は松陰自身が書いた本のようです。
覚えててね、久坂。
その言葉を…。


そして、松陰最後の授業が始まります。

始まったな
叔父さんとお父さんは声が聞こえる部屋で酒を飲んでいました。
干せ。門出の酒じゃ。おまえのじゃ
おまえなくして、今の寅次郎はありえんかった。お役目、誠に…
何を言うか…
せつない叔父さん。
これね、「おまえなくして、今の寅次郎はありえんかった」って松陰をどう捉えるかによりますよね。
きっとこのドラマのアンチ松陰の方にとっては、父の言葉は皮肉にしか聞こえないでしょう。
確かに叔父さんの鬼畜エリート教育のおかげだもんな、こうなったの…。


獄に戻った松陰。
夜中ですが、久が面会に来ます。
またもや、花の香りが気になりだした松陰は、今度は久さんに花の種類を教えてもらいます。

樗です。高い木の上に雲のように小さい花が開きます。
葉や枝に遮られて姿は見えませぬが、香りでわかるのです

姿は見えなくても…

樗(おうち)…栴檀(せんだん)の古名。
ちなみに「樗木」を辞書で引くと、「役に立たない木。無用なもの」と説明されている。
また、「樗材」を辞書で引くと、「役に立たない才能や人材。また、自分をへりくだっていう語」と説明されている。

おい…。
何これ、なんか微妙な意味しか出てこないんですけど。
松陰先生は「姿が見えなくてもちゃんと花として香っている」に自分を重ね合わせたかったかもしれませんが、なんだか辞書で調べると微妙な言葉しか出てきません。

久はここで頼まれていた千人針松陰のモットーが書かれた手ぬぐいを渡します。
これ、これからこの塾のアメニティータオルにしたらいかがでしょうか?

大丈夫じゃろうか。私は、私でいられるじゃろうか?
最後のそのときまで見苦しゅうなく…

吉田様。何も怖くはありません。人とはこれでございます。
さみしさも慰めも。悲しみも喜びも。ただ これさえ覚えておられれば

「これ」と言いながら松陰の手を触る久。
え、これって「至誠」のこと?
何だか妙に松陰の手をベタベタ触るんで、「愛」とか言い出すのかと思いました。

久さん、いつの間にこんなに松陰と親しくなってたの。


夜が更けて、最後の別れです。
文の手を離すなよ
松陰先生は久坂に最後に忠告をします。

これで後に浮気するとか胸熱ですね。


どしゃぶりの中の出立する松陰一行ですが、改めて駕籠を背負っていく人の方は大変そうですね。
昔の人はすごいですね。

先生、涙松です。ここで萩は見納めとなります
あいにく何も見えませんな
小高い丘からは雨と霧で萩の城下は何も見えません。

いや、よう。実によう見えます
完全に死を悟っている松陰先生は、今までの思い出を脳裏に焼きつけるのでしたー。



次回、「松陰、最期の言葉」

~三行でわかる次回予告~
江戸に送られた松陰がついに井伊と対決
松陰「戦いを挑む覚悟にございます!」
井伊「許さん!」

サブタイトルの「最期の言葉」は「身はたとひ…」に決まっています。

井伊と対決…。
どうやらラスボス井伊大老とのバトルが繰り広げられるようです。
なんだか楽しそうな煽りですね、ナレーションが。
果たして勝負の行方は…!


おにぎり&スイーツイベントがないとおもしろくないですね。
今まで散々文句しか言ってなかったくせに何を言っているんだと怒られそうですが、なんだか味気ないです。
やはり、主人公のアイデンティティー、一番輝いていた瞬間が松下村塾のお手伝いさん時代ですからね。
その代わり、今回もよくわからない説得で萩の街を駆け回ってはくれましたけどね。
え、彼女のハイライトってもう終わってるの…?まだ十六話なんですが。

来週か再来週、松陰先生がお空に旅立ちそうですが、いったいこのあとどうやって文を幕末ドラマにねじ込んでいくのか気になって仕方ありません。
萩にお留守番の松陰がドラマ自体から離脱し、久坂と高杉が江戸や京へ向かった後、この文さんの出番をどうやって作っていくのでしょうか。
頼むから江戸や京に一緒に行くとかは安易すぎるから勘弁してね☆

さて、第二話で挫けてから、せめて松陰が死ぬまでは頑張って感想を書こうと(勝手に)頑張っていたこのシリーズですが、来週がそのリミットのようです。
しかし、松陰先生大往生が素晴らしいものなら、まだ続くかもしれません。

16/50か。
まだ半分も終わってないのか…。

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●花燃ゆ感想バックナンバー
「花燃ゆ」感想 第一話「人結ぶ妹」
「花燃ゆ」感想 第二話「波乱の恋文」
「花燃ゆ」感想 第三話「ついてない男」
「花燃ゆ」感想 第四回「生きてつかあさい」
「花燃ゆ」感想 第五回「志の果て」
「花燃ゆ」感想 第六回「女囚の秘密」
「花燃ゆ」感想 第七回「放たれる寅」
「花燃ゆ」感想 第八回「熱血先生、誕生」
「花燃ゆ」感想 第九回「高杉晋作、参上」
「花燃ゆ」感想 第十回「躍動!松下村塾」

第十一話以降はこちらへどうぞ↓
大河ドラマ「花燃ゆ」感想・つっこみバックナンバーまとめ

Trackback

2015/04/22 (Wed) 20:25

先週野山獄に繋がれた寅兄松陰先生ですけど、最後の「晩餐」ではなく「食卓」って事は、杉家に帰れるの?あるいはもう一家そろって野山獄?そういう事をやりそうなファミリーだから怖いわ!杉家!・・・え?史実としてそうなの?粋な獄吏の計らいで一時釈放されたとさ?歴史って面白いなああ~。

真田のよもやま話 - http://sanada.at.webry.info/201504/article_3.html
2015/04/22 (Wed) 21:46

「最後の食卓」 第16回の視聴率は、前回の9.8%より上がって、10.7%(関東

ショコラの日記帳・別館 - http://chocora425.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/16-e6a0.html
2015/04/23 (Thu) 02:28

久坂玄瑞(東出昌大)が京都より無事に戻り、安どする文(井上真央)。 しかし、野山獄に捕えられている吉田松陰(伊勢谷友介)に、江戸幕府からの召喚状が 届いたとの知らせが来る。 詮議にかけられ、死罪が下されるかもしれないという危機に、文はがく然とする。 一方、松陰は静かに出発の日を待っていた。 文は、せめて一日でも兄を家に帰らせたいと思い、奔走する。 そして松陰は最後の一日を文た...

ドラマ@見取り八段・実0段 - http://doramablo.blog59.fc2.com/blog-entry-4581.html
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