QLOOKアクセス解析

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「花燃ゆ」感想 第十七回「松陰、最期の言葉」

今週の戦犯:伊之助

松陰先生最期の回くらいアホなつっこみを控えたかった…。
でも無理でした。
なんと今週も、無情にもテキストエディターが12,000字超えたからそろそろいい加減にしろよと告げています。

花燃ゆ

何はともあれ、伊勢谷さんお疲れ様でした。
マジキチ松陰(褒め言葉)の演技、素晴らしかったです。
来週からこのドラマがどうなっていくのか、本当に気になりますね。

(注意)
台詞は字幕なしで適当に聞こえた言葉を書いているので、間違っていたら…ごめんなさい。

第十七回「松陰、最期の言葉」(2015年4月26日放送)


あれ、前原が悪かったみたいなこの風潮は何?


1859(安政6)年10月26日、江戸の伝馬町から今回はスタート。
松陰は何かを必死に書いています。
先週のラストからだいぶ歳月が流れた気がしてなりませんが、今回はほぼ全編回想シーンで回すようです。
OP開けにいきなり話が四ヶ月前の夏に遡ります…。


最初の取り調べの数日前、松陰は牢名主の沼崎とやらと対面します。
そう、グループホームのように生温かった萩の野山獄とは違い、こっちの牢には牢名主という名のやくざがいるんですねー。
何をするにも課金を求めてくる金の亡者が。

手を緩めるな。攘夷を旗印に朝廷に取り入り、国を大乱に導こうとする者らを決して許してはならん!
そして、井伊さんは国を揺るがすテロリスト撲滅に向けて必死なんだよ、決してどこぞの誰かのように邪魔だから処刑しちゃえとかいう短絡的思考じゃないんだよ、というアピールがなされた後、カメラは萩に向かいます。


萩では岩倉獄の牢の中にすみ(入江と野村の妹)と部外者の文が入っているマジックが見られます。
私は江戸時代の牢屋事情にはまったく疎いのですが、男性の牢に家族でもない女性が入ることって可能なんですか?
それってなんかやばくないですか?

先週やるべきだったのにねじこめなかった入江、野村兄弟のフォローをやっとここでしてもらえるようです。
ついでにここで毎週欠かさずやってきたのに、先週ついにねじこめなかったおにぎりが登場します。
差し入れ、やっぱりおにぎりなわけなんですね。

ご公儀は先生の幕府への批判をどれだけ掴んどるんじゃろう?
老中の間部を討とうとしたことや、伏見での企てが漏れておらんと良いんじゃが
もう少しで伏見の件を全国区に拡大しようとしていた兄弟が何を言うか…。
伊之助が止めなければ、今頃松陰とあなたたちの命もきっとありませんよ。


面会終了後、文とすみが岩倉獄から出ると、そこに前原が待機していました。
90度のお辞儀をし、前原は謝罪します。

申し訳ありません!私のせいで入江や野村が獄に繋がれ、先生も…
目を伏せるすみ。
あれ、前原さんってそんな大層なことしたっけ。

兄はもう、怒っておりませぬ」by文。すみではなく文。
ひょっとして、入江さんたちに会いに?
どうしても謝りとうて
あれ、前原ってそんなにみんなに責められるようなことしたっけ…。
すっかり記憶の彼方だったので、先週自分が書いた感想をざっと見渡してみました。
(こういうとき、この長文感想が役に立ちますね。)

あー、前原が伏見要駕策を実行しようとして暴走したあの兄弟を止めるべく、伊之助にチクッた懇願したんでしたね。
てっきり、前原が何か扇動でもしたかのような恐縮ぶりなので、拍子抜けです。
え、それって「兄はもう、怒っておりませぬ」とか文が言うことなの?
むしろ松陰および兄弟二人の首が繋がってるのって前原のおかげなんじゃないの?

おかえりください!
文も前原さんも、もうここには来んでくれる?
私たち、やっと落ち着いて暮らすことができるかもしれんの。
兄たちが牢を出たら今度こそ家族みんなで。やから…

走り去るすみ。

すみさん、そういえばあなたもなぜかあの夜、あの神社にいたよね?
君の兄二人が誰も勧めてないのに自ら破滅の道に向かおうとしてたの知ってるよね?
何で兄は被害者(いや、確かに松陰の洗脳の被害者だけど)、すべては前原のせいみたいにしてるの?
何なのこの子?責任転嫁もいいところです。

超申し訳なさそうな前原とは対照的に、友人の言動がいまいち腑に落ちない様子の文w
友人を一人失ってしまいました。


先生のために頑張る高杉、妻との生活を頑張る久坂


家に帰り、沈んだ様子で風呂を焚く文の前に久坂が現れます。

寅兄がおらん間、塾生方たちのお力になりたいと思うたんですが。
いっそ寅兄や塾から離れた方が幸せになれる人もおるんかもしれんなって

何を今更…稔麿くんの悲劇を忘れたと申すか、文さん。

萩に残された者らがこの先をどねえにして生きるかは、その者が決めることじゃ
おまえが思い煩うことやない

いい加減でしゃばりやめろやおまえがそこまで考えて落ち込む必要はないだろ、と妻を諌める久坂くん。

ここでクサい少女漫画のようなハプニングからの文の笑顔で、久坂はくどき文句に入ります。
それがええ。おまえは笑うた顔がええ。
どねな道に迷うても、それを思い出して戻ってくる者がおるかもしれん

俺はどこにも行かん。この身はどこにあっても、気持ちはいっつも傍におる。
じゃから、寂しそうな顔はすんな

今まで妻とたいして交流していなかった分、ここぞとばかりに優しい夫を演出します。
なんだか唐突な台詞ですね。
こんな使い古された台詞で納得しちゃうあたり、文ももうちょっとなんとかした方がいいと思います。


一方、江戸の伝馬町ではお金と引き換えにあの超うさんくさい牢名主から「預かりもの」の硯をもらった松陰。
この名主さん、あの…某カルト宗教の○師を髣髴とさせる風貌と話し方で、もう真面目に見ることができません。
なんでこんなモブにこんな衝撃的な特徴をくっつけてくるのですか、花燃ゆ。

金持ちの弟子がいて良かったな、先生
高杉は弟子ではありません。友です
檻の外には高杉がいました。
どうやらおぼっちゃま高杉は先生のために財力で支援をしていたようです。
本当に、何で久坂はこのタイミングで萩に戻ったのでしょうね。
今回もまた松陰先生第一の弟子友の座を高杉に取られかねないエピソードしか量産していませんが、大丈夫なんですかね。

ありがとう。これでまた書き物をすることができます。牢の中では蔓が全てでね
蔓?
命蔓。金子のことです
金蔓の間違いかと思ったぜ!
確かに久坂さんの経済事情は、町人以下のあばら家しかこのドラマでは見せつけられていないので、ここに久坂がいても仕方がなかったのかもしれません。

先生にはまだまだ教えてもらうことがありそうだ
この先生、最後までろくなこと教えてくれません。
いや、後の高杉の野山獄生活で役立てる伏線なのか…と思いかけましが、野山獄は福川様によるグループホームなので、間違いなく役に立たない知識ですね、これ。


松陰先生の自白~松陰と久坂の最後を取り上げる伊之助


萩城では重役たちが会議をしていました。
ご公儀は寅次郎の一体何を裁こうと言うのか、まったくわからん!
結局、長州藩に火の粉がふりかかるのか否か不安だけど、結局何もわからずうろたえるばかりです。

いずれ取り調べが始まれば、子細を知らせてくれる者が入り用となりましょう。幸い、江戸には高杉晋作がおります
伊之助っていつの間に、こんなそうそうたるメンバーの中に加われる人になったのでしょうか。
この人の謎出世が気になるばかりです。
どう考えても文が踏み込めない場に介入するための便利キャラとしか思えません。

しかし、伊之助のこの言葉に高杉父は唖然とします。
これ以上、一人息子にやばい仕事はさせたくありません。

お待ちください!まことに申しあげにくいことながら、近々晋作を江戸から萩へ戻すようお取り計らいいただこうと。
晋作にはただ今縁談がございます


お父さんは裏で
すぐに探せ!晋作じゃ、嫁をとる!
よいか、並のおなごではいかん。
あの晋作が二度と離れとうないと言うくらい美しく気立ての良い娘じゃ。探すんじゃ!

慌てて晋作の嫁探しを開始します。
正直、もう遅いぜお父さん。
あなたの息子さんはすでに松陰教信者どころか幹部候補でございますよ。

ここで晋作妻として白羽の矢が立ったっぽい城下一の美人・井上雅(15)が映し出されます。
唐突に彼女が弓を引くシーンが登場し、凛々しげなお姿を見せてくれます。
正直、女優さんに弓道の所作を学んでもらった大変なシーンの割には、この回ではいらない場面1位、2位を争うシーンです。


夜、伝馬町ではあの尊師名主が松陰に話かけます。
怖くなったか?取り調べは明日だったな
武士たるもの、常に死は覚悟の上
へー(棒)
盛大な「へーーー」
ちょ、ちょっと笑っちゃうからやめて。
もうしゃべらないで。

一つ聞かせてやろう。
明日、お白洲で先生の話に感じ入るやつがいたら、そいつは罠だ。
安心させて本音を引き出そうって魂胆だ。
いいか、褒め言葉に乗るな。無駄死にしたくないならな

松陰先生にとって超重要なアドバイスをくれます。
文字に起こすと至ってまともなのですが、この名主の話し方がアレなので、シリアスシーンなのか笑わせたいシーンなのかもう判断できません。


翌日、適当にごまかしながら取り調べを終わらせる松陰。
ぶっちゃけ捕まえてはみたものの、寅次郎の罪となることを何一つ掴んでいなかった奉行たちもそれ以上問いただそうとはせず、良い感じに取り調べは終わりました。

ところが、ここで間髪入れずに松陰先生の爆弾発言が投下されます。

実は私は死罪にあたる罪を犯しております。
知り合いに累が及ばぬよう、子細は申しかねますがこの国のことを想い、よくよく考えて及んだこと。
己の行いに何一つ恥じるところはございませぬ

ドヤ顔で清々しく言い切る松陰。
ここまで言って詳細は語らないとか舐めているのでしょうか。

なるほど。そなたの憂国の一念、相わかった。
ところで、これは吟味を離れての話なのだが、罪とはどのような?
いや、国を想うそなたのこと。さぞや立派な行いであろう。
聞かせてくれれば罪を軽減してやらぬことはない

奉行は上手いこと誘導しようとします。
「罪を軽減してやらぬことはない」とかどう考えても嘘に決まってます。

松陰の脳裏にあの超うさんくさい教祖様牢名主の声が「罠だ、罠だ」と鳴り響きます。
面白すぎて笑いがこらえきれません。

ご老中間部様を京にて待ち伏せ、死を覚悟してお諫めいたそうとしたことでございます
きりっ。
なんと、牢名主のアドバイスなんて何の役にも立ちませんでしたw

「なんと!」、「間部様を?」、「待ち伏せてお諫め?」
騒ぐモブたち。
いかにも
ドヤ顔の松陰。

お諫めしご老中が聞く耳を持たなかったら、どうするつもりであったのだ!?
刃を向けるつもりであったのか!?

穏便に松陰から悪事を聞き出そうとしていた奉行も化けの皮が剥がれました。
もう完全にぶちギレ状態です。

フッ、そこまでは考えておりませなんだ
思ったより奉行の反応がやばいので、松陰は笑顔でごまかします。
何のコントですか、これ。


さて、このトンデモ自白の様子は高杉経由でさっそく伊之助や久坂、文にもたらされます。

でも、このような場でただやみくもに己の弱みを晒すものでしょうか?
寅次郎の行いには何か目論みがあると?
こうでも思わないとやっていられません。
松陰の「死にたいんじゃ」→「兄は死なん」からの今回ですからね。
死にたいのか死にたくないのかどっちなんですか、兄上

江戸へ参ろう。おまえの言う通りじゃ。
先生はこの詮議に何か含むところがあるのかもしれん。確かめよう

登場以来、ニートぶりしか発揮していなかった久坂もついに動き出そうとします。
そうだよ、せめて高杉と一緒に先生を支援してやれよ。

よせ。おまえまで罪を負ったら、村塾はいったい誰が守るんじゃ
江戸へは俺が行く。俺が寅次郎に会って真意を確かめる。
それだけではない。これ以上己の不利になるようなことを語るなと諌める。
幕府が寅次郎の行状を何も掴んでおらん以上、死罪は免れるかもしれん

短絡久坂くんが江戸に行っては、下手したらさらに長州藩は罪人を抱え込みかねません。
巷で、あまりにも露骨な出番捏造が多すぎることを批判されている伊之助は、ここでも最後の松陰とのコンタクトを久坂から取り上げます
ちょっとでしゃばりすぎじゃないですかね、伊之助も。
このままでは本当に久坂と松陰の仲が薄すぎのまま終わってしまいます。


寿!
お呼びでございますか?
すると旅装束を用意してくる寿が現れます。
勘違いなさいますな。伯父が罪人として処刑されては篤太郎や久米次郎の先に関わりますゆえ
兄上をよろしくお願い申し上げます
どんだけ気が利く妻なのでしょうか。
このドラマ、寿さんのネガキャンが激しいですが、確実にこの人の方が好感が持てるのはなぜなのでしょうか。

この後、ランニングで江戸まで駆け抜ける走れメロス的なパフォーマンスをする伊之助が映されます。


文の塾再建計画につっこみどころがありすぎる


寅次郎について幕府が確たるものを掴んでないとの報せは文たちに希望をもたらし、なんと久坂と文は一気にのんきモードへ突入
おいおい、君たち何なんだねこれは。
いいのかね、久坂さんがこんなんで。

そこへいきなり伊藤が登場します。
そういえば、松陰暴走時代になんで伊藤がいないんだと書いた気がしますが、こっそり長崎に留学していたようです。
このドラマ、人の移動を何の説明もなしにやってのけるので、もう誰がどこで何をしているのかさっぱりわかりません。

感無量です。ここでこうやってまた文さんのにぎりめしが食べられるなんて
もうおにぎりは冒頭の岩倉獄で出したので、今週のおにぎりノルマは達成されたかと思いきや、まだやるか。

しばらくしたら、今度は江戸へ参ります。桂さんのお供で
いつの間にか伊藤と桂との間に何やら関係が構築されていた模様です。
このドラマ、桂に恨みでもあるのでしょうか
「どれだけ桂の出番を減らして長州ドラマをやるか」のギネスにでも挑戦しているのかもしれません。

ならば、寅兄さんにも会うことができますね
二人が待っていらっしゃることは、必ずお伝えします
やっぱりさー、久坂は伊藤やら伊之助に任せてないで自分で江戸に行くべきだったよ。
どうせこっちで何かするわけでもないんだし。

そういえば、前原はどうした?
伏見要駕策を小田村様に漏らしたことで、萩の仲間たちには顔向けができん、と
この前原にすべてを押し付けている風潮、まだ続くか。


文はこの後、魚屋の亀太郎に会いますが、彼から前原が罪の意識でひきこもり状態であることを聞き出します。
今は誰にも会いとうないと
ほんなら、伝えてください。一度、お尋ねくださいと。
お願いしたいことがあるんです

どうせロクでもないことに違いありません。


ここで画面が変わると、いきなりすでに前原が塾にやってきたシーンになっています。

塾生の皆さんがいつでもここを尋ねて来れるようにしたいんです。
傷んだところを直して、前原さんにも手伝うていただいて

なんと、ここを塾生の憩いの場にしたいから、その改修工事を手伝えとのご命令でした。なんだよ、それ。

とてもそねな気持ちには…。
私のせいで先生や入江や野村が今も苦しい想いをされてるんかと思うと…

いや、あなたは悪くないよ。
いい加減誰か言ってあげてよ、前原さんは悪くないって。

そういう想いを抱えた前原さんだからこそ、お願いしたいんです。
道に迷うてここに帰って来れる人たちがいたら、その方の力になってあげてくれませんか?

文は前原のフォローはしません。
完全に前原さんの言う「罪」を肯定しているようにしか聞こえないのですが、この子は何様なのでしょうか。
なんで前原がそんな贖罪の道みたいなことをしなくてはならないのか、誰か教えてください。

そして、皆で待ちましょう。兄もきっと帰ってきます。
塾生の皆さんがいる、この場所に

文さんはお忘れかもしれませんが、松陰先生の間部暗殺計画を家族にチクったり伊之助に泣きついたりして塾を閉鎖に追い込んだ原因はあなたですよ。
そこのところお忘れなく…。


松陰との別れシーンの有無の時点でこのドラマは高杉>久坂なんだ!


萩に戻れと、藩命が下りました。悔しゅうて仕方がありません。
先生が命をかけてご公儀と渡り合うているというのに、僕はまだ己の死に場所すら見つけられん!

なんと、パパンによる突発的な息子救出作戦により、高杉は江戸にはいられなくなってしまいました。
しかし、高杉は「己の死に場所」とかを見つけようとし出しており、完全に松陰に毒されているので、ここは一度離れた方が良いのかもしれません。
いつから高杉はそんなものを探すようなキャラになったのか

それは生きよということです。君はまだ、生きて何かを為さねばならん!
それは何なんですか?こんだけ先生とおっても何一つ身についておらんというのに
このドラマ、そういう子弟のシーンを丸々カットしてますからね。
高杉はもちろん、視聴者すらもわかっていなくても仕方ないです。

僕は知っています。どんなに無頼を装っても、君の殿を敬う気持ちはいつも揺るがんかった!ならばいっそ、忠孝に徹してはどうでしょう?
萩へ帰りなさい。愚直に己を貫くとき、君は君と笑い、君と泣き、君を慕い、そうした者たちの中で必ず輝く!萩には君の友がいます

松陰先生が最後の最後にものすごく良いことを言ってくれます。
まあ、高杉の「殿を敬う気持ち」が今まで一切描写されていないので、何を言っているのかさっぱりわからないんですけどね!
おいおい、そんなシーンどこにあったよ?


一方、萩では文に言われて松下村塾メンバーが集まりました。
松陰先生がいなければ議論もできない(先週のこいつらの台詞より)、女に提案されなければ集会も開けない松下村塾メンバーを思うと先行きが不安で仕方ありません。

たまには皆と語り合いたいと前原も遠征してきました!
前原に言われて長崎レポートを伊藤が披露します!
久坂は洋学所の書物を持参してきました!
寺島は上手い芋の見分け方を教えてくれます!

何なんだよ。こいつら。
あと、このドラマは寺島にも恨みがあるんですか。

そして、久坂さんは何でその他大勢の中に埋没してるの。
松陰先生の一番弟子(時期的な意味で)にして義弟、松下村塾双璧の片割れの地位はどこに行ったの。


松陰先生の暴走の原因=伊之助の自殺教唆


数日後だか数週間後だかわかりませんが、雲浜さんがついにお亡くなりになりました
「なお一層、厳しく調べよ。なぜ自ら罰せられるようなことを?」
雲浜から何も引き出せなった以上、井伊は松陰への取り調べを強化する決意を示します。

そうこうしている間に伊之助が江戸に到着します。
なぜこの人、牢に入れるんでしょうか。
これも主人公補正というやつなのでしょうか。
いい加減にしろよ、伊之助。

おそらく、お沙汰は遠島といったところじゃろう
松陰は甘すぎる希望的観測を示します。
自分から老中暗殺計画を暴露しておいて何を言っているのでしょうか。

井伊に会いたかった!今、日本国の政は全て井伊大老の思うままとなっておる!
井伊をおびき寄せ、その前で思い切り語りたかったんじゃ

じゃが駄目じゃった。終いじゃ。僕の言葉がどこにも届かん。悔しい…!×3
泣く松陰。
なんと自ら老中暗殺計画を暴露したのは「井伊と熱く語りたかったから」との理由を明かします。
いや、それは無理だろう。
普通無理だろう、常識的に考えて。

ところが、ちょっとこの人どうしようと松陰先生に対する評価が揺らいでいる私に、さらに信じられない言葉が舞い込んできます。

寅次郎、おまえの志とはたかだかそれしきのもんか?
何のために俺たちは出会うた?萩の街でただ二人

(一話の回想。「日本国を守りたい!そのために学びたい!」)
心を屈したまま命のやり場に迷うなど、おまえらしゅうもない
え、これって自殺教唆ですか?
ここで弱気にならずに最後まで戦って死ねばいい!と言っているようにしか聞こえないのですが。

尽くし、動かざればなお尽くす!それこそがおまえの至誠ではないんか!?
諦めるな。おまえの魂が不朽となる望みはまだある!」

何煽ってんの。
ここで死ねばおまえは歴史上の英雄になれるぜ!と言っているようにしか思えない私は読解力が足りないのでしょうか。
絶対ここで煽ったら、松陰先生はもっとお白洲で爆弾発言しますよ?

ありがとう。おまえがおってくれてよかった!
松陰は泣きながら、背中を押してもらったことを感謝します。

誠は、詮議の場で何も言うなと、その説得のために参ったんじゃが。
生きてほしうてな。生きろ、おまえらしく!

自分らしく生きるためにここで死ねとなかなか哲学的なことを言ってくださいますね。
これ、文が知ったらどうなるんでしょうかね。

ここで伊之助がいなかったら、松陰はあきらめて遠島を受け入れるつもりだったってことですよね。
良いのでしょうか、この展開。


かみ合わない就職面接のような問答


10月5日、再び松陰の取り調べが行われます。
裏にはなんと井伊が隠れてます。
ドラマのためにはこれくらい捏造しないとだめですよね。

その方、ご老中間部様と刺し違えようとしたのではないか!?
刺し違えるなど、申した覚えはございませぬ!お諫めしようとしただけでございます!
なんだか十一年前の大河「新選組!」の「私は近藤勇ではございませぬ!」並にバレバレ尋問ですね。
松陰先生、その言い訳は苦しい。

さらに、そもそも老中を諌めるとか不敬じゃん!と問われ
ならば、天子さまのお許しも得ず、メリケンとの条約を結んだ井伊様こそ、不敬の至りでござる!
伊之助に焚き付けられたので、とことん処刑コースまっしぐら発言を続ける松陰先生です。
モブは騒ぎ出しますが、裏で井伊は続けろと指示します。

徳川家が二百年以上の長きに渡りこの日本国を太平に保たれてきたんは、公方様が徳を以て治めてきたからに相違なく。
しかし今、幕府はこの国を想うて立ち上がった者たちを次々に捕え拷問し処刑している

徳ではなく、力で政を押し付けんとする井伊大老に、この国の未来を託すことができましょうや!
あー…。
徳川家が二百六十年続いているのは「徳の政」のおかげとか。
松陰先生、おめでたいですね
私、徳川がこれだけ長く続いた理由の一つは、あなたのような不穏分子をいち早く摘み取ってきたからだと思うのですが、どうでしょうか。

若き日、私は日本中の土地を歩き回りました。
どの地にも人がいて暮らしがあり、皆己の幸せを信じて懸命に生きていた。
その営みを脅かす者があるならば、異国であろうとご公儀であろうと、私は戦いを挑む覚悟にございます!

あなたに幸せを踏みにじられた人が萩には何人かいるわけなんですが、そのへんの人たちに復讐されても、文句言えませんね。
金子の家族とか、稔麿の家族とか、入江や野村家の家族とか。


ここで満を持して現れる井伊大老。
何で松陰がこの人が井伊ってわかったって?
そんなの知りません!

ここでこの二人の問答が繰り広げられるのですが、正直松陰先生が井伊の問いにまったく的確な答えを出してくださらないので、なんだか用意していた自己PRを披露したいだけの就職面接を見ている気分でした。
これ、絶対落ちるわ松陰先生。

Q.「国を混乱に陥れているのはお前たちの方ではないか?」
A.「我らはただ、我らの想う一歩を踏み出し、国を救いたいと思うておるのみ」

Q.「その一歩とは攘夷か?」
A.「異国の大筒に脅され国を開いては、いずれ日本国は異国の思うがままにされてしまいます」

Q.「なればこそ、国は強くならねばならん。異国に国を開き、異国の手を借りて…」
A.「草莽の声に耳をお傾けくだされ!」
面接官の言葉を遮っているので、さらに減点。

秩序を欠いては国は国でなくなる
この井伊、完全にここで説得しているというか、松陰を言い聞かせてます。
何この優しい声。
もう不採用は決定だけど、求職者の間違いを正そうとしている面接官にしか見えなくなってきました。

もはや、この国はただ一握りの者たちの手では持ちこたえられませぬ!
万人が力を尽くし、守らねば!
徳を無くした政の果ては亡国にございます

目元ぴくぴく井伊。だめだこいつ、早く何とかしないと…!

許さん
ついに井伊さんの気持ちが決まりました。
というか、会話が成り立っていないので、もうここらで面接は終わらせるしかありません。
もとより、命など惜しんではおりません
きりっ。
キマったー!俺の最後の渾身の自己PRキマったー!
しかも、どの質問にも淀みなく答えられたし!
どこの就活生だよ、松陰先生。


なんだか、渾身の面接(討論)を終えた松陰先生はもう思い残すところはなくなったようで、遺書と辞世を書き始めます。
有名な『留魂録』です。

このうち一冊を長州の者に渡してほしいんです。あなたが獄を出たら
誰かに阻まれて萩まで届かんかもしれん。じゃから、最後の一冊をあなたに託したいんです
松陰先生、同じものを二部作成し、なんとこの超うさんくさい牢名主に託します。

最後の…。蔓は?
蔓はもうありません。ですから、貴方を信じるしか
高杉という金蔓がいなくなったので、松陰先生にお金がもうありません。

しかし、なんだか知りませんが金がらみ以外で人と深く関わったことはないぜ!と言っていたおっさんの心はここで動かされるみたいですよ。
なぜこの人が松陰のお願いを聞いてくれるのかはわかりません。
度胸があるやつと認められたということにしておきます。


史実準拠の台詞だけは素晴らしい


萩ではなんと、今回三回目のおにぎりタイムが繰り広げられていました。
一週休んだからって次週に三回もおにぎりを出すとは…スタッフの意地が感じられます。

ときどき、考えておったんです。
十七の時、馬から落ちておらんかったら、私はどのような道を歩んでおったんじゃろうかと。じゃが、今日わかった。つまずきも苦しみも、みな己じゃ。
じゃからこそ、先生と巡り合え、こうして皆も出会えた。
こうして言葉を交わし、顔を見合わせることが、これほど力になるとは

「できればこれからも、みなさんと共に…」
なんだか前原の綺麗な言葉で、やっぱり松下村塾は素晴らしいという方向に持っていくようです。
皆さんで集まって何をしてるかって言えば、おにぎり食べてるだけなのですが。

そもそも、前原の足がどうちゃらって話、今回初耳なのですが。
確かに、だいぶ前の回でどういうわけか杉家の母に自分は「足が遅い」とか漏らしていた気がしますが、あれは物理的に足が悪いから歩くのが遅いという意味だったんですか。
そうですか。


そうそう、ここで前回の富永で味を占めたのか松陰先生の生霊(いや、これもう死後か。かろうじて亡霊か)が杉家に出没します。
父と母の前に現れた後、今度は塾生と文を優しく見守るかのような松陰。

ところがこのシーン、塾生が浮かれて腕相撲大会をしているというアホなシーンなんですね。
こいつら、議論したいんじゃなくてやっぱり塾でおにぎり食べて遊びたかっただけなんじゃ…。
やっぱり至誠なんて言葉だけで持ってなかったんじゃ…。

ここで完全に高杉と久坂に差がつきましたね
もう久坂は駄目ですね。\(^o^)/


さて、腕相撲大会も終了した後、杉家に伊之助が戻ってきました。
ただし、暗い顔で手紙と留魂録と形見を持ち帰っての帰還です。
伊之助さんが江戸に行けばもう大丈夫!と楽観視していた久坂と文にとっては寝耳に水です。
言えませんよね、まさか止めに行ったつもりが自殺教唆してきただなんて。

親思ふ、心にまさる親ごころ。けふの音づれ、何ときくらん
散々親に迷惑しかかけてこなかった本作の松陰先生ですが、最期は親の気持ちを慮った句を残してくれます。

そして、松陰先生の手紙の朗読シーンへ。
今、私は死を前にして心安らかです。
今更誰を恨もうという気もありません

うん、恨むも何も完全に自爆ですからね、今回の松陰先生。

映像は井伊が「遠島」に紙を貼り「死罪」に訂正するシーンです。
先ほどの面接のお祈りメールの作成中のようです。

お祈りメール…日本の就職活動における用語の一つで、企業からの不採用通知の俗称である。

なんだか悲しそうな顔に見えないこともない井伊。


それは命についてこう悟ったからです。
春に種をまき、夏に苗を植え、秋に実り、冬には蓄える。
人にも同じように四季があります。人の命とは歳月の長さではない。
十歳で死んでいく者は十歳の中に、二十歳で死ぬ者は二十歳の中にそれぞれ春夏秋冬があり、実を結んでいる。
私は三十歳ですが、収穫の時を迎えたと思っています」
「もし、同志の中で私の心を継いでくれる人がいたら、私の身は空ではない。
どうか、一粒のモミとして、次の春の種となれますよう

いやー、超かっこいいです。
煽りではなく。
やはりモノホンの吉田松陰先生のお言葉はすごいですね
一応先週あたりで杉家の父が種を見て、命はずっと続いていくとかつぶやいていましたが、あのシーンが杉家三兄弟の馬鹿シーンはしゃぎシーンにとってつけたかのような扱いだったため、全然重みがなかったのが残念です。


ここで、映像は松陰先生処刑シーンに移ります。

盛り上がる音楽。
振り上げられる刀。
全てを受け入れて安らかな松陰。

暗転

…え?
ここ、不自然にブチって切れましたよね?
音楽もブチって。
コラールのような声楽も不自然にブチって。

これ、絶対おかしいと思う。編集ミスだと思う。
最初、テレビの配線が切れたのか、チャンネルが何かのはずみで変わってしまったのではないかと驚きました。
後にネットに上げられた動画もチェックしてみましたが、やはり一様にブチ切れていたので、どうやら我が家のテレビのせいではなかったようです。
余韻も何もあったもんじゃありません


この後、悲しむ杉家とボタンを握りしめる文の絵で今回は終了となりました。


安政の大獄はよくわからんうちに終了とのナレーションが流れました。
ま、まあ確かに最後の刑死者は松陰ですが、実は弾圧はまだ続いていたようですね、本当は。
結局、その全貌もなぜ終了したのかもまったく見えてこない、謎のイベントにしか思えない安政の大獄でしたなー。



次回、「龍馬、登場!」

~三行でわかる次回予告~
吉田松陰は死してなお生き続ける!で塾生一同でお墓参り
大量のおにぎりを持ってほほえむ文
龍馬、ドン!

えっと…どうやら来週から主人公は「幕末の大正義」、「永遠のヒーロー」と名高い坂本龍馬となるようです。
こんなにわかりやすいテコ入れがあっていいのでしょうか。

松陰先生亡き後の長州ドラマがいきなり自前の長州藩士メインではなくて、ぽっと出の土佐人に頑張ってもらうなんてことで良いのでしょうか。
いや、良くない。
そこはなんとしてでも高杉(もうこの作品の久坂には期待してません。すみません。)メインで行くべきでしょう。

さらになんだか兄が死んだなんて嘘のように、かつてないほどの大量のおにぎりを持ってほほえむ文とか悪い予感しかしません。
何なんですか、今度は龍馬をおにぎりで餌付けするつもりなんですか?
長州志士だけでは飽き足らず、龍馬すらも文のおにぎりで育てた志士に仕立て上げるつもりなんでしょうか。
やめてくださいw


…そういえば私、まだ希望を持っていた第一回の感想で、久坂と親しいし長州にも後々入り浸るから中岡慎太郎とか出たらいいなー、とか血迷ったことを冒頭で書いていました。
前言撤回させてください。
中岡は彼の生家に一人で巡礼に行くほど好きだったもので、つい考えなしに書いてしまいました…。
お願いだから、他藩の人たちはそっとしておいてください。

でも、むしろ後に都落ちして長州にやってくる三条実美たち公卿にまで、文がおにぎり振る舞いそうな勢いだもんなー。
…寒気がしてきました。そうならないことを切に祈ります。
そして、そろそろ龍馬よりも先に桂先生を出してあげても良いと思うんだ…。


それにしても龍馬、老けすぎです。
三十代で亡くなる龍馬に実力派俳優とはいえ、テコ入れ要員がおじさん(失礼ですみません。でも50代ですからね…。)で良いのでしょうか。

にほんブログ村 歴史ブログへ ←押していただけるとものすごく励みになります。



●花燃ゆ感想バックナンバー
「花燃ゆ」感想 第一話「人結ぶ妹」
「花燃ゆ」感想 第二話「波乱の恋文」
「花燃ゆ」感想 第三話「ついてない男」
「花燃ゆ」感想 第四回「生きてつかあさい」
「花燃ゆ」感想 第五回「志の果て」
「花燃ゆ」感想 第六回「女囚の秘密」
「花燃ゆ」感想 第七回「放たれる寅」
「花燃ゆ」感想 第八回「熱血先生、誕生」
「花燃ゆ」感想 第九回「高杉晋作、参上」
「花燃ゆ」感想 第十回「躍動!松下村塾」

第十一話以降はこちらへどうぞ↓
大河ドラマ「花燃ゆ」感想・つっこみバックナンバーまとめ

Trackback

2015/04/28 (Tue) 23:48

江戸に送られた松陰(伊勢谷友介)の詮議がついに始まった。 幕府側は罪の証拠をつかんではいなかったが、松陰は自ら罪をほのめかす供述を 始める。萩でそれを知った小田村伊之助(大沢たかお)は松陰の真意を確かめ死罪を 免れるために諭そうと、江戸での対面を果たす。 松陰は井伊直弼との対決を望んでいた。 文(井上真央)は夫・久坂玄瑞(東出昌大)と兄の帰りを待ち、松下村塾を守っていたが、 ...

ドラマ@見取り八段・実0段 - http://doramablo.blog59.fc2.com/blog-entry-4589.html
2015/04/29 (Wed) 09:52

「松陰、最期の言葉」 第17回の視聴率は、前回の10.7%より上がって、12.6

ショコラの日記帳・別館 - http://chocora425.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/17-14df.html
2015/04/29 (Wed) 22:27

最後の食卓の次は最期の言葉ですか~。伸ばしますねえ、ここら辺が山場であることは間違いないんですけど、伸ばしますねええ~~~。にしてもしかし伊勢谷さまの腕の見せ所でもございます。今作ではいまいちその偉さが伝わってこない感が無きにしもアラポテト、こうなったら魂の演技で!人間の魅力で!視聴者の胸をどんどこどんと打って下さいませ、伊勢谷様~。

真田のよもやま話 - http://sanada.at.webry.info/201504/article_4.html
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。