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「花燃ゆ」感想 第十八回「龍馬!登場」

もう今週から龍馬が主人公でいいんじゃないかな!

花燃ゆ

今週、かつてないほどに感想を書く気が起こりませんでした。
何故かと言えば…何ででしょう…。
単純につまらなかったからですかね。

まさか松下村塾メンバーの成長期間(?)、充電期間(?)の万延年間(と言っても一年しかないけど)を総スルーした挙句に、松陰のライバルみたいな描き方をした井伊の最期である桜田門外の変があれで終わりだと…!?\(^o^)/
長井雅楽の航海遠略策出てくるの早すぎじゃね?と思ったら、いきなり文久元年になってるだと…!?

久坂玄瑞、高杉晋作、桂小五郎あたりのこの頃の年表を見ると、新しい仕事に取り組んだり、勉強したり、他藩の人と人脈を築いたりと後の彼らの血肉となる行動をたくさんとっている時期なのですが、なんと今回萩残留組がくすぶってるだけで終了しました。


「幕末男子の育て方」がテーマのくせに長州の幕末男子の成長過程をすっ飛ばして何をするつもりなんだ、花燃ゆ。
龍馬なんか出してる場合じゃないよ、花燃ゆ。

(注意)
台詞は字幕なしで適当に聞こえた言葉を書いているので、間違っていたら…ごめんなさい。

第十八回「龍馬!登場」(2015年5月3日放送)


視聴者びっくりのインスタントな安政の大獄


1860(安政7)年2月。
前回のラストから二ヶ月以上が経ち、文の松陰宛ての独白から始まります。

こっちは底冷えするけど、そっちはどう?
高杉さんが先日結婚したよ!
先日、寅兄さまの百日祭したよ!

要約するとこんな感じです。
先週、ここで出さなくてもいいだろうと書いてしまった高杉の嫁候補、雅さんですがいつの間にかもう結婚していたようです。
まあ、これは松下村塾メインではなく文メインのドラマなので、高杉の祝言模様なんてどうでもいいですね。


この後、文は松下村塾の看板を見て沈む叔父上を見つけます。

もう、終いじゃ。もはやこれまでじゃ
この塾、本当は文之進叔父さんのものですもんね。
そんな描写は微塵もありませんでしたが、甥が死んでしまい塾の再興も絶望的なことに沈むのは無理もありません。
まあ、このドラマだと松陰の〇ジキチはこの叔父さんのせいみたいになってるので、複雑な気持ちですけどね。

いえ、これからです。
寅兄さまはここを小田村様に託されました。
小田村の兄上ならきっと松下村塾を引き継いでくださいます

ポジティブ文は伊之助ならなんとかしてくれるだろう!となかなか他力本願な希望を胸に叔父さんを励まします。

困ったときの伊之助兄さんです。
伊之助、どんだけ便利キャラなんだよ!
文は伊之助をドラえもんか何かと勘違いしてませんかね。


しかし、その頃伊之助は三田尻の越氏塾の塾長をしろと周布に迫られていました。

じゃが、私は寅次郎に託されました。松下村塾を頼むと。
それに今この大事のときに萩を離れるわけには

この時は伊之助も松下村塾をなんとかする気満々のようですね。
松陰先生を貶めたのは伊之助と誤解して伊之助を斬りつけかねない勢いだった塾生どもをどうやって指導していくつもりなのかは皆目わかりませんが。

だからこそじゃ。
寅次郎を失い、塾生たちはいきり立っておる。
何をしでかすかわからん。
今、松下村塾を復興させるわけにはいかんのじゃ。
江戸の井伊大老が目を光らせているうちは

周布様はこれ以上、問題事を増やしたくありません。
できれば塾を抹殺したいに違いありませんが、ここは遠回しにまだその時期ではないと諭します。
ひょっとして今まで驚きの謎出世で出しゃばり続けて長州藩の藩政に首をつっこんでいた伊之助を三田尻に左遷したいのかなと疑ってしまいますね。
伊之助は渋い顔ですが、どうするつもりなのでしょうか。
わくわく。


1860年最大のイベントと言えば桜田門外の変ですよね。
ついにきましたね、安政7年3月3日が。
このドラマでは吉田松陰のラスボスとして立ちはだかった井伊直弼が亡くなる事件です。きっとこのドラマで一番かっこよかった高橋さんの井伊が貫録たっぷりに退場するに違いありません。

この日、江戸では季節外れの雪が降っていました。
彦根藩邸に飾られた雛人形を見て見事な設えに感嘆する井伊。

いつか、彦根の姫様にお譲りできたらと
初登場ですが、奥方とのおそらく最後の会話です。

あの子も喜ぶだろう。今日は早く帰ろう。
吞もう。雛を愛でながら

なんともわかりやすい死亡フラグでございますね。
まあ、いいです。

江戸城に出仕する井伊。
すると数秒も立たずに銃声が一発鳴り響きます。

旦那様!?
真っ白な雪の中に落ちる椿。
いいね、なんだか雰囲気あるね。

桜田門外の変、終了

え?

まさかの桜田門外の変はナレーションとテロップと銃声一発で終了です。
これでいいんですかね。
みんな高橋さんが迫力一杯に倒れるシーンを期待してたんじゃないですかね。

それでなくとも、一応主人公の兄を死に追いやったことになっている張本人の死ですよ?
もうちょっと頑張っても良いんじゃないでしょうか。


杉家総出演のノルマ消化


桜田門外の変の報せは杉家にも書状でもたらされます。
まさか、どなたか塾生が?長州はいらっしゃらないのですね!?
旦那様はこのこと…

ああ、やりかねませんよね。
先生の仇。
このおにぎり食べてだべってる本作の松下村塾メンバーがそんな気概を見せてくれる要素は今のところ1ミリもないですが。

ここで久坂が現れます。

痛恨の極みじゃ。本来なら長州が為すべきこと!他藩に先を越されるとは
おいおい、この義父、義母、義兄のメンツの前でそれを言うのかね、久坂さん。
水戸藩浪士のことはまったく描かれなかったけど、君が萩で夫婦ごっこしてるよりもよっぽど覚悟を持って今回臨んだんじゃないかな。

知っちょったんか?江戸でこねえな謀があると知っちょったんか?
梅太郎兄さんは早くも松陰化している久坂を責める口調です。

まさか、知る由もございません
あ、やべ。口が滑ったわ…。
と言い出しかねない久坂にしか見えません。
不穏な空気の杉家。
久坂、おまえ…。

人には四季がある。そう寅次郎が留魂録に。
春、夏、秋、冬。
すべて過ごして寅次郎は悔いなく逝ったんじゃろう。
みんなそうであればいいが

久坂に諭すように語る父。
おまえはまだ四季を経験してないんだから、こんなことするんじゃないよ!と言いたげですね。

不思議ですねえ。井伊大老様がお討たれになってどねえなお気持ちじゃったろうか。
奥方様はお子様たちはどうなされとるか。つい考えてしまう

いつでも不気味な笑顔に定評のあるお母上は、ここでもずれた感想を披露してくれます。
正直、コメントに困ります。

お優しいこと。誰も恨むでなく、文句一つ言うのでもなく、静かに穏やかに日々過ごされて。でもやからこそ、本当はご心中どねえにお辛いかと思うと。
また笑ろうていただきたい。せわあないって

亀さんは舅、姑の気持ちを慮りますが、ここで文さんの根拠のない励ましがまた聞けます。

大丈夫。松下村塾が再開すれば、小田村の兄上が師範となればまた大勢集まります
どうやら、松下村塾の塾生がこの家にたむろすることで、父母の笑顔がまた見られると言いたいらしいですよ。
何を根拠に…と言いたいですが、どうやら今週の中盤で本当に塾生がまた集まるだけで父母が元気になっちゃうんだから困ります。
根っからのおもてなし精神の塊です、この杉家の人々。
しかし、ここで亀に小田村は三田尻に行くから松下村塾に来てくれないんじゃね?と聞き、文は驚きます。


一方、寿お姉さんはかつてないほどにお穏やかでした。
引越し作業に追われていますが、厄介な兄が消え、夫は悪がきだらけの萩を離れて三田尻に移住することを決めたので心は晴れ晴れとしているようです。
ぶれないな、この姉さん。
でもこのぶれなさが逆に好感が持てるのはなぜでしょうか。

ここで伊之助が登場しますが、文は怒ります。

はい、怒っちょります。兄上なら来て下さると思うてました。
寅兄さまの信じた兄上なら。やのに、いくら藩命でも…

藩命だからね、仕方ないよ。
伊之助もあの塾を第一にしている場合ではないのだよ。
ぶっちゃけ、出世にも響くからな。

俺が決めた。
井伊大老が討たれて、幕府はさらに力を以て攘夷派を潰しにくるじゃろう。
それで今松下村塾を復興させれば、政に利用され今度こそ潰されるかもしれん
。そうなることだけは今は避けたいんじゃ

これからは乱世じゃ。それに備えるなら
見事に周布様の受け売りでやり過ごす伊之助
このドラマを見る限り、どう考えても「政に利用される」より先に塾生が自滅して塾が潰される方が早い気がしてなりません。
しかし、不満気な文。

すまんかった!寅次郎を守ると決めたのに、守り切れんかった
守るつもりだったけど、その場のノリで松陰を煽って処刑コースに導いてしまった!とは死んでも言えません。

文はオールマイティー便利キャラ伊之助を失ってしまいました。


おにぎり塾再開


さて、入江と野村がなぜか釈放されました。
釈放された理由はこのドラマでは些末事なので、語られません。

さっそく塾生で真昼間から飲み会を開きます。

私は詫びにゃあなりません。
伏見で殿を待ち伏せても直訴、伏見要駕策。
私が誰にも話さんかったら

前原は背負わなくてもいい責任を感じてたので、ここぞとばかりにこの場で謝ります。

おかげでこうしてまた会えた。
わかっちょる。前原さんは前原さんの誠を尽くしたと。
何も謝ること、ありゃあせん

やっと前原は悪くないとフォローしてくれたのは入江でした。
これね、先週文が言ってればよかったのにね。
主人公なんだからこのくらい言ってくれても良かったのにね。

今思えば、二人のおかげでどんだけ先生は救われたか。
二の足を踏んだ俺たちに成り代わり、身を以て誠の忠義とは何かを示してくれた

久坂は入江と野村の健闘を称えますが、あれで誠の忠義が示せたというのは何か釈然としません。
先生の言うことを何でも聞くのが忠義なんでしょうか。
なんだか、久坂さんが妄信的で怖いです。

そうそう、いつか入江や野村に対する松陰の気遣いエピソードが全カットされててけしからんと書いた気がしますが、ここで
お優しい方じゃった。獄中にも本を届けてくれて、母にもお気遣いの文を
入江のこんな台詞がありました。
後出しでフォローとは…。

以降、松陰の良いところを小学生の卒業式の呼びかけのように語っていく塾生
あ、もちろんおにぎりを食べながらね。
ここに文が普通に紛れているのが違和感MAXですが、やっぱり文さんはサークルの姫みたいなポジションをやりたいんだろうなー、きっと。


この集会のあと、文は久坂に語りかけます。
久しぶりにほっとしました。
前はようここから聞いておりました。塾生さんたちの笑い声

松下村塾、いつかまた始めてつかあさい
けわしい顔の久坂は答えません。
どう考えてもこのドラマの久坂に松陰の後釜(学問の塾の塾長的な意味で)が務まるとは思えません。
テロ集団のリーダー的な意味なら、いけそうですけどね。


久坂の扱いが不憫すぎる


萩城で長井の「航海遠略策」が提出されました。
全国的に注目されていた将軍継嗣問題、公武合体論などの背景も何もなしにいきなりこれです。
長井さん、いきなりどうしたの?って展開ですね(笑)

これしかない。良いか、もうすでに条約は締結したんじゃ。
まず上下の秩序を正すべきじゃ

朝廷と幕府の上下じゃ。改めて朝廷から開国の勅命をお出しいただき。幕府が遂行する。朝廷と幕府。この順序を正すことで、ご政道も安定するじゃろう

え、もう航海遠略策?
早いですね。航海遠略策が実は長州藩藩是となるよりもだいぶ前に提唱されていたのかなとも思いましたが、この後すぐに作中で藩是になっちゃうんですよね。
つまりこれ、もう万延元年終わってるんでしょうか。
すっ飛ばしすぎじゃないでしょうか。

椋梨「なるほど。あくまでも朝廷を尊び
高杉(父)「ご公儀の策にも添う形に…
さりげなく、今まで失脚していたことになっていた椋梨が普通に再登場しております。

しばらく!
ここで口を挟んだのはまたしても伊之助です。
またおまえか、という雰囲気がその場で流れます。

ひとつ見誤っておられる。熱をどうなさる?
気づかれませぬか?各地で高まる怒り、嘆き、嘆き。
なぜ皆斬り合う。なぜ戦おうとする。
突如現れた外敵との怒り。内政への不満。
各地でひとかたならぬうねりを見せております!

伊之助も草莽崛起派のようです。

いやあ、申す意味が…
長井さん、困惑。

朝廷、幕府のみを見て策を講じてはいけない!
上辺だけの方便ではもはや熱は引きませぬ!
もしこの折衷案を藩是、藩の方針として出せば乱世はさらに乱れ、混乱はさらに生じます!

正直、航海遠略策反対はこのドラマのメンツの中では久坂の独壇場なので、もうちょっと久坂を上手く使ってあげればいいのにな、と思います。
ここでも伊之助さんですか。
今のところ、ことごとく久坂の活動が伊之助に奪われているので可哀想です。

とくに松下村塾周りでか?
答えられない伊之助。
図星すぎてやばい。


場面変わって夜の料亭だか遊郭です。
藩の重臣たちで飲んでいるようです。
すでに内々に京都や江戸で周旋中の長井。

皆そろそろ折り合いをつけたい時分なのか、大方の賛同を得られておる
自分が提唱した策が概ね受け入れられているようで満足気です。


しかし、ここでずかずかと久坂が乱入してきます。
何やねん、この無礼な登場の仕方は。

何卒ご容赦を。私でございます。こやつを呼んだのは
伊之助はとっさに庇います。
もう、早くあなたは三田尻に逃げた方が良い。
本当に出世に響くぞ。

恐れながら、航海遠略策、あれはただの甘言に過ぎず
朝廷に開国の勅許をお出しいただくための奸計かと存じまする
開口一番これです。
久坂さん、知的な人っぽさが微塵も感じられないどころかマナーすらも危ういです。

かの通商条約のおかげで金は流出、物価は高騰。
民は暮らしに喘いでおります。
通商し、国力をつけるどころかこのままではこの国は内から滅亡します

久坂がこの考えに至った過程がガン無視されているのが悲しいですね。

ここで長井が反撃に出ます。
そうならぬよう、知恵を絞り通称に励むんじゃ。
それに国を開き、通称の優位に立とうという論は、むしろ松陰の考えに通じるのでは?

なぜ今更、わが師の名を?
知っておったんじゃろ?江戸に行けば死罪になると!
もし助けるつもりなら、いかようにもできたはず!
なのにむざむざ引き渡した!

久坂は激怒します。
松陰が掲げていた論をここで利用されるのを怒る気持ちはわかる。
でも松陰が死んだのは長井のせいじゃないぞ
松陰の自滅だからな、はっきり言って。

覚悟なされよ。御身を弾劾する!
周布や伊之助にどやされながら久坂は退場。
やり方がひどすぎます
久坂さん、本当は正式な場で航海遠略策についてだいぶ向き合っていたはずじゃないですか。
それが何でこんなゲリラみたいな悪手としか思えないこの場だけで片付けられてるんですか。
可哀想じゃないですか(笑)

何を考えておる?今や時の寵児のようにもてはやされておる長井様を懐柔する数少ない機会。なのにおまえは勝手に乗り込み、恨みつらみをぶちまけてしもうた
伊之助にも後で別室で怒られました。

あの男、江戸で先生を見殺しに
言い訳乙ですよ、久坂さん。

忘れたんか?寅次郎の熱を、魂を。
あいつの願うたように、この国を変えてみせる!
そうすることで寅次郎は死なん。
久坂、考えろ。今おまえのすべきことを

おまえの志はなんじゃ?
ここで伊之助お得意のドヤ顔キメ台詞ですね、はい。


文って改めて見るとただの凡人ですよね…


ナレーションによると「久坂の想いは届かず、航海遠略策は藩是に」なったようです。
久坂の熱い想いのシーンが少なかったからね、シカタナイネ!
それにしても久坂が真面目に航海遠略策反対を唱えるシーンもなく、もう文久元年秋ですか。

しかし、久坂は塾生たちに語ります。
今ならようわかる。先生の言う草莽崛起。
ここにおる草莽の志士たちがこの国を変える。
保身にはしる幕府の役人なんぞ、もはやあてにはせん!
無能な公家も諸大名も顧みるに値せん!
藩の決定も大事の前ではもはや小事じゃ!

この国を変える。変えてみせる!
俺の意見が受け入れられないなら、もう無能なやつらなんかどうでもいい。
俺たちだけで世界を変えようぜ!ということか。
久坂の台詞がことごとく薄っぺらいです。


ここで、杉家には朗報がもたらされます。
松下村塾再開です
おにぎりを握りながら文は嬉しそうです。
はい、皆さん集まって寅兄の御本を読まれとるようです

まあー、そりゃああの子一番喜ぶわねえ!
帰ってきたか、みんな!
風呂を沸かし、何か料理を作ろうとする父と母、喜ぶ兄…。
うわー、本当に松下村塾再開だけで笑顔を取り戻したよこの家族。
松陰がいた頃に戻って嬉しいってことなんでしょうけどね。けどね。


みなさん、ごはんですよ!
私、まさか松陰の死後はしばらく文のおにぎり地獄は控えるんだろうな、と勝手に思ってましたが甘かったようです。
まさか次週ですでにこれとは…。

ところが、塾生たちはいつになく真剣に一斉に写本に取り組んでいました。
入江が獄におったとき写本で一家の暮らしを支えたと聞いて思い出した。一燈銭申合
これを蓄えにするんです
毎月写本60枚をそれぞれ持ち寄り、もし不足したときは一枚5文を収め、償うとのこと。
これからは藩を超えて身分を超えて同志と結びつく。そのための軍師金じゃ
軍資金…
言葉がまずいよ、久坂。
平和主義者(笑)の文さんが早くも反応しちゃってるよ。
でも、まあここまではいいと思うんです。
そもそも、塾が再開したと思っているのは文だけで、勘違いですからね。
久坂はもうそんな塾をやっている場合ではないって感じですからね。
まずいのはその後ですね。

火急の際、いつでも江戸や京に馳せ参じられるように。
そして、もしそこで命を落としてもその志を讃える墓をを立てるために

笑顔で語る久坂。

「これで安心して、いつでも死ねる」、「華々しく、戦うて散らんと」、
「死に等級をつけるんですか?」、「ああそうじゃ。墓碑の大小にかかわる」
完全に危ない方向です。
皆さん松陰先生の無鉄砲で狂信的なところだけ受け継いでしまってますね。
まずいですね。

無言で去る文。
妻の異変に気づき、追いかける久坂。


塾は、松下村塾はどこにいったんでございますか?
なんでしょう、あれは?寅兄さまの本を写して売って墓を立てる?
江戸や京へ行って誰を斬るの?誰が斬られんの?
いったい何人死ぬんですか?
寅兄さまはどう思われるでしょう。
あねな、ただ死に急ぐ場所を探すだけ…

極めて現代的ですが、まあ言っていることはわかります。
こいつら、華々しく死ぬことが第一目的になっていて、その過程で何をするのかまったく考えてませんからね。

あなたという夫の妻でもあります!望んではいけんのですか?
あなたに無事でいてほしい。夫婦らしい暮らしがしたい。
やや子を授かって母親になりたい。望むんはいけんのですか?

文さん、なんか凡人になったな。
寿と同じレベルになったな。
なんというか、この調子では本当に文によって「幕末男子」が育つのか怪しくなってまいりました
「おまえらがやることはそんなことじゃないだろう!その過程のことを考えろや!」くらい言えないのでしょうか。

寅兄さまなら、学べというはずです。だってここは寅兄さまの…
もうおられん!先生はおらん!どこにもおらん!」
消えた。刑場の露となって…。もう、おられん。
じゃからこそ俺は、その志を!

去る文。泣く文。
ところで、ここで言うことではないのかもしれませんが、久坂の志って何なんでしょうか。


予想通りすべてを持っていく龍馬さん


ここで不穏な音楽をバックに怪しげな龍馬さんが登場します。
超小汚い格好です。

このドラマ、若い女性を取り込むことを目的とした幕末イケメンパラダイスを目指してるんなら、ファンが多い龍馬ももうちょっと若いイケメンにした方が良かったんじゃないでしょうか
確かに演技は上手いんで、言うことはないんですけどね。
コンセプトがぶれぶれです。
これでは「龍馬、(イケメンで)かっこいい♡」にはつながらないのでは…。


さて、いきなり同郷の土佐勤王党リーダーの武市の話を始める龍馬さん。
武市から久坂への手紙を預かってきたらしいですね。
その辺の土佐の勤王党事情についてはもちろんスルーです。

自分で補完してくださいということか。
このドラマ、ライト層を狙っている割には時代背景を詳しく描いてくれないので、登場人物がいったい何をしているのか本当に意味不明です。

そうじゃ、蟄居されとったお部屋!見てもええかえ?
龍馬が松陰の何をどう感銘を受けているのかまったく語られませんが、すでに龍馬さんは松陰先生のファンです。
聖地巡礼がしたくてしかたありません。

龍馬を松陰の部屋に案内する文。

どういうお人じゃった?吉田松陰先生は

優しい人でした。熱い人でした
松陰の熱いエピソードを語る文。

でも寂しかったと思います。
こんまいときから叔父に厳しく育てられて、神童、天才って呼ばれて。
ずっと一人で。やから、せめて私たち家族だけは、ただの寅兄って。
朝起きて、食べて、寝て。
そういう普通の暮らしに戻そう戻そうとして、でも逝ってしまいました。
消えて、おらんくなった

何がいけんかったんか。
もちいと怒りゃ、泣いて止めればよかったんか。
どうすりゃ、生きちょってくれたんか

泣く文。
いやー、文がやたら能天気に兄に接していたのは兄の気持ちを推し量っていたからだったんですね。
そんな文の気持ちを松陰存命中に描いてくれれば文のポイントも上がったのかもしれないのにね。

知らんし、松陰なんて。そねえな名前。
私たちにとってはただの…

泣き出す文。
おい、龍馬さんが困るだろう。
というか、天下の坂本龍馬を出しておいて文の愚痴聞き役にするというのはどうなのか。
龍馬の使い方としてどうなのか。


もし、おまんの兄上に会えたら聞きたいことがあったのう。
フレーへードいうて、何じゃ?

兄上が書いた文にあったそうじゃき。
フレーヘード、声高く叫ばにゃ、と。
異国の言葉で自由。つまり、何物にもとらわれない

ようわからんけんど、まっことええもんに思える。
この堅っ苦しい国のどこにあったろう。
きっと遥か海の向こう、天の向こうにかあらん

あ、龍馬さんは松陰の「フレーへード」に惚れていたようですね。
しかし、残念です。
なんて言ったって作中で松陰の「フレーヘード」は、富永の生霊に対して一度語ったのみですからね。
いつのまに土佐にまで広まってたの、これ。
松陰が全国の攘夷派を目覚めさせたという方向に持っていきたいわりには杜撰すぎませんかね。

おまんはさっき、兄上は消えた。おらんくなったと言うたけんど、
「自由になった」そうは思えんかや。兄上は今、フレーへ―ドじゃき

それに、もうおまんらのもんだけやない。
長州だけのもんでもない。吉田松陰はみんなを繋ぐ。
この国の志あるもん、みんなを。
死してなお、生き続ける。
それが吉田松陰。まっこと漢の中の漢

わしもやるき。何物にもとらわれん、我が為すことは我のみぞ知る。フレーヘードじゃき
心穏やかになった文。
はい、龍馬さんは良いこと言いますね。

おい、完全に今のところ志士としても男としても龍馬>久坂じゃん。
やっぱり予想通り、龍馬に全部いいところ取られてるじゃん、長州藩。


この後、久坂が評価上げに必死なシーンで今回は終わります。

文、俺は種にならんと。
一粒の籾として次の種にならんといけん


もし、同志の中で私の心を継いでくれる人がいたら、私の身は殻ではない。
どうか、一粒のモミとして、次の春の種となれますよう

松陰の言葉を思い出す文さん。

俺たちはここで先生にまかれた種じゃ。
単なる籾殻か、米粒であるかはこれから何を為すかで決まる。
どうかそれを、見定めてくれ。
ようやった。いつかそう思うてほしいんじゃ

これからどねえなるかはわからんが、おまえにだけはようやったと。
俺にはおまえしかおらんのやから

どういう心境の変化なの、久坂w
なぜいきなりこんな立派なこと言うようになったの、あなた。

手を取り合う二人。抱き合う二人。
え、文さんこれでいいの?
さっきの墓ありきのこいつらの志(笑)の件を容認してるみたいだけど。

まあ、何か知らないですけど、美しい話だなー(棒)



次回、「女たち、手を組む」

~三行でわかる次回予告~
高杉「どでかいことしようや!世界を変えるんじゃ!」
京へ、上海へ、それぞれの道に突き進む男達
それを支える女たちの志とは

いやー、来週のサブタイトルやばいですね。
地雷な匂いがぷんぷんしますね。
とてつもなくつまらなそうです。
それとも、やっと文が男を育てる話になるのでしょうか。

高杉が上海に行くようですので、このアレな松下村塾を変えるきっかけを高杉あたりに期待するしかありません。
いや、結局はイギリス公使館焼き討ちあたりに結びつくので、そこらへんをどう擁護するのか気になりますが。


今回、本当に文を無理やり出す弊害が顕著な回だと思いました。
松陰亡き後、独自に動き出す松下村塾メンバーが完全にサブです。
というか語られてません。
龍馬先生のカウンセリングで文が元気になるだけの話じゃないですか。

これで来週、何の脈絡もなく男たちが動き出すんですかね。
せめて久坂と高杉あたりはこの間の補完をしてやるべきだったんじゃないですかね。

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●花燃ゆ感想バックナンバー
「花燃ゆ」感想 第一話「人結ぶ妹」
「花燃ゆ」感想 第二話「波乱の恋文」
「花燃ゆ」感想 第三話「ついてない男」
「花燃ゆ」感想 第四回「生きてつかあさい」
「花燃ゆ」感想 第五回「志の果て」
「花燃ゆ」感想 第六回「女囚の秘密」
「花燃ゆ」感想 第七回「放たれる寅」
「花燃ゆ」感想 第八回「熱血先生、誕生」
「花燃ゆ」感想 第九回「高杉晋作、参上」
「花燃ゆ」感想 第十回「躍動!松下村塾」

第十一話以降はこちらへどうぞ↓
大河ドラマ「花燃ゆ」感想・つっこみバックナンバーまとめ

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2015/05/08 (Fri) 10:35

公式サイト 兄・吉田松陰(伊勢谷友介)が亡くなり、喪失感の中にいる文(井上真央)

昼寝の時間 - http://miru-yomu-kiku.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/18-2f13.html
2015/05/08 (Fri) 11:58

兄・吉田松陰(伊勢谷友介)が亡くなり、喪失感の中にいる文(井上真央)。 そして松陰を処刑した江戸幕府大老・井伊直弼(高橋英樹)が桜田門外で暗殺された。 混乱の中、再び集った松下村塾の塾生たちは、決死の覚悟でじょういの準備を進める。 不安に駆られる文は夫の久坂玄瑞(東出昌大)とも気持ちがすれ違ってしまう。 そんなある日、思わぬ訪問者が杉家にやってくる。 文が出迎えた客人は土佐藩士...

ドラマ@見取り八段・実0段 - http://doramablo.blog59.fc2.com/blog-entry-4597.html
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