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「花燃ゆ」感想 第二十回「松陰、復活!」

ここにきて花燃ゆのコンセプトが揺らいでいる…だと!?

花燃ゆ

今回、スイーツ要素がだいぶ減りましたね。
(いや、文を超えるスイーツ女子雅が現れましたけど)
さすがにそろそろ政治的なことをやらないとまずいと思ったのか、今回は男性陣にいつになく出番がありました。

新キャラも複数登場しました。

ここで思いました。
ひょっとして『花燃ゆ』は方向転換をしようとしているのではないか、と。
ついにテコ入れを始めたのではないか、と。

今回の新キャラは辰路、井上聞多、三条実美です。
誰もスイーツ女子が好きになりそうなわかりやすいイケメンではありません。

さらに今後出ることが決定されている島津久光も…。
ついでにこの前の坂本龍馬も。

幕末系乙女ゲーム常連の龍馬はともかく、確かに誰もこのメンツに美形要素なんて求めていないとは思いますが、最近めっきり新しいイケメン出てこなくなりましたよね。
これは池田屋事件、禁門の変が終わったらいい加減コンセプトを改めてくるのではないかと期待しております。

(注意)
台詞は字幕なしで適当に聞こえた言葉を書いているので、間違っていたら…ごめんなさい。

第二十回「松陰、復活!」(2015年5月17日放送)


すっとばされた藩是転換・上海渡航


今回は京の長州藩邸から。
いつの間にか、長州藩の活動の拠点が京になっていました。
年代を見ると確かにもうそんな時期なわけですが、なんだかちょっと唐突な気がするのは気のせいでしょうか。

なぜかというと、この時代の時代背景描写を軽視してきたからなのではないかと思います。
先週も書きましたが、松陰亡き後のすっ飛ばし具合が異常です。
このドラマって松陰が主役だったんでしょうか。
まさか主人公の夫が一番光る時代をないがしろにするとは\(^o^)/


今更何を言われるか?藩是として掲げてきた公武合体を廃し、破約攘夷に転ぜよなどと!正気の沙汰にあらず!
ご公儀に刃を向け、方々はお家を潰すおつもりか!?

いやー、私もびっくりですよ長井さん。
唐突すぎて。
これって先週の久坂の保護者同伴での「俺が長州を背負って立つから、俺の言う通りにしろ!きりっ!」で周布がほだされての結果…なんですよねきっと。

日本国がなくなれば、もとよりご公儀も毛利家もありませぬ。
今こそ破約攘夷を掲げ、広く諸藩に呼びかけて決然と異国を払うときなのでございます。ご決断を

周布は完全に先週の久坂や伊之助の受け売りな説得を始めます。

殿への説得の場面が終わると非常に簡潔なナレーションが流れます。
長州藩は公武合体から破約攘夷へ大きく舵を切った。久坂の謹慎も解かれた

このドラマは幕末で一番面白い政治や事件をすべてナレーションやら銃声一発やらで片付ける傾向がありますからね。
NHKがこんな長井の「航海遠略策」なんてライト層が興味を持つはずがないとあっさり捨ているのでしょうか。

井伊に次ぐボスっぷりを見せていた長井の転落があっさりすぎるぜ!
何より、今後の長州の暴走を助けるこの藩是の転換の模様(しかも、これ久坂さんの数少ない功績の一つ)をほぼ全カットだなんて正気の沙汰じゃないぜ!
いったいどんなマジックを使ったんだよ、周布さんと言いたくなる唐突ぶりですね。


一方、高杉は上海から帰ってきました。
こちらもまた…仕事が早いです。
この時代の上海のセット見たかったなー。
せっかくお金をかけられるNHKなんだから、見たかったなー。

すごい上海を見て圧倒される高杉とかリアルタイムにちゃんと描いておけば、少しは視聴者が今のところまったく理解できていない「松陰門下の(攘夷に対する)止むに止まれん想い」が描けるのではないかと思うのですが。
イギリス公使館焼き討ちの正当な理由(と言っても正当防衛くらい?)とかが描けそうなのに。


ところが、晋作くんは妻と文、敏三郎の前に大量のお土産を並べてドヤ顔するばかりです。
完全に海外出張帰りのサラリーマン気分にしか見えなくて困ります。

そうそう、雅はもう文を「お文」と呼ぶ仲に昇格していました。
どういうことなんでしょうね。
先週のかまぼこ工場やらの下りで感化されたということなんでしょうかね。
…意味がわかりません。

いや、こちらのお屋敷には来るなと言われていて…
そう言えば、文は松陰先生大暴走時代に晋作の父から出禁を食らっていましたね。

ところが…
私が招いたんです。誰にも文句など言わせません
舅の存在なんてガン無視のこの時代の上級武士の妻としてはあるまじき発言です。
現実はおとなしくてつつましい武家の妻だったらしい雅さんが、どんどん非常識な若妻に貶められていてとても可哀想です。
いくら文をアゲたいからってあからさますぎないか…?

そして、文はスワトウの刺繍が施されたハンケチーフ、雅はバッグ?をもらいますが、雅はここでも「私はピストルの方が良い!」と自己主張を忘れません。

完全に晋作の父は嫁選びを間違えましたね。
器量良しなのはいいですが、完全に性格の方が難ありのようです。
やはり、部下に嫁選びを任せてはいけないです。

ピストルか。西洋人はこねえにちっさい鉄砲を持ち歩き、身を守ったりときには果し合いもする。こねえなように
ピストルを撃つ真似をした(はしゃいでいるようにしか見えない)晋作の前に父の小忠太さんが現れ、勝手に藩のお金で軍艦を一隻買い込んだ息子を叱りますが、息子さんはどこ吹く風です。

完全に息子の育て方にも難があったようですが、自業自得です。
まあ、軍艦は後で役に立つしね…投資だよ投資…。


さて、パパに怒られたことだし、高杉さんはこれから京に向かうようです。
今までの説明一切なしの高杉ワープからすれば、これは大きな進歩ではないでしょうか。
急がにゃあ。もはや一刻の猶予もあらぬ
…と、ここで一気に高杉はシリアスモードでつぶやきます。
さっきまでピストル持って遊んでたくせにね。
土産を前にご満悦だったくせにね。
今更仕切り直しても遅いわ。


松陰信者が増える予感…


さて、行方不明だった稔麿はなぜか京に高跳びしていたようです。
稔麿の妹は「久坂さんたちといるから心配するな」との手紙が来て喜びます。

…いや、それやばいよ。
確かに所在は明らかになったけど、一緒にいる人がまずいよ。
稔麿さん、また狂信的な人と一緒になって今度は役職ばかりか命まで落としかねませんよ
この妹さん、学習能力なさすぎです。

それにしても稔麿…何週放置されていたのでしょうか。
何のフォローもなく、しれっと再登場とはw
稔麿はこの長州イケメンパラダイスにも関わらず、イケメンが枯渇しているドラマの希少なイケメン枠ではなかったのか…。

で、あれはなんですか?
怪訝そうな稔麿の妹の視線の先には「物」じゃなくて雅がいますw
「あれ」ってあなた、何を指してます?
雅がやってる内職のこと?それとも場違い奥様雅のこと?

すみませんねぇ。内職までさせてしもうて
なんと母はご令嬢に内職をさせていました。

お気遣いなく。旦那様が京に発ち、舅殿の愚痴がいささか煩うなりましたので
雅の受け答えがすべてアレです。
高杉さん家のお父さんは息子に続き、もう一人不良物件を抱えてしまったようで頭が痛いですね。
しかも、焦ってとった嫁で晋作が少しは落ち着くと思った目論見は見事に外れました。
むしろ、エスカレートしてます。
何しろ、藩が傾くほどのお買いものまで始めた上にこれからテロ活動ですからね。

亀によると、雅さんは「ここのところずっと入りびたり」だそうで、雅さんは完全に放置子のような厄介な存在と成り果てているようです。
高杉家直系の子孫がいればクレーム必至ですね。


さらにここで文のお姉さん、寿が襲来します。
篤太郎がお邪魔しておりませんか?

確か私の記憶ではこの人は毒実家を離れて三田尻逃亡生活をウキウキ楽しんでいたはずなのですが、いつの間にか帰ってきていたようですね。
可哀想です、寿さん。

なぜ、こねな所におるのです?聞けば近頃、明倫館にも行っとらんというではありませぬか
お?どうやら寿さんの自慢の長男が反抗期なのか。

学問は何の為にするんですか?
www
篤太郎の台詞は第一話の少年高杉くんを踏襲したようです。
そういえば、高杉はこの答えを得たんですかね?
そのような描写がなかったような(なんとなく「志」とかいう抽象的な言葉の雰囲気でごまかされているような)気がしますが、きっと気のせいでしょう。

『学を言うは志を主とす』、叔父上の言葉を目にして以来、ずっと考えてきたんです。
答えもまた叔父上の書かれたものにあるかもしれんと

顔がひきつる寿。
なんと、どういう経緯なのかはさっぱりわかりませんが、篤太郎くんは勝手に叔父さんの本を読み漁り、いたく感銘を受けたようです。
ちょっと強引な展開ですよね、これ。
大方、伊之助が愛しの寅次郎の著書を無造作に自宅に置いていたに違いないと思うことにします。
だからエロ本は子供に見えないようにしっかりしまえと…。

雅さんはこのやりとりを見て無邪気に
この家は退屈しないこと!
と感想を述べます。

いやー、私も退屈しないよ。
なんで、45分のドラマに毎週一万字越えのつっこみ感想を書いているのか意味がわからないよ。
あなたもちょっとはつっこまれそうな言動を控えてください。


夜、まだ杉家に入り浸る篤太郎くん。
そんな少年に文は松陰が塾を始めるときに記したらしい本をおススメします。

学は人たる所以を学ぶ也
はい、篤太郎くんの答えは解決したね。
もうお家に帰ろうね。

これは貸してあげます。他に読みたいものがあればそれも。
明日になったら母上のところにお戻りなさいね

寿にとっては松陰の本は悪魔の思想が書いてある禁書です。
それをこの感受性豊かな年代の少年に貸すとか、文は寿に絶交されてもしかたありませんね。

母親の教育方針を無視して、勝手に甘いお菓子を幼児にあげてはいけませんよ。と同じ理屈です。


やっぱり何かを殴らずにはいられない久坂


高杉は京で殿に上海の報告をします。

清国が列強に食い荒らされる様は、想像を絶しております!
その文明も我々の思惑をはるかに超えております

攘夷、誠に結構!しかしながらそのために幕府を動かし、国を一つになどと悠長なことを言っておってはとても間に合いませぬ
要するに、もう長州だけで攘夷しようぜ!ということのようです。

一方、久坂は自分がやっていることを「悠長」と言われて許せなさそうなお顔です。
久坂さん、ぷるぷるしてません?
今回の久坂の怒り演技ノルマ、そろそろ出てきそうです。


遊郭?料亭?で周布は高杉にケチをつけます。
殿の午前で藩是にケチをつけるとはのう
メンバーは高杉、稔麿、久坂、周布です。

おまえらは異国を知らん
いや、「おまえら」って話の流れから言って、周布も入ってますよね。
さりげなく、藩の重役に「おまえら」ってどうなんだい?

はっ、さっそく自慢話か?
まあ、むかつきますよね。
海外旅行に行ったと思ったら西洋かぶれになって自慢しかない友人とか。
しかし、この場に限って言わせてもらえば、松陰先生も行けなかった異国に行っている&西洋に蹂躙された他人事ではない国の実情を知っている友人ですよ?
自分が命を懸けている活動にとって貴重な情報ですよ?
つまらないことで引っかかっている場合ではありません。

ここで、高杉は清国は自国人が歩くのに金を払わされ、ささいなことで暴行される惨状を見て、清国はもう終わりだと思ったと所感を述べます。

しかし、久坂はその言葉を遮り、
お前が上海に行っとる間、我らは同志を募り決死の思いで長井を倒そうとした。
そのために亀太郎は死んだ

超えらそうに自身の活動報告です。
明らかにのんきな海外渡航より自分たちの方ががんばったから!
犠牲者も出るくらいがんばったから!と意地を張っているようにしか思えません。
あと、君たちは死ななくてもいい人をたきつけて死に追いやった自覚をちょっとは持ってね。
松陰先生でさえ、ちょっとだけ金子くんの死に責任感じてたからね。
一瞬だけど。

私も松陰先生が死に亀太郎が死にこの死を決してむだにしてはいけんと、それで戻ってきたんです!
ここで、さりげなく『花燃ゆ』の表舞台に復帰していた稔麿の現状復帰の理由が述べられました。

きっとものすごい葛藤があったんでしょうね。
家族を食わすことよりも国事をとったこと。
このドラマとしては、そのイケメンの葛藤を描いておくと良かったと思うよ。
なぜなら、乙女はイケメンの葛藤とか暗い過去を持ったイケメンとか大好きだからね
女の内職事情なんかよりも確実に。

今は足元を固める時じゃ。そのためにはまず朝廷に働きかけ幕府を動かす
つまらん。お前の考えはつまらん。
何も狂うてはおらん!そねなありきたりなやり方で攘夷がなると思うか?

煽りまくる高杉。
ありきたりなやり方で攘夷はできないというのはわかる。
しかし、その理由が「つまらん」、「狂ってない」。
松陰先生の教えと高杉の辞世の句を意識しすぎです。
まるで、攘夷がエンターテインメントみたいな言い方はやめてください。
あなたたちがだんだんお笑い芸人に見えてきてしまいます。
(役者の中に本物の芸人も混ざってるドラマだけど)

亀太郎を殺したんはお前じゃ。
お前のつまらんやり方が亀を追い詰めたんじゃ

煽りにとても弱いことで有名な久坂は高杉を殴るかと思いきや、思いきや…。
黙って席を外してしまいます。

そして、廊下に出て
ああー!
あ、大丈夫です。
高杉じゃなくて、叫びながら壁を殴りつけ始めました
おいおい、余計始末に悪いわ。
器物損壊になったらどうするの。

この恥ずかしい現場を後ろで黙って見ていたのが、後の久坂の浮気相手(予定)の辰路さんでした。
久坂を黙って観察します。
怖い。なんかこの人怖い。


伊之助関係のご都合主義がやっぱりひどい


伊之助は殿と茶室で茶飲み話中です。
何度でも言いますが、この伊之助の謎出世、気になりますよねw
藩主の茶室で一対一とかもう腹心の部下待遇ですが、いったい彼はどんな裏技をドラマ放送外の時間で駆使したのでしょうか。
そろそろ、便利キャラでは済まされなくなってきました。

わしには分からん。
破約攘夷を是と掲げてまことにそれでよいものであろうか…

完全に部下の進言を鵜呑みにしてきたそうせい候はここにきて、自分の藩がやばい方向に向かっていることを察知したのでしょうか。
弱音を吐きます。
なぜか、伊之助に。

異国の言うなりで結んだ条約のために民は苦しんでおります。
今条約を破棄するは民のため。
何より天子様もそれを望まれております

何、あなた天子様の代弁者みたいになってるの。
これ、あれですね。
これも新興宗教の手口ですよね。

その方、わしのそばで働いてみぬか?
私、初見ではこの台詞の前にいくつか台詞を飛ばされたのではないかと疑いました。
なんか唐突すぎません?
伊之助が天皇のお考えを適当に代弁してみただけでこれです。
この殿が伊之助の何を評価したのかさっぱりわかりません
あれか、自分の弱音を受け止めてくれる人、肯定してくれる人がほしかっただけか。

ですが、その前に私を岩国長府の支藩へやっては下さいませぬか。
我ら萩本藩だけでなく、すべての支藩に破約攘夷を徹底させ、強く助力を仰ぐ所存でございます

伊之助くんは長州藩のみならず、支藩にまで味方につけるようです。

時々寅の言葉が聞きとうなる
松陰教の殿はここでふと松陰先生を思い出します。
この殿様をちょっと押せば、藩内の松陰復権なんてちょろそうですね。


雅さんはいつから杉家レギュラーメンバーになったのか


お殿様が寅兄の?
殿が「折に触れて寅次郎の言葉が聞きたい」と言っていることは杉家にも知らされます。

しかし、そんなことはどうでもいいです。
私が気になって仕方ないのは、「ほら」とあたかも家族のように手紙を差し出してくる雅
この人、本格的に旦那の留守中はこの家に居座るつもりですよ。
なんで、あなたがその手紙を持っているのか小一時間…。

しかし、それだけでは飽き足らず、雅は様々な提案までしてくれます。
それでね、思いつきましたの。
お殿様に松陰先生の本を献上してはどうかと

また思いつきました!お殿様からじかに言うて頂くんです。
松陰先生の本を皆で学ぶようにと。
殿様の命とあらば誰も文句は申しますまい

おまえ、何なんだよ!

そもそも、この人松陰先生と面識ないですよね。
完全に楽しんでますよね。いや、悪いのは雅ではない。
どうして、雅をこんなちょいうざ系奥様にしたのか。
悪いのはいったい誰なのか。


しかし、雅の提案を文は大歓迎というわけではありませんでした。

寅兄の事が世に広まるんはうれしいけど。
でもお殿様の命令で皆に読めというんは何か違うような…

寅兄の言葉は誰よりそれを求める人に触れてほしいんです。
篤太郎のように

私、この文はメジャーデビュー前から応援していたバンドが全国区で人気になってしまい、寂しいファンと同等だと感じました。
いわゆる古参ファンです。
「このバンドの音楽を本当に好きな人だけに聴いてほしい。
にわかじゃなくて、バンドの良さがわかる人だけで語り合っていたい。
人気だから、オリコン1位だから、なんかおしゃれだからでファンになってる人はちょっと…」。

まあ、そうは言っても松陰先生の思想は過激すぎるので、ちゃんと分別のある人のみに触れてほしい思想であるとは私も思います。
押し付けはだめですよね。
ん?そう考えると、篤太郎の友人?の子供たちはちょっと危ないですね。
口コミでなんとなく松下村塾に通っているようなものでしょうし。

母は娘の悩みを聞いてこうアドバイスします。
お前の言うとる事は分かります。
でも雅様もきっとそねなふうにもっと大勢の方たちに寅と出会うてもらおうとそう思うて下さってるんですよ

いや、雰囲気良いこと言ってるけど、絶対違うと思う。
あの雅さんは断じてそんなこと考えてない
だいたい彼女も松陰の言葉を知っているとは思えない上に面識すらありません。
完全に彼女にとってはエンタメです。
暇つぶしに友人の同人誌を売り出そうとしてるのと大差ないと思います。


長井、いきなりかっこよくなってません?


そのころ、京の久坂は破約攘夷を遂行すべく朝廷側に掛け合っていたました。
なんと、攘夷派公家の三条さんと対面中です。
一気に幕末っぽくなってまいりました。

ところが結果は芳しくないらしく、久坂はなぜか芸者にこの悩みを打ち明けます。
三条様はなぜ料理に手をつけようとなさらん?それどころかひと言の口も利かん

すると、ちょっと不気味系の芸者辰路は、相変わらずの得体の知れなさでその答えを教えてくれます。

お・で・き
三条さん。口の中にようできもんこさえはるて聞いた事あります。
今日もそれと違いますやろか

お前…
久坂さん、いきなり「お前」呼ばわりです。
あ、先ほどの壁ドン(笑)を見られてて恥ずかしかったみたいですねw
そういえば、この人はおみくじのかっこ悪いところを見られたあと、文にもつんけんしてました。
どんだけ、醜態をさらすのか…。

彼女の言葉で何かをひらめいた久坂は再度、三条さんのところへ。
梅干しとナスのへたの焼いたのでこない楽になるとは
良かったねー、三条さん。
それにしても、三条さん…。
若手公家のくせにおっさんすぎませんか。
この人、久坂の二つ上なのに、なんでイケメンにしてやらなかったのでしょうか。

久坂はもともと医者です。江戸で学んだ事もあります
仲間内からは医者坊主と呼ばれておりました
君、医者全否定してたじゃん。
江戸で医者の勉強してなかったじゃんw

でもまあ、何はともあれ二日後に改めて話を聞いてもらえるようです。
大学生の就活時の捏造自己PRみたいなもんですね、はい。


やぼなお話はそれくらいにして。よろしゅうおしたな。
高うつきますえ

ところがここで、不気味系芸者の辰路は三条の前でいきなり声をかけてきます。
え、三条さんの前で言うの?
というか怖いよ!

もう辰路の三味線がホラーというか怪談風味です。
申し訳ありませんが、辰路さんは私の中で不気味系改め妖怪系に昇格しました。


そうこうしているうちに、長井に萩に戻って謹慎せよとの命が下ります。
殿様の仕事が隠密すぎてわけわかりませんね。
一応、これ以上藩で意見が割れると大変だから…との配慮なのだそうです。

覚えておけ。
お主らはお家ごと破滅へ突き進む道を選んだんじゃ。
勝てるか?異国に。あの強大な文明に

吉田松陰を江戸表へ突き出したとわしを恨むか?恨め!
それでこそ惜しみなく、お役を生きたかいがあろうというもの。
悔いはない

何、このかっこいいおじさんw
最後の最後にいきなり長井が井伊大老のように名言を突きつけて退場していきます。
このドラマは本当に敵役をかっこよくするポイントだけは押さえてますね

一方、伊之助は破約攘夷の藩是を徹底させるべく支藩を渡り歩きますが、疲れてきたので省略します。
ぶっちゃけ、伊之助のこの活動を長々とするなら、高杉の上海とか久坂の周旋とかをちゃんと描いてほしかったです。
だいぶ、未来の夫にウェイトを占めすぎかと思います。


松陰の言葉が怖いと思うのは現代的か…


同じ頃、杉家の松下村塾は子供教室に変貌していました。

子どもたちのお気に入りの松陰先生のお言葉。
節操を守る士は困窮するはもとより覚悟の前にて早晩も飢餓して溝谷(こうこく)へ轉死することを念ひて忘れず
勇士は戦場にて撃死するはもとより望む所なれば早晩も首を取らるとも…
士と生まれたらん者は志士勇士とならずんば、恥づべきのはなはだしき者なり
ああ…。
現代では特攻隊を礼賛するような危ない思想と取られる部分ばかりですね。
篤太郎は始めこそ、「学問」に興味を持っていましたが、やはり少年です。
華々しいところに惹かれますよね。

この姿を見て微笑む杉家の父ですが、あなたのその教育が寅次郎をあんな風にしてしまったと前々回くらいで後悔してたじゃないですか。
そして、文も久坂たちの墓に等級をつけて華々しく死ぬという「志」に嫌悪感を示してたじゃないですか。
これ、同じことだと思うんですけど、そこのところはどうお考えなんでしょうか。

歴史は繰り返すとはまさにこのことなのか…。


しかし、文はもはやそんなことはどうでもいいです。
そう、彼女の「拠り所」(第十六話参照)のおにぎり配りの場が再開されたのです。
皆さんひと休みしましょう
私たちは大量のおにぎりを持った文をまたも見ることとなってしまいました。


思いのほか子供教室が繁盛してしまったので、スタッフの数が足りなくなってきました。
文は高杉家に赴き、雅にお願いします。

無理です。私江戸に参りますから。
晋様が京から江戸へ向かわれました。
これ以上の置いてきぼりは嫌。
退屈はもっと嫌。
ですから江戸へ出て晋様のそばにいようと

相変わらず理由がとんでもなくアレですが、おまえの塾を手伝ってやる気はないと断られます。

江戸へ行ってもあなたの退屈は変わらんと思うけど
だってそれは高杉さんのやりたい事であなたに関わりはないんやから。
お手伝いお考え下さいませんか?

文も必死です。
江戸に行ってもその欲求は変わらないよ?なら、塾のスタッフやろうよ!
楽しいよ!と勧誘を続けます。

なぜ私なんですか?
あなたが高杉晋作様の妻だからです。
世の中にお金持ちや美しいお顔の人は大勢おるけれど…高杉晋作の妻はあなたしかおられません

兄上の塾を旦那様がいない間、守るとしたら私たちしかおらんではありませんか。
高杉の妻と久坂の妻しか。力をお貸し下さい

もう完全に高杉は松下村塾を気にかけていなそうですが、文は上手いこと言って雅を納得させることに成功します。


この後、恒例の既婚者&既婚者の二人きりシーンが出てきます。
もはや、これもノルマですね。
ほぼ毎週一回ありますよね。

私たちにもできる事がある。
高杉さんのお土産が教えてくれました

私たち、あの場所を守ります。
兄の言葉を求める人がいれば、いつか必ず寅兄も赦されると思うから。
初めは一人でも二人でも

穿った見方ですみません。
これ、二年前の『八重の桜』の教育に半生を捧げる女性を踏襲してるのかなとか思い始めました。

そうそう、伊之助は久坂からの手紙を預かっていました。
しかし、その文面は
文どの 無事
え?こんだけ?
ふざけんなよ。
生存報告だけかよ。
わざわざ紙に書く意味が皆無なそっけなさすぎる手紙をありがとうございます。


久坂は「志」をぶら下げておけばちょろいらしい


久坂は三条のお供で江戸に向かうことになったようです。

辰路さんのおかげです。
それでその…お礼を。先日そのような事を…


ほな、うちの旦那さんになっとくれやす。
うちには夢がおすねや。
勤王の志士の方たちのお力になって芸妓として名ぁを上げたいんどす。
うちもこれぞと見込んだ方のお力になって『さすが辰路や』。
そないに言われてみたいんどす。
それができたら一世一代の誉れや

なんと打算的な夢なのでしょうw
これもあれですか、文をアゲるための策略ですか。

それが君の志…
しかし、夢を語ったことが幸いしました。
なんと久坂の中では「夢を持っている」=「志を持っている」=「同志!!」と変換されてしまったわけなんですねー。
単純なんですねー。

さらに男のプライドを守る一言で久坂はイチコロです。
涙はつまらんもんやおへん。
目ぇからあふれる思いがつまらんもんのはずがない

辰路さん…
ほだされてませんか、久坂さん。
一発で。

京へ戻らはったら必ず訪ねておくりやす。
お力になりますよって

しかし、この辰路は目が笑ってません。

なんと、案の定、幕府側の人間?と裏でつながっているようです。
男は「夢」って言葉に弱いよねー、と完全に舐められています。
世知辛い世の中ですね。


さて、伊之助が支藩に待遇改善の餌をちらつかせて岩国長府の両藩に破約攘夷を藩是とすることを受け入れさせました。

こたびの働きまことに大儀であった。褒美をとらそう。何が望みじゃ?
此度の事、活路を開いてくれたんは義弟久坂玄瑞からの手紙でした。
学ばんとする者たちによって今なお、寅次郎の言葉は脈々と受け継がれております

おお、寅の言葉が!
殿、感動しすぎだから。

どうか吉田寅次郎の復権、吉田家再興のお許しを賜りますよう。何とぞ
これでOKされる以上、吉田家再興なんて完全に殿の気まぐれでなんとかなるものだったようです。
わかってはいましたけどね。


寅兄。罪が許されましたよ。
小田村の兄上と塾生の方たちのおかげです

杉家がやっと報われて良かったと思います。

しかし、これ。
本当は松陰の復権って久坂たちのごり押しのおかげなんですよねー、史実では。
またも伊之助がドヤ顔で久坂の出番を奪ってしまったわけで、さすがに複雑です。
このドラマ、マジでどんだけ久坂の出番を伊之助に掻っ攫わせれば気が済むのでしょう。
おかげで久坂はあんな薄っぺらいキャラのままです。


突然ですが、来原良蔵って覚えてます?


もう何話前かわかりませんが、江戸藩邸の庭先で脱ぎ要員になってたり、桂の妹を嫁にもらうようなフラグを立てていた長州藩士です。
彼、イギリス公使館焼き討ち前にお亡くなりになっているんですよねー。
しかも死因が病死とかではありません。

久坂玄瑞らと長井雅楽を除くため奔走した。
この長井雅楽暗殺未遂事件の際に、責任を取って自害をしたいと申し出たが、それを拒否されている。死地を求めた良蔵は同年8月に江戸へ登り、横浜の外国公使館襲撃を企てるも失敗。毛利定弘に諌められ、長州藩江戸藩邸にて自害した
」(by Wikipedia)

というわけなんですが。
久坂と行動を共にしたにも関わらず総スルー
中途半端に出しておいていつの間にか故人。

どうして、このドラマでこの人を出したのか心底謎です。

いなくなってしまった人たちのこと、時々でいいから思い出してください
(by FINAL FANTASYⅩ ユウナ)


そして松下村塾生一世一代の見せ場(笑)へ


季節飛びすぎですが、もう冬です。
というか、年をまたいでいます。

ここにきてさらなる長州藩士の新キャラが出ます。
井上聞多。
後に政界を牛耳りまくる井上馨です。

もちろんイケメンでは…ありませんw
おっさんすぎます。
誰も井上氏にイケメンなど求めていないとは思いますが、最近このドラマはイケメンが枯渇してませんか?
久坂亡き後どうするつもりなのでしょうか。

我が藩が他藩に比べ、いまひとつ抜きん出ていけんのはなぜか
他藩からいささか信をなくしちょるからでは…
しかり。
なればまずは長州藩の掲げる攘夷を高らかに宣言し、広く知らしめる事が肝要かと


要するに、新生長州藩のためにはテロが足りないと意見が一致します。
長州藩が信をなくしたのはなぜなのか…考えると胸が熱くなってきますね。

ではこのようにしたらどうでしょうか?
品川に普請中の英国公使館があります。
これに焼き打ちをかけるんです

伊藤さん、出番久しぶりだな。
高杉に任せていると、本当に異人を斬り殺しかねないので、伊藤は妥協案を提示します。
まあ、人死なないし、いいよね!

どうやら、この塾生の中で一番頭が回る役を久坂あたりから掻っ攫った伊藤の案は親分高杉に認められました。
久坂、各方面からいろんな役回りを取られ過ぎです。
辰路さんにメロメロしている場合ではありません。


そうと決まりゃ12日に決行じゃ。異論はあるか
俺はやらん
意外にも久坂は反対します。
いや、意外でも何でもないのかもしれませんが、このドラマの久坂は猪突猛進野郎なのでね…。

しかし、なおもしつこく誘う高杉。
やらんと言うたらやらんのじゃ!なぜそこまで俺を誘う!
分からんそか?日本をひっくり返すんぞ!お前なしでできるか」
12日夜じゃ。来いよ

やはり高杉は久坂を買っているんだ!という展開に持っていきたいようです。


一方、萩では芋を食べながら雅と文が友情を深め合っていました。
お文。私決めました。
ずっと萩におります

退屈せんものを見つけたんです。
子どもです。わがままで自分勝手であまのじゃくで。
何一つこちらの思うようにならない。
面白うございます

私晋様の子どもを産んで育ててそして萩で暮らします。
あなたもそうしませんこと?

あー、良かった。
教育に目覚めたんだね、八重のように。
と言いたいところですが、あれほど「普通の女」を馬鹿にしていた雅の結論は普通のお母さんとしての幸せでした。
先週、亀の「女の幸せ」を鼻で笑ったくせに、これです。
雅は亀に土下座して謝ってくださいw

高杉の妻と久坂の妻が手を組めば怖いもんなどありません!
いや、怖いものって何だよ。
子育てに高杉と久坂は関係ないぞ。

しかし、良く考えてみるとこの二人はどっちも今の旦那との子供産めないんですよね。
皮肉な話です。

ならば…兄上のご本を明倫館に持っていこうと思うんです。
お取り上げ頂けるように

それはええ考えですわ!
手伝うて頂けますか?
松陰先生はここでまだ生きておられるんですね
文さん、華麗に話題を転換しましたね
何が「ならば」なのかまったくわからない転換の仕方で草が生えます。
ドリーマー雅は雰囲気に流されてるんで気にしていないみたいですが。


江戸の旦那様。
寅兄様の言葉は皆の心の中にしっかりと受け継がれております


大丈夫だ、江戸の旦那様も寅兄様の問題児っぷりはしっかり受け継いでるぜ!

久坂は行こうか迷っているところに、長州藩士により松陰の言葉が大流行しているらしいとのうわさを聞きます。
君は何を志しますか?
この言葉を思い出し、久坂すらも公使館焼き討ちに参加した次第でございます。

やっぱり志って「テロ」のことなのかと誤解する描き方です。
だって、久坂はさっきまで、高杉の行き過ぎテロ攘夷に反感を持ってたんですよ。
なのに、松陰の言葉でテロ参加ってどういう理屈なんですか。

行くぞ!
おお!
十年前の大河ドラマ「新選組!」の池田屋事件を思い出しました。
それくらいかつてないほど勇猛で迫力のある音楽、決意を固める男たち。

やることは空き家の放火ですが、気にしてはいけません。



次回、「決行の日」
~三行でわかる次回予告~
久坂「戦う時じゃ!」
文「攘夷とは何か。どねぇしても知りたいんです!」
鳴り響く大砲

やっと二十回…。

日曜日のこのドラマの放送終了後、親と軽い言い争いになりました。
次回予告の「決行の日」を勝手に禁門の変だと思い込んでいる父と、「まだ久坂は死なないから!」と数分ほど…。
こんなくだらないことで…。

こんな残念な状態のまま久坂が死んだら、本当に久坂が浮かばれません。


最後になりましたが、ときおりこの感想に対してお優しいお言葉をいただけてうれしいです。
こんな毒にも薬にもならないつっこみが誰かのひまつぶしになっているなら嬉しいです。
それだけで、毎週二回ずつこのドラマを視聴することだってなんとかできています(笑)

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●花燃ゆ感想バックナンバー
「花燃ゆ」感想 第一話「人結ぶ妹」
「花燃ゆ」感想 第二話「波乱の恋文」
「花燃ゆ」感想 第三話「ついてない男」
「花燃ゆ」感想 第四回「生きてつかあさい」
「花燃ゆ」感想 第五回「志の果て」
「花燃ゆ」感想 第六回「女囚の秘密」
「花燃ゆ」感想 第七回「放たれる寅」
「花燃ゆ」感想 第八回「熱血先生、誕生」
「花燃ゆ」感想 第九回「高杉晋作、参上」
「花燃ゆ」感想 第十回「躍動!松下村塾」

第十一話以降はこちらへどうぞ↓
大河ドラマ「花燃ゆ」感想・つっこみバックナンバーまとめ

Trackback

2015/05/21 (Thu) 00:08

上海から高杉晋作(高良健吾)が萩に戻り、毛利敬親(北大路欣也)に提言し 異国の脅威を訴える。 また小田村伊之助(大沢たかお)は、毛利家の一族で領地を分け与えられている 4つの支藩を訪ね、政策の一致団結を目指して駆け回っていた。 夫の帰りを待つ文(井上真央)は自らの力で松下村塾を守っていくことを心に決めるが、 その頃、京都の久坂玄瑞(東出昌大)は芸妓の辰路(鈴木杏)に窮地を救われ...

ドラマ@見取り八段・実0段 - http://doramablo.blog59.fc2.com/blog-entry-4612.html
2015/05/21 (Thu) 06:48

もう勤王の志士として活躍する訳ですよねえ、塾生の皆様が。当作的にはやむを得ないんでしょうけどお江戸や京都で見識を広めたり人脈を広げたりする過程があまり出てこないので、いまだに塾生って感じがしちゃって、どうしても勤王の志士に思えなくて困るわ~。桂小五郎様の動向がいまいち伝わってこないのも含めてちょいと残念な気がしてしまう今日この頃の上の空・・・

真田のよもやま話 - http://sanada.at.webry.info/201505/article_3.html
2015/05/21 (Thu) 10:50

公式サイト 上海から高杉晋作(高良健吾)が萩に戻り、毛利敬親(北大路欣也)に提言

昼寝の時間 - http://miru-yomu-kiku.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/20-7706.html
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