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Fate/stay night キャラクター考察8 ランサー(教会)陣営(ギルガメッシュ)

始めにお断りしておくと、割と言いたい放題ですが、私ギルガメッシュは好きです。
いや本当に…。これも愛と愉悦故なんです。
彼、おもしろい魅力ある人ですよね。
自分では絶対に関わりたくない人No1だけど。

(注意)
※ネタバレ全開ですので、Fate/stay nightを最後までご覧になっていない方はご注意ください。
・これを書いた当時はFate/hollow ataraxiaは未プレイだったため、あくまでもstay night本編で明かされている範囲の情報と知識のみで書いていることをご了承ください。
・完全に自己満足と自分のひまつぶしの為の文章なのでかなり適当ですが、それでもよろしければどうぞ…。

ギルガメッシュ

fate stay night ギルガメッシュ

ギルガメッシュ 私服1

ギルガメッシュ 私服2

・前回の聖杯戦争(第四次聖杯戦争)においてアーチャーのクラスで現界したサーヴァント。
傲岸不遜、唯我独尊、傍若無人の三拍子が揃った通称「英雄王」。
「我」と書いて「オレ」と読ませる一人称を始めとした士郎曰く王様発言、もとい我様発言が特徴。
チート級の無類の強さと、人を人とも思わない超傲慢な考えに基づいた行動で、第五次聖杯戦争をもかき乱す。
なお、戦闘開始直後から本気を出していれば、ほぼ誰も彼には勝てないほどの強さを誇るが、常時発動されている慢心により相殺され、まず負けるはずのない場面で負けてしまうという残念っぷりを見せてくれる。
セイバー戦では執着から、士郎戦では慢心から、桜戦では油断(と彼が受肉した大元の汚染された影の前ではどうあっても勝てなかったというのもある)からあえなく敗退。
その慢心ぶりから巷では「慢心王」と揶揄されている。

十年もの間、ギル様が現代で何をやっていたのかは個人的に最も気になるところ。
身長182cm、体重68kg、イメージカラーは金。
天敵はアーチャー。

・本作においては、本来存在するはずのない第八番目のサーヴァントとして登場。
彼が前回の聖杯戦争終結後も現界している理由は、この世で受肉を果たしたからである。

十年前に衛宮切嗣の命により、セイバーに破壊された聖杯の直下にいたギルガメッシュは、溢れだした聖杯の泥の直撃を受けてしまう。
本来、サーヴァントであれば飲みこまれて正気を保っていられはずのない汚染された聖杯の怨嗟を受けてなお、呪いに負けない強大な自我と魂を持っていたため、なんと聖杯の中身の方が根負け。
聖杯が自分の中に混じった不純物を結晶として吐き出した結果、ギルさんは見事受肉を果たすということに。

通常、サーヴァントの魂は無色であるが故に聖杯の中に入ってしまえば染まりやすいものであるが、ギルガメッシュの魂は黄金色らしい。
さらに人間数十万人分にも匹敵する比重の魂の持ち主らしい。
何なんだよ、こいつは。
ギルガメッシュを汚染するはずだったものは、契約で繋がっていた綺礼の方に流れ込み、結果的に死んでいたはずの綺礼の一命をも取り留めた。
受肉を果たして年も取らず、一見ギルガメッシュ念願の不老不死をやっと手に入れたとも言える。
(ちなみに本人曰く、綺礼からの魔力供給もいらないらしい。え、じゃあ綺礼が教会地下でやってたことってやらなくてもいいことだったの…?)

・前回の第四次聖杯戦争でのクラスはアーチャー。
ところが弓は持ってないし、自分で使うこともおそらくできない。
さらには三大騎士クラスのくせに騎士でもない。
アーチャークラス失格なんじゃ…とつっこみたくなるが、「ゲート・オブ・バビロン(王の財宝)」で宝具を「射出」するということで、かろうじてアーチャーらしい。
ランサークラスは毎回律儀に槍のみで勝負なのに、アーチャークラスは弓そっちのけで乖離剣やら鎖やら投影やら固有結界やらを持ち出していてずるいと思うのは私だけですか…?

・真名はギルガメッシュ(Gilgamesh)で、古代メソポタミアのシュメール初期王朝時代におけるウルク第一王朝の伝説的な王(在位:紀元前2600年頃?)。
一応実在の王と考えられているが、彼自身に関する考古学的史料は見つかっておらず、同じ神話に登場する人物が実在だから、おそらく彼も実在だろうという推測でしかない。
メソポタミア神話で最も有名な作品であり、ギルガメッシュについてかかれた『ギルガメッシュ叙事詩』では彼は2/3が神で1/3が人間の存在とされている。
(作中ではギルの出典はメソポタミア神話と紹介される。メソポタミア神話とはシュメール神話、バビロニア神話、アッシリア神話といったメソポタミア文明における諸神話の総称。ギルが登場するのはもっと厳密に言えば、この中のバビロニア神話。)

日本での知名度はかろうじてこの世界最古の英雄譚『ギルガメッシュ叙事詩』が高校世界史の教科書の欄外か資料集に書かれているレベルなので、そう高くはない。
作中で士郎に「ギルガメッシュなんて英雄、こっちじゃ知ってるヤツはそうはいないぞ。」と評された。
あとは日本人がギルガメッシュを知る機会と言えば、FF5を初めとするTVゲームのファイナルファンタジーシリーズですかね。
Fateのギルがあらゆる武器防具を持っているという設定もFFのオマージュなのかも…。


作中の彼がやたらエラそうなのは人類最古の英雄であり、この世全ての原点であるという自負からである。
彼が認めたもの以外はすべて「雑種」で片づけられる。
神話でもその暴君ぶりが伝えられており、作中彼は「王にとって、国とは己の物にすぎない。何もかも支配できぬのならば、王などという超越者は不要」と主張。
彼の王道にはセイバーのみならず、ランサーも快く思っていない描写があり、孤高の王様。
Zeroの聖杯問答で己の王道を深く語らなかったギルガメッシュだが、実のところはこんな感じ。

・叙事詩においては、唯一彼が認めた友エルキドゥを失ったことから死への恐怖に取りつかれ、以降不老不死の力を求めた。
不老不死の力を宿す薬(草)を苦労の末に手に入れるが、沐浴中にうっかり蛇に飲まれてしまい、失意の中で死を迎えたというのが、神話での彼の死因。
作中で、「聖杯?ああ、不老不死か。ふん、そんなものは蛇にくれてやった。」との発言があるが、強がらなくていいよ、ギルさんと言ってあげたいところ。
後に派生作品であれは強がりとかじゃないんだからね!とのフォローのような語りが登場。
あ、ごめんねw


・特技はお金持ち。
特技…?
凛がギルはお金持ちで贅沢な暮らしをしていそうだから「金ピカ」と睨んだ通りである。

好きな物は自分と権力。嫌いなものは自分と蛇。
なんだかんだ強がってはみたものの、蛇はトラウマだったようである
好きな物と嫌いな物に自分を挙げるとは…。
彼が自分が嫌いと言うのは少し意外である。

・彼の個人的な保有スキルに「身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命」という、「黄金律:A」なる意味不明なものがある。
一生お金には困らないレベルとのことだが、現代において彼の生活費を自分で賄っていたのかは不明。
凛ルートにて、凛はギルガメッシュを贅沢してそうでお金持ちと見抜き、裏で彼を「金ピカ」と呼んだ。
ちなみに「身体の黄金比ではなく」とのことだが、Zeroのアニメ最終話とUBW版アニメでは唐突に(不可抗力だけど)黄金比の全裸を披露して、視聴者を困惑させた。

また、孤高の王道がモットーなくせに、「カリスマ」スキルはA+。
やろうと思えば、人望ではなく、魔力・呪いの類での大軍団を指揮・統率する才能を発揮できるらしい。
おそらく作中の本人の性格的ではどう頑張っても、それを発揮する場面はこないであろう能力。

・「天の鎖」の真名はエルキドゥ。
かつてウルクを七年間飢饉に陥れた"天の牡牛"を捕縛する役割を果たした逸話を持ち、ギルガメッシュがエア以上に信頼しているらしい。
(神話では"天の牡牛"との戦闘中にエルキドゥが天牛を掴んでいるすきにギルガメッシュが倒したというものであるが、このせいで天罰が下りエルキドゥはお亡くなりに…。)
その能力は「神を律する」ものであり、ランサー(ケルト神話の半神半人クー・フーリン)や作中で捕らわれたバーサーカー(ギリシア神話の半神半人ヘラクレス)にとってはエクスカリバー以上に厄介なものだが、神性のないセイバー(アーサー王)、アサシン(佐々木小次郎…でもない一般人)、アーチャー(一般人)にとってはただ頑丈なだけの鎖。

逆に言えば、Zeroで神性持ってそうな人、ほぼいないですね…。
神話出身のディルムッドも人間だし、かろうじてちょっと眉唾ものレベルの逸話により、イスカンダルがCなくらい…。
stay nightのサーヴァントは神話出身の半分神な人や元神な人ばかりで、ギルにとっては何よりなメンツなのである。

ちなみに生前、何かと暴虐を咎められたり、神罰で友人を殺されたりしたので、神は嫌い。
本来であれば彼のスキル「神性」はA+だが、そんな経緯もあって、Bに落ちている。
なお、凛ルートでは自分と同じく半神のバーサーカーには期待をしていたようだが、狂化していることで愚直に前に進むことしかできないバーサーカーに失望する描写があった。

・宝具「エヌマ・エリシュ(天地乖離す開闢の星)」は乖離剣エアによる空間切断で作り出した風圧により、疑似的な時空断層をつくり敵対するすべてを粉砕するという対界宝具。
作中最強の宝具と称され、その威力はセイバーの「エクスカリバー(約束された勝利の剣)」以上。
厳密に言うとエヌマ・エリシュはエアの最大出力時の名称で、宝具なのはエアの方らしい。
ギル様のお気に入り宝具なので、認めた相手にしか使いたくないそうだが、興が乗れば士郎にも見せてくれる…。
慢心?そうです。こんなことを繰り返すから負けるんです

ちなみに「エヌマ・エリシュ」とはバビロニア神話の創世記叙事詩のことで、乖離剣エアの「エア」はバビロニア神話の神からとったと思われる。
エアのモデルは、ヒッタイト文明に伝わる開闢の剣?
一応、関係あるところから命名されている模様。

・ギルガメッシュの代名詞「ゲート・オブ・バビロン(王の財宝)」は生前に集めた世界各地の聖剣、魔剣などのオリジナルを収集した宝庫から武器を射出するもので、彼が一応アーチャークラスである所以である。
ちなみに、宝具はこの無数の武器を収める宝物庫を開ける鍵剣の方。

英雄には必ず弱点が存在するが、ギルは全ての英雄の弱点となる武器を持っているため、サーヴァント中最強と言われている。
が、武器を投影することに長け、ゲート・オブ・バビロンよりも素早く武器を手中に収めることができるアーチャー(エミヤ)や士郎には分が悪く、彼はこの二人を「薄汚い贋作者」、「フェイカー(偽物)」と呼んで蔑視すると同時に敵視している。
しかし、アーチャーに関しては「贋作者だったが、その理念は俗物ではなかった」と認めていた台詞もあった。

それでも、ギルのアーチャーと士郎に対する暴言は目に余るものがありますが…。
本物を持っていることに誇りを持っている(というかそれが彼のアイデンティティーとも言える)ギル様からすれば、投影魔術で「偽物」を容易く複製してしまう彼らはよっぽど許せない存在だったんでしょうね…。

・作者曰く、お洒落。
きっと私を始めとして、お洒落に見えないと思った方もいると思いますが、デザインした人のセンスが私たちと合わないだけの問題です。
たぶんギルはおしゃれな人なんだと…思います、たぶん。

十年間現代に留まっていたため、サーヴァント中随一の私服の多さを誇る。
(彼の服飾費は誰が…言峰?)

一番のお気に入りは、凛ルートや桜ルートで着ていた黒のライダースーツらしい。
凛ルートのアインツベルン城において、ランサーが起こした火災のために天井から落ちてくる煤や埃で服が汚れるとの理由で士郎一行との戦闘を中止し、一同を唖然とさせた。
こういう慢心が後に自分の首を絞めるわけだが、ギル様の上着よりも命が軽いと判断された士郎…。
ところでこのライダースーツ、短い学ランかジャージにしか見えないのは私だけですか…?

・自称、女と食事に出し惜しみはしない主義。
「気の向くままに奪い、食らうだけだ。」とのことでやっぱりお金がかかりそうなギル様。
(彼の食費と遊興費は誰が…言峰?)
きっとラーメンとか牛丼とか庶民的な物はお口に合わないのだろうな…。

・Zeroでは人間の業を愛でていた彼だが、十年現代に留まり自分の目で現代を見てきた結果、現代は「凡百の雑種が生を謳歌する」時代であり、自分が支配するにも値しない無意味で無価値な者ばかりなので、ならば一掃するのが正義であるとの結論を出した。
あなた、人の業を愛でるんじゃなかったんかい!
人より生まれた、人を殺すだけの底なしの闇である「この世全ての悪」は自分が本来すべき仕事を任せるには相応しい「猟犬」として興味を持ち、それが故に汚染された聖杯である桜にも興味を持ったようである。
プロローグにて、桜と坂の上で話をしているシーンを凛に目撃されているが、あれは
「いまのうちに死んでおけよ娘。馴染んでしまえば死ぬ事もできなくなるぞ。」
と汚染された聖杯として生きる彼女に、自害をした方が楽だよとの忠告をしていたところだったらしい。
ギルガメッシュとあろうものがどういう風の吹き回しだったのか…。
まあたぶん退屈だったので、おちょくりに行ったんでしょうが。

ちなみに桜に会うまで、その辺をうろついて三十分も間桐家の家の窓を凝視するなどの奇行が目撃されており、桜や凛に謎の外国人として怪しまれていた。
完全に不審者であるが、ギルに話しかけられるまで桜は彼を金髪でかっこよくてモデルみたいな人と思っていたようである。
あの言葉が本心から出た言葉なら、であるが。
イケメンってトクね…。

・桜の必死な弁解もむなしく、他キャラによるギルガメッシュの第一印象は概ねあまりよろしくない。
受肉したサーヴァントという稀有な存在のためか、凛はすれ違った際に、「あいつ、人間?」と思わずアーチャーに尋ねてしまうほど違和感を持たれた。
士郎は教会でギルガメッシュを見て筋肉という筋肉が硬直し、殺されると直感してしまい、慎二とキャスターは彼に睨まられただけで、怯えてしまうほど。
どんだけ普段から物騒な気を漂わせてるんだ、ギルさん。

・ギルガメッシュが人類一気清掃を試みようとした理由は、彼の台詞をそのまま引用した方が速いし、わかりやすい。
なので、そのまま引用すると。
「我は言峰のように、人間を愛でようと努める気はない。
愛でるべきは美しいモノだけだ。
この世界は楽しいがな、同様に度し難い。
凡百の雑種が生を謳歌するなど、王に対する冒涜だ。
それでは治める気にもなれん。
死に絶えるのならばそれでよい。
自らの罪で消え去るのなら、生きる価値などあるまい。
我が欲しいものは雑種ではない。
地獄の中ですら生き延びられるモノにこそ、支配される価値がある。
その点で言えば前回のは落第だったな。あの程度の火で死に絶えるなど、今の人間は弱すぎる。」
ということらしい。

ギルさんのトンデモ理論
唯我独尊もここまでいくと清々しいですね…。
そしてギルガメッシュから見ても、やっぱり綺礼はなんだかんだ言って人間を愛でているように見えているのね…。

・こんなギルガメッシュだが、かつて世界を治め十年間現代を観察していたので、人間の本質についてはよく理解している。
聖杯の持ち主となるマスターさえ優れていれば間違いは起こらないと信じるセイバーに
「人間風情にそのような奇跡は与えられん。どれほど強力な力を持とうと、自滅するのが人間というものだ。」
と、欲や権力を持てば自滅するのが人間と断言するシーンや、士郎の夢見る誰も傷つかない世界を
「誰も傷つかず幸福を保つ世界などない。
人間とは犠牲がなくては生を謳歌できぬ獣の名だ。
平等という綺麗事は、闇を直視できぬ弱者の戯言にすぎぬ。
―雑種。おまえの理想とやらは、醜さを覆い隠すだけの言い訳にすぎん。」
と、人間社会は犠牲を必要としないと成り立たないと批判するシーンがある。
正論すぎてあんまり反論できない…。

・Zeroにおいて、綺礼との愉悦談話が人気を博した。
Zeroでは綺礼を愉悦に目覚めさせた先生であるが、stay nightで彼らがそのような会話を繰り広げるシーンは少ない。
(そもそも、この二人だけで愉悦トークをするシーンは桜ルートのみ?)

綺礼に聖杯に望むことは本当にないのかと十年前と同じ質問をし、
「明確な願いなどない。私にあるものは、明確な快楽を欲する己のみだ。」
との簡潔な答えに、心底楽しいと自らのパートナーを誇るように笑い、
「よいぞ。我はおぞましいから殺し、おまえは楽しいから殺す。
理由は違えど、聖杯に求めるものは同じ。
なれば我をここまで繋ぎとめたという訳だな!」
と発言するシーンのみだと思われる。
Zeroのキャスター陣営とは違う意味でアレな殺人の正当化ですな…。
この十年間で綺礼がギルガメッシュを飽きさせることはなかったようである。

・凛ルートにて、自分の目的(聖杯の負の力による人類間引き大作戦)の為に聖杯を使おうと宣言したギルさんだが、「その最大の障害であった召喚者も先ほど消えた。」と自分の目的を叶えるためにはマスターの綺礼が邪魔だったような口ぶりの台詞がある。
真意は不明だが、ひょっとして後で綺礼も消そうとしてた…の…?
ちなみにギルガメッシュの召喚者はstay nightの時点では綺礼だったようである。
(Zeroの時臣は後付けであり、矛盾した台詞に…。それとも時臣なんてもう忘れたとか言わないよね、ギルさん。)

・凛ルートにてライダーを失った慎二と一時的に契約を結ぶ。
歪な聖杯完成を目論む綺礼とギルにいいように利用されていることに気づかず、最強サーヴァントを手に入れて有頂天になり調子に乗る慎二。
いつ小悪党慎二がギル様の怒りを買って殺されるのかびくびくしていましたが、ギルには目論見があったので、ちゃんと来る時までは我慢していたようである。
よく沸点低いギルにできたよね。慎二をゴミを見るような目で見てはいたけど…。と思ったらギルにとって慎二は怒りを向ける相手にすら認識されていなかった模様。

ギルガメッシュが慎二に求めていたことは、もちろん相棒のマスターとして聖杯戦争を勝ち抜いてもらうことではなく、不完全な魔術師である慎二を聖杯の器にして邪悪聖杯を完成させること。
要は慎二の体のみに期待していたのであった…。
なので、終盤にて慎二の体にイリヤの心臓を突っ込むというトンデモ所業をしでかし、安定の残酷さを見せつけてくれる。

その前に生きているイリヤから心臓を引きずり出すという、イリヤファンにトラウマを植付けかねない許しがたい行為をしてましたね…。
ギルガメッシュがイリヤの心臓を必要としていたのは、もちろんアインツベルンの聖杯の器だからであるが、彼は歪んだ形での聖杯完成を望んでいるためイリヤ自体が聖杯になることを嫌がり、核となる器官だけを引き抜いて、彼曰く「ゲテモノ」魔術師の慎二を器としたという背景があったから。
度し難い所業ですね…。

・第四次聖杯戦争でセイバーを見初め、戦争末期に彼女に求婚するも、あっさり断られた。
セイバー曰く、「彼は優れた英霊ではあるが、考え方が違いすぎる」から無理とのことらしい。
つまり、価値観の違いってやつですか?

いかなる場合もポジティブシンキングなギル様にとってセイバーに振られたとの事実はないらしく、彼女が十年後もまた現界したことに内心大喜び。
セイバールートではこともあろうに、士郎とセイバーが手をつないで公園を歩くシーンに現れる恋敵という少女漫画チックな展開もあった。

セイバールート最終戦はセイバーとギルの一騎打ちであるが、前半は完全にギル様の求婚タイム。
「我は奪うだけではない。等しく歓びも与えよう。我の物になるというのならば、文字通りこの世の全てを与えてやる。」、「主の前に頭を垂れ、仕え、尽くすのが女の幸せであろう。」と女性に関して大変古風な価値観を持っていることがわかる。
まあ、紀元前の王だから仕方ないですかね。

しかし、セイバーがどうあっても誰のものにならないと宣言する上に、ギルが彼女の王政を馬鹿にしたことにより、まさかの顔面キックをくらい、ついにブチ切れてしまうのであった
「な!?男子を足蹴に!?おのれ、どうやら本格的に躾けられたいらしいなセイバァァァァア…………!!」の剣幕は個人的にstay nightで一番笑えたシーン。

・その強い執着のために、セイバールートではセイバーに敗れることとなるが、セイバーに執着した理由としては彼女を「手に入らぬからこそ、美しい」と感じていたから。
この世全てのものを欲しいままにした英雄王にとって、逆に自分ではどうあっても手に入らない存在だったからこそ、セイバーに焦がれたようである。
ギルガメッシュにとってはセイバー自体が「全て遠き理想郷」だったのだろう。

理想と言えば、このセイバールート、士郎もセイバーの生き方を「手に余るような壮大な理想を目指す姿は痛ましいけれど美しい」と感じていましたね。
Zeroではギルが、人間の身では叶わない大望を抱くセイバーを「尊い」と感じ興味を持った経緯が描かれていたので、なんだかんだ言って士郎とギルさんのセイバーが好きな理由は似たようなものなのかもしれない。

・ルートを追うごとに情けない終わりを迎えることに定評がある。
ちなみに彼の名誉のために言っておくと、彼が桜ルートで桜の影に瞬殺された理由は、慢心半分、ギルガメッシュを受肉させた力が汚染された聖杯のものであり、桜は同じ汚染された聖杯を体内に埋め込んだいわゆるボス、本体だったからどうしようもなかったという面が多分にある。
どうあっても元のモノに抗うことはできなかったためで、決してギルさんが弱かったわけではない。
油断、慢心もしていたけど。だいぶしてたけど。

本作では残念なイケメンを地で行くギルガメッシュですが、彼のカッコいいところを見たいなら、慢心による失敗もなく英雄王の威厳を最後まで貫くFate/Zeroをお勧めします…。
ですが、Fate/Zeroでシリアス場面での場違い求婚とか誰もが予想できなかった不意打ちの全裸すらもかっこよく描いてくれたufotableさんと、かっこよく、かついやらしく演じてくれた関智一さんが、UBWのどうしようもないギルをちょっとでもかっこよくしてくれることを期待します。

Zeroも含めてイメチェンバリエーション豊富なギルガメッシュですが、個人的には甲冑好きなので、金ピカフルアーマーな鎧姿が一番好きです。
なので、ギルはUBWでもせめて戦闘では鎧着るべき…。
だいたいそんな慢心ばっかりしてるから、最後士郎にまで負けるんだよ…。

いや、ギルさん好きなんですけどね…。
でも凛ルートでは、イリヤとバーサーカー、アーチャーと士郎のしんみりシーンを台無しにしてくれるんで、もうちょっと空気読めよ、と言いたくなりますね。


Fate/Zeroギルガメッシュ考察→Fate/Zero キャラクター考察3 アーチャー陣営(遠坂時臣/ギルガメッシュ)


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