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日本アニメ『るろうに剣心 追憶編』を外国語版で見てみた

るろうに剣心 追憶編

突然ですが、何か外国語を勉強してる方っていますか?

いつかは上達して、映画を字幕なしでみてやるぜ!と意気込んでいる方もいらっしゃると思います。(というか、私です…)


外国語の映画を字幕なしで見る勉強方法なんかをググってみると

「日本語吹き替え版で見る」→「英語音声、日本語字幕で見る」→「英語音声、英語字幕で見る」→「英語音声字幕なし」

の順に見ていくと良いと紹介されています。

でも、とくに英語以外の言語の映画なんてただでさえ見たい映画がなかったり、ネットでせっかく調べたのにレンタルショップにないタイトルだったり、いざ借りてみると、「音声は外国語のみ、かつ字幕は日本語のみ」なんてことはざらにあります。
これでは、ある程度能力がないと何が何だかよくわからないままエンディングを迎えるなんて事態になりかねません…。
いや、なりました。

そこで、目をつけたのが海外で売られている日本のアニメを見ることです。
勉強したい言語が使われている現地で売られているアニメDVDはたいてい「音声は現地語と日本語、字幕は現地語」が収録されています。


現地語字幕が入っているということは、耳で聞いて何を言っているのかわからない単語を目で確認することができますし、なんといっても好きなアニメだからモチベーションだけはばっちりで見ていて楽しいというおいしい勉強法だなと思います。
(ところが、この字幕、必ずしも音声の台詞と一致していないことが多いのがなんとも言えません。
それでも推測には役に立つし、同じセリフでも違う言い方があることもわかるので、まあ割り切ることにします。)



さてさて、肝心なのはこの現地で売られているDVDをどこで入手するかですが、
こちらに関してはまた後日にでもまとめられればいいな…。


ということで、ちょうど今実写版も公開されていることだし、今回はるろうに剣心 追憶編のアニメDVDの各国版を比べてみようと思います。

原作の『るろうに剣心』(以下、るろ剣)は週刊少年ジャンプで連載された有名な時代物漫画なので、あえてここで説明しなくてもよさそうですが、このアニメはそのるろ剣の主人公、剣心の過去の回想話である追憶編を監督が独自にアレンジしたお話です。

外国人が大好き(らしい)SAMURAIやらNINJAやらGEISYAやらが出てくる幕末が舞台のアニメですが、小学生にはちょっと見せたくないレベルのバイオレンス描写と大人な雰囲気の作品になっています。

また原作とは異なり、ギャグ?お笑い?何それ?な大変シリアスかつ真面目な脚本なので、やっぱり小さいお子様にはあまりおすすめできません。
ですが、幕末の京都の背景や日本の四季の表現、音楽などの美術やキャラクターの心理描写なども大人な雰囲気になっているので、私は実をいうと原作よりこっちの方が好きです。
各国のamazonレビューでも大絶賛されているようです。

ちなみに今回比較してみるのは、私が持っているのは日本語英語(日本語版にもともとセットで入っているもの)、ドイツ語フランス語イタリア語スペイン語バージョン。
メニューの雰囲気と、実際に外国語の字幕を表示させた画面を比較してみるためにキャプチャーを撮ってみたので、雰囲気をご紹介します。


日本語版

・メニュー画面
るろうに剣心日本語版メニュー1

・音声セットアップ画面
るろうに剣心日本語版メニュー2

ちなみにこの「ME MIX音声」というのは、要はアニメのカラオケ版で、音声は効果音と音楽のみ流れます。
自分でアフレコ体験ができるという明らかに一部の人にしか需要のないバージョンです。

・字幕セットアップ画面
るろうに剣心日本語版メニュー3

・本編①
るろうに剣心日本語版1

前日の夜に、路上の殺人現場で知り合うも、突然倒れてしまった巴さん(右)を助けた剣心(左)。
朝起きるとすでに巴さんがもりもり働いているので、体調を気遣ってみると…。

るろうに剣心日本語版2

倒れたのは酔っていたからとの返答が返ってきます。
ちょっと、いやかなり苦しい言い訳です。

・本編②
るろうに剣心日本語版4

祇園祭の日に休みがとれたので、外出に付き合ってほしいと頼む巴さん。
ちなみに何をするかというと、血なまぐさい話題を肴に酒を吞むことになります…。

・本編③
るろうに剣心日本語版3-1

るろうに剣心日本語版3-2

こういうキメ台詞は覚えやすいですよね。
覚えやすいけど、現実ではまず使えないですね…。


英語版

メニュー画面は日本語版と同じなので割愛。
英語版のタイトルは「SAMURAI X」、とめちゃくちゃアメリカンです…。

・本編①
るろうに剣心英語版1-1

るろうに剣心英語版1-2

るろうに剣心英語版1-3

このアニメの英語版は、そのまま日本語の対訳ではない台詞が多く、割と訳者が適当フリーダムに意訳している部分が多いです。
割とそのままな部分を載せておきます。

・本編②
るろうに剣心英語版2

巴さんが何を期待して誘ったのかわからないけど、剣心は明らかに「escort」には不向きな人間だと思う。

・本編③
るろうに剣心英語版3-1

るろうに剣心英語版3-2

るろうに剣心英語版3-3

英語版だけ出てくる「my wife」…。
このシーンを含む第三幕では、この二人、敵から身を隠すために人から頼まれて数か月よそよそしい疑似夫婦生活を送っていました。

これは疑似妻じゃなくて、ついに本心から出てきた妻という言葉なんです、きゅん♡という場面なんでしょう。
奥手でわかりにくい表現の日本語につき合っている場合ではありません。


ドイツ語版

・メニュー画面
るろうに剣心ドイツ語版メニュー1

・音声、字幕セットアップ画面
るろうに剣心ドイツ語版メニュー2

後ろの背景が切子みたいで渋い。
ちなみに副題はなぜか英語で「TRUST & BETRAYAL」です…。
かっこいいような厨二病のような副題をつけてきました。
…と思ったら英語版の副題の流用だったようです。

・本編①
ドイツ語は剣心の声がイケメン。巴さんの声もか弱くて美しいです。
声のイメージは一番日本語版に近く、訳もかなり忠実に訳そうとしている気がします。

るろうに剣心ドイツ語版1-2

るろうに剣心ドイツ語版1-1


ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語などは親しい相手を呼ぶ二人称(親称)と主に上下関係があったり、あまり親しくない相手に使う二人称(敬称)を分けて使います。
物語でも敬称が心情の変化などである日を境に親称に変わったりするので、そこらへんに注意を向けて見るのもおもしろいかもしれません。

・本編②
るろうに剣心ドイツ語版2

「人 Gesellschaft leisten」で「人の相手をする」という意味らしい。
「今夜お相手をしてもらえませんか?」と丁寧な頼み方。

・本編③
るろうに剣心ドイツ語版3-1

るろうに剣心ドイツ語版3-2

「werden」は主語が一人称の時は「決意」や「約束」を表す未来形の助動詞です。
英語、フランス語、スペイン語、イタリア語の「守る」という動詞が「prote~」から始まるラテン語由来の言葉ですが、ドイツ語だけ「beschützen」と、全くかすってもいないのがおもしろいです。


フランス語版

・メニュー画面
るろうに剣心フランス語版メニュー1

・音声、字幕セットアップ画面
るろうに剣心フランス語版メニュー2

このメニュー画面、凝り過ぎです。
フランス語版はここだけのために日本庭園のCGのメニュー画面が用意されています。
1枚目で「Setup」を選択すると、二枚目にすーっとカメラが移動してくる感じです。
正直、石に掘ってある字が読みにくくて仕方ないですが…。

・本編①
フランス語の役者さんたちは「雪代(ゆきしろ)」とか「飯塚(いいづか)」とか日本苗字の発音がものすごくし辛そうでした。

るろうに剣心フランス語版1-1

るろうに剣心フランス語版1-2

フランスの剣心はこの時点ではまだ敬称を使っています。
割と謙虚…。

・本編②
るろうに剣心フランス語版2

「voudriez - vous…?」も丁寧な依頼の仕方(らしい)。
「tenir compagnie à~」でやっぱり「相手をする」という意味(らしい)。

・本編③
るろうに剣心フランス語版3-1

るろうに剣心フランス語版3-2

るろうに剣心フランス語版3-3

フランスだからもっと甘い感じに訳してくるのかと思ったら(偏見)、そのまま教科書の例文に載りそうなシンプルさ。


スペイン語版

・メニュー画面
るろうに剣心スペイン語版メニュー1

・音声、字幕セットアップ画面
るろうに剣心スペイン語版メニュー2

…なんかここだけ見るとホラーっぽくて怖い

・本編①
スペイン語はたとえ、舞台が日本の幕末であろうと「セニョール」「セニョーラ」呼びを連発していたのが印象的。正直合わない…。

るろうに剣心スペイン語版1

ここのシーン、思いっきり吹き替え版と字幕版の訳が違いました…。
え、もうちょっと長々としゃべってたよ?
字幕があっさりしすぎな気が…しないでも…ない。

・本編②
るろうに剣心スペイン語版2

「Quieres~」(Queríaが原形)は「~させて欲しい」という自分の要求を奥ゆかしく表現する時にも使います。
とググったら出てきました。

・本編③
るろうに剣心スペイン語版3-1

るろうに剣心スペイン語版3-2

ここは割とそのまま。
ですが、全体的にスペイン語字幕はもうちょっと仕事した方が良いと思います。


イタリア語版

・メニュー画面
るろうに剣心イタリア語版メニュー1

・音声、字幕セットアップ画面
るろうに剣心イタリア語版メニュー2

落ち着いた背景画がバック。カーソルは桜の花びらです。

・本編①
るろうに剣心イタリア語版1

イタリア語は日本語の口パクに合わせるために、ところどころ相当早口に話しているように聞こえます。
全体的にみんな声が力強いので、日本語版と雰囲気がちょっと違います。

・本編②
るろうに剣心イタリア語版2

字幕だけ見ても、ヨーロッパの言葉は同じ意味の単語を置き替えただけという表現が結構あるとわかります。

・本編③
るろうに剣心イタリア語版3-1

るろうに剣心イタリア語版3-2

るろうに剣心イタリア語版3-3

「soltanto」は「ただ~だけを」という意味の副詞みたいなので、「君だけを守りたい」みたいなニュアンスでしょうか。
そういえば、巴さんに会う前の場面に剣心の「世の中の弱き人々を守りたい」という守る対象が漠然としている台詞があったので、それとの対比なんでしょう、たぶん。



以上です。
比較のために選んだシーンはぶっちゃけ適当です。

ですが、これで酒に酔って倒れた友人を気遣ったり、夜中に通りでいきなりぶっ倒れた言い訳をしたり、そんなに仲良くない相手をデートに誘ったり、気障なプロポーズをしたりすることができますね。

おもしろいなーと思ったのが、中性的な男性キャラクターの声。
日本アニメでは少年役や中性的なキャラクターを女性声優さんが担当されることが多いです。
剣心も元宝塚の鈴風真世さんが声をあてているのですが、海外では男性キャラの声はたとえ声変わり前の少年であろうと男性が担当していることがほとんどみたいです。
海外版は結構声が野太かったりする…。

あと、ヨーロッパ勢は名前に「さん」など日本の呼称をそのままつけていたり、「大根」を無理に訳そうとせず、そのまま「daikon」表記する国もあったりと、なかなか違いを見つけるのも楽しいです。

実はもう一つDVDを各国版で比べてみるとおもしろいなーと思うところがあったのですが、長いのでそれはまたの機会に…ということにします。

ちなみにここまできて言うのもなんですが、私はフランス語とイタリア語とスペイン語はNHK語学講座の4月1週目くらいのレベルしかわからないので、コメント適当です。
必死にググりました。
ごめんなさい。
変なところがあったら、教えていただけると嬉しいです。

続き→続・日本アニメ『るろうに剣心 追憶編』を外国語版で見てみた

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