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「花燃ゆ」感想 第九回「高杉晋作、参上」

「君は何を志しますか?」
目指した未来へ共に ~松下村塾~

はい、今回で松下村塾のキャッチコピーもできたことですし、この私塾の未来も安泰ですね。
電車の中釣り広告でもいけそうな決め台詞です。

花燃ゆ

いや~、かっこいいですね松陰先生!
急に先生としての貫録が出てきて、もう抱いて!って感じですね。
いや、今回はいつものような煽りなしで。

高杉晋作も、ちょっと甘っちょろいところとか、妙にリアリストなところとか、実は家族のこともちゃんと考えてますよってところとか、比較されるとムキになるところとか、史実として伝えられている部分が割と表現されていたと思います。
俳優さんの演技も上手ですしね。
久坂が一人で花男のF4の道明寺みたいな少女漫画キャラを演じていたのは笑えますがね…。

概ね、今回は面白かったのですが、まあ…「ん?」と思った箇所は後述します。

最早感想というか、ただつっこみたいところをつっこんでいるだけです。
それでもよろしければ、どうぞ。

(注意)
台詞は字幕なしで適当に聞こえた言葉を書いているので、間違っていたら…ごめんなさい。

第九話「高杉晋作、参上」(2015年3月1日放送)


ついに文の最盛期が!


ナレーションにより、寅次郎はいつの間にか「松陰先生」と呼ばれるようになり、一気に塾生が増えたことが明かされます。
赤根武人、寺島忠三郎、品川弥二郎など有名な人達も入塾します。
ようこそ、おいでました!入塾をお望みですか?
文さんは、いつの間にか塾の受付兼事務員になっています。

そして決め台詞
みなさ~ん!お昼ですよ!
夜には
みなさん、お夜食です
この塾、いつもみんな何か食べてないか…?

まあ、何はともあれ、第一話のアバンで紹介された文の人生の最盛期のシーン(塾生におにぎりを配るところ)に近くなってきましたね!

下級武士杉家の財政は大丈夫なのか?と疑問が湧きますが、この件は後々、大丈夫ではなかったことがわかります
とりあえず、あの能天気で心が広い父母とは言え、よくこんなに米を塾生のために炊くこと許したな、と思います。


一方、明倫館では「つまらん…」とやさぐれモードの高杉晋作が講義を受けています。
武家の長男がこんな公の場でこんな態度でいても許されるのかどうかはわかりません。

そんな高杉を見ていた伊之助は、なんと
松本村に行ってみろ。ぺルリの船に乗り込んだ男が塾をやってる
と高杉に寅次郎の塾に行くよう勧めます。

先週、「もう助けてやれん」と言っていた気がしましたが、しっかり塾生勧誘の協力もしてくれます(笑)
思えば、第一話で少年高杉が伊之助に「なぜ学問するのか」と聞いて答えられないという場面がありましたね。
相変わらず、学問にやる気のない高杉についにヒントをくれます
まあ、寅次郎に丸投げですが。


さて、松下村塾はついに宿泊OKの寄宿舎になったようです。
塾生が謝礼を払わない以上、収入のない高学歴ニートの寅次郎の一存で、杉家はどんどん若い男のたまり場に。

この晩に泊まった久坂くんは、松陰先生に聞きます。
先週のラストからそのくらい時が経った設定なのかはわかりませんが、久坂くんはすっかり松陰先生に心酔しているようです。
松陰先生、医者の私でも、この長州を、この日本国を守れる男になれると思いますか?
それは、君の志次第だと思います
志?
君は、何を志しますか?

またもや、女を侍らせながらつまんなそうな高杉を映しつつも、今回の重要台詞の登場です。
しかし、何?
晋作はひょっとして今までずっとこんな常に「つまんない」と愚痴をこぼしながら、けだるそうに生きてきたと言うの?


純粋な少年がワルに憧れた瞬間


OPが終了すると、なぜかいきなり相撲興業を見ている敏三郎、玉木という場面になります。
そして離れた場所でやっぱり相撲を観戦している高杉。
どういう状況かよくわかりませんが、萩で相撲の興行が行われ、暇なやつらが見に来たということでしょうか。

ところが、相撲も高杉にとってはつまらないらしく、またもや「つまらん…」と呟いておいでです。
この人は、この回で何回「つまらん」というつもりなんでしょうか
今までよく生きていたなと言いたくなりますね。


さて、敏三郎は、先ほどの相撲で勝った力士が実が先に足をついていたことを見破り、身振り手振りで隣の玉木くんに伝えます。
空気が読めない玉木くんは「え?大笠山の足の方が先についたって?」と大声で復唱。
力士たちに絡まれます。

ここで助け舟を出したのは高杉。
俺も確かに見た。おまえの足が先についた。ズルして勝って嬉しいか?
なぜかドヤ顔です。
しっかし、つまらん相撲じゃった!おなごの喧嘩の方がまだ面白みがある!
わかりやすく煽り出します。
ここぞとばかりに煽り出します。
間違いなく今まで出てきたシーンの中で、高杉が一番輝いてる瞬間だと思います。

そうまで言うなら、俺を倒してみい!
力士は大激怒。
おう、かまわんよ
兵六玉・高杉は相変わらずのドヤ顔でOKを出します。
史実で伝わっている高杉くんは、確か身長約155cmの細身。
どう頑張っても力士に勝てるわけありません。

正攻法で戦うつもりはもちろんなく、後ろを向いた力士の肩に枡を投げつけて、後ろからとび蹴りをかますという、せこいかつみみっちい方法で力士を転ばせます。
倒せ言うから倒したんじゃ!
相撲を舐めとんのかぁ!
いえ、相撲ばかりか、世の中も舐めてます
これでは小学生と言ってることが同じです。


逃げるぞ!
ちゃんと敏三郎と彦助にも声をかけてくれるところは立派ではありますが(笑)

この逃げる高杉の後を追いかけているとき、敏三郎の顔が輝いていたことを見逃してはいけません
完全に強くて(いや、せこいけど)、ワルぶってるお侍さんに陶酔している顔です。
兄貴、一生ついていきます!って顔です。

ちなみにこの逃走劇の途中で、高杉が伊藤利助にぶつかるシーンがありますが、大してここで伊藤を出した意味はありませんでした


ここがおまえの家か
敏三郎、引いては寅次郎の塾が開かれている家まで来て、なぜか高杉はここが松下村塾だと気付いたようです。
なぜか誇らしげな敏三郎。
完全にワルに憧れています。


授業参観~先週のラストと繋がっていないと言ってはいけない


所変わって、杉家。
連日盛況な松下村塾ですが、「握り飯、漬物付き!」と銘打って生徒の呼び込みをしてしまったために、杉家の財政はなかなか厳しくなってきたようです。
そりゃそうです。
下級武士の家に余分な青年男子の食い扶持まで払う余裕はあるはずがありません。
文はついに、寅次郎に「謝礼」の必要性を訴えます。

ほんのちいとでいいから、皆さまにお米代などを払っていただくわけには…
学ばせてもろとるんのは僕の方じゃ。謝礼をというなら僕が払わにゃならん
しかし、学問(主に古典と国防w)に詳しくても、経済センスゼロな兄さんはなかなか世間知らずな答えを返してきます。
ま、無収入な松陰先生は「謝礼」なんて払うことはできないのはわかってるのですがね…。
おっしゃりたいことはわかりますが、寅兄さま。何をするにもお金がかかります
ここで、松下村塾のせいで余計にかかっている支出の内訳を事細かに説明する文。

しっかりしとるのう、文は。これからは文(ふみ)じゃのうて、文(もん)と呼ぼう!
肩パン!で渾身のギャグです。
笑い飛ばしてごまかします。
正直、堅物寅次郎にこんなギャグセンスがあるとは思わず、驚愕しております。

しかし、賢い文さんです。
この問答を生徒が聞こえる庭で繰り広げたあたり、策士ですね。
案の定、久坂には今の会話は丸聞こえです。
先週、握り飯を家の前で出されて「貧乏だと思って憐れんでるのか、こらぁ!」と一喝したばかりなので、無銭飲食をしていることに罪悪感を覚えてしまいます。
すまん。飯代のことまで気が回らんで。俺がなんとか…
あ、ええの!気にせんでつかあさい!
以後、すでに文が気になりだしている久坂くんは、文を喜ばせるために出稼ぎ労働を始めます


ここで、高杉がついに杉家に乗り込んできます。
御免!おお久坂、おまえもここに出入りしとったんか
明倫館の小田村先生の勧めで参りました。吉田殿は?
先週のラストと場面が繋がっていないことはつっこんではだめでしょうか…?

高杉晋作と申す!国禁を犯した罪人の塾とはどげなもんか、見物に参りました!
ようおいでになられた!
突然現れた無礼な青年も笑顔で歓迎する松陰先生です。

杉家ファミリーも、長州藩の名だたるぼんぼんが我が家に来たという話でもちきりです。
ということは、お家はご裕福…
ところが、文が目をつけたのは高杉家の裕福ぶり。
つまり「金」です。
この人を入塾させて月謝もらえば、ウハウハなんじゃないか?
もうお金の心配なんてしないでいいんじゃないか?
悪い女ですね(笑)


というわけで、高杉の希望で松下村塾体験入学のレッスンが開始されました。
ところが、高杉くん、やる気がありません。
姿勢悪く着崩れた着物もそのままで、ついにいきなり奇声まで発し始めます。
超真面目な優等生の久坂くんはもう限界です。

いやあ、つまらんで、ついうとうとと…
百姓風情や医者坊主が政を論じてどうなる。政ごっこか?
第三話、先週の第八話ですでに証明されていますが、久坂は致命的に煽り耐性がありません
禁止用語「医者坊主」が出ては、もうアウト。
掴みかかる勢いで、周りの塾生に止められる始末です。


嫌でもいずれ政に関わることになります。
今は三味線や歌を作っとる方がおもしろい

高杉の嫌味トークはなおも続きます。
後でやることやるから、今はモラトリアムでいいだろ!とどこぞの私大文系学生のようなことを言い出します。
いや、私のことです。正直、耳が痛いです。

詩ですか?それはぜひ、お聞かせ願いたい!
松陰先生はこの無礼な生徒候補にも笑顔で応対してくれます。
素晴らしい先生ですね。

ここで、終始ドヤ顔だった高杉は俄然やる気になります。
超得意げに自作の詩で詩吟を披露。
ほお、素晴らしい才をお持ちだ
松陰先生は笑顔で褒めてくれます。
ドヤ顔高杉。

だが、久坂くん程ではないですね。
以前、久坂くんが披露してくれた詩、あれは実に素晴らしかった!
学問も詩も武士のあなたよりも、医者である久坂くんの方が優れておるようですね。
実にもったいない

なんと笑顔で高杉ご自慢の詩をdisり始めるどころか、久坂の方が上手いわ!と煽る松陰先生。
松陰の煽りがすさまじいのは先週の久坂で証明されていますが、今回もとても楽しそうに高慢ちきな高杉さんを煽ってくれます。

これ、高杉は久坂と比較してdisった方がやる気を出してくれるだろうと瞬時に見抜いた松陰先生の策…だったと思うのですが、なかなか清々しくやってくれますね。


当然、怒った高杉は殴りかかりそうな勢いです。
覗き見していた文は咄嗟に止めようと、得意技を繰り出します。
おやつ…ですよ?
ついにスイーツまで出てきましたか。
さきほど、財政が…とか言ってたのはなんだったのでしょうか(笑)

おやつまでいただけるのですか、この塾は!
どよめく外野たち。
求人よりも待遇が良いなんて、なかなかないですものね。

文「あ、どうぞ高杉様!お口に合うかわかりませんが。
あ、あと今の詩、私に難しいことはようわかりませんが、久坂様の詩と同じくらい、素敵に聞こえました

久坂「おまえに詩の何がわかる!
文「良いではありませんか!何を好きと思うかは人それぞれでしょう
久坂「好き…じゃと?
高杉のご機嫌を取るために、適当に詩まで褒めだします
全ては金の為…!
一方、久坂はもう完全に少女漫画サイドの住人になってしまっているようです。
ここは華麗に無視しましょう!


お文さんとおっしゃいましたか?ありがとう。遠慮なく頂戴しよう
ん!?これは美味い!こねえに美味い菓子は食ったことがない!
私には、甘いものに目がない妹が三人おりまして…

よろしければ、次はお宅に参上してお作りします!妹様方にもぜひ!
おお、それは楽しみじゃ!
いちいち動揺する久坂をちらちら見て復讐を楽しむ高杉は…まあいいのですが、文の執念はんぱないですね。


帰り道の高杉さん
久坂の方が優れとるじゃと…?吉田松陰め!
効いてる、効いてる。
松陰の「あおる」の効果は抜群だ!


招かれざる客×3


ダークサイドのチーム椋梨です。
今回の集会のメンバーは椋梨、高杉(父)、伊之助。
椋梨「吉田の塾に若者が集ってるらしいな。あれ何なの?
伊之助「貧しい若者に読み書きを教えているものなんじゃないかと思うよ
椋梨「思うよ?あれほどよく見とけって言ったのに、何してんの?
怒られます。

椋梨「どうも胸騒ぎがしますな、高杉殿
高杉「さよう。世間知らずの若者どもを煽りたてるようなことがあってはまずいね!
伊之助「あ、そのことなんだけど、野山獄から寅次郎が出たことで、世間では寅次郎の罪が許されたと思われてるみたいだよ!
誤解が広まれば、寅次郎もその塾も調子に乗っちゃうよ


こんな感じの会話が繰り広げられたあと、伊之助はある提案をします。
野山獄の他の囚人たちも牢から出しては?
吉田寅次郎だけが特別に赦されたわけではない。
囚人たち皆が赦されたことにしてはいかがかと。
罪人は所詮罪人。
皆にそう思わせるのです

どうしたの、伊之助!
ついに寅次郎のわがままに愛想が尽きたの!?と言いたくなる発言ですが、寅次郎LOVERの伊之助がそう簡単に寝返るとは思えません

きっと、このままでは寅次郎が椋梨に睨まれてしまうので、目を逸らすためにあえてこんなことを言ったとかそんなオチなのでしょう。


さて、ここから招かれざる…いや、思わぬ客が三人ほど登場します。

まず一人は小浜藩の儒学者である梅田雲浜。
じっくり寅次郎と話がしたくて、杉家に突撃訪問してきます。
この人、かなり過激な人なので、後々虎次郎共々修羅場を迎えることになるおじさんです。

あれから私も大坂で、ロシア船を沈めようとしましたが…しくじりましてな
ロシア船ですか!私も長崎で乗り込もうとしましたが、一足遅れで
ははは。
なんとしても、天子様の御為、異国を討たなければなりません!
即刻逮捕モノな会話を寅次郎と繰り広げます。


二人目。
お尋ね、もうーす!!
やたら気合の入った声がしたと思ったら、完全に先々週でお役御免と思われた富永友隣が現れます。
ついては…帰る!家もないため、しばし厄介になる!うんうん
いや、うんうんじゃないよ!
相変わらず独特な口調で、獄を出られたけど帰る家もないから、ここに住むわ!とさらっと信じられないことを言ってくれます。
野山獄って、家族に厄介払いされた人の獄ですからね…まあ、こうなることは予想できますね…。
あれだけ、娘とはもう会わない!と涙の芝居をしておきながら、久さんがどこに行ったかは気になりますが。

三人目。
杉家はついにご飯がお粥になりました。
また、食べる口が一人…
急遽じじいが一人増えたため、ますます米が足りなくなった模様です。
しばらくは、お粥で我慢しいね!
梅兄さまの稼ぎがいただけるまで、あと、10日!
なんとか乗り切らんと…

「しばらくはホットケーキで我慢するしかないわね」というセリフをスタジオジブリの某デリバリーサービスの魔女っ娘が言っていた気がします。
ここで「…あ!」と何かを思い出した文。

出向いた先は…


高杉家


なんと藩有数の武家である高杉家に上がって、まじでお菓子を披露しています!
え、上座に座ってない?
たまにはこういう(庶民の)お菓子もええですわね!
「たまにはこういう」というあたり、ちょっと普段召し上がっているおやつとは違うようですが、晋作の妹たちは喜んでくれます。
とりあえず、外堀は埋めました

妹たちが退散後、高杉は唐突に自身の家について語り出します。
我が祖先は、元就公のときから毛利家に仕えておる。
今から三百年以上昔からじゃ。
父も祖父も高杉家の当主は代々皆、藩の要職を務めてきたことを誇りに思うておる

貴方様も?
当たり前じゃ
即答。

そねな方に、兄の塾においでいただくんは…無理なお願いでしょうか?
そうそう、文の今回の高杉家来訪の目的は別に晋作を落とすわけではありませんでした。
塾生確保…ひいては月謝確保の為でしたね。

しかし、ここで「塾」のワードを聞きつけた晋作パピー(小忠太さん)が登場。
文の勧誘は失敗に終わります。

二度と近づいてはならん。息子にも娘たちにも。
この家は、罪人の身内などが足を踏み入れる所ではない

もうお分かりですね?
三人目の招かれざる客とは、もちろん文のことです。
もちろん小忠太さんにとって。

付き合う相手を考えろ。そこらの若者とは、立場が違うんじゃぞ。
わざわざ道を踏み外すようなことはするな。おまえには立派な将来が約束されておる。
父に心配をさせるな

お邪魔虫を追い出したお父さんは一人息子を諭します。
お父さん、息子LOVEなんですよね。
息子さんは今のところ、どうしようもないドラ息子ぶりしか発揮していませんが…。

うつむく晋作。
わかっております
ところが一人になると…。
つまらん…
晋作くんはこの回で何回「つまらん」と愚痴を吐くのかだんだん気になってまいりました。

ここで、彼の回想モードに入ります。
昔、度胸試しで切腹シーンを見たことがあるらしいですね。
このシーンが何を意味するのかはまた後で…。


今週の松陰先生名言タイム


暴れ牛のような目をしとった。溢れんばかりの力が、外に出とうて出とうてもがいとる
寅次郎は高杉をこう評します。
見る目がありますね!さすが松陰先生です。

するとここで、へべれけに酔ってケガをした敏三郎帰宅します。
ワルとでもつるんでいたのでしょうか。
え、さっきまで高杉、家にいましたやん!


ちなみに相変わらず久坂は、高杉の言葉に喜ぶ文を思い出して一人で少女漫画してましたが、もうスルーしておきます。
彼はどうしてしまったのでしょうか。
さすがに文の器量が云々で嫁の話を断るエピソードは回避するつもりなのか、今からフラグ立てに忙しいようです。

なんと「飯の足しにしてくれ!」と近隣の農家を手伝ってもらってきた大量の芋を杉家に進呈してくれます。
塾がのうなってはかなわん。一人では議論ができんからな
本当は泥だらけになりながら必死に出稼ぎ労働をしていたことを隠します。
なんというツンデレ。
ありがとうあんした
幸せ久坂さん。
はい、ラブコメらしいエピソードですね。


夕飯の時間。
珍しく敏三郎が帰ってきません。
文だけがそわそわしていますが、超のんきなことに定評のある父上と母上は
せわあない!どこかで道草でもしとるんでしょう
心配するな!敏三郎とてもう子供ではない
で流します。
この二人はもう少しで野山獄にいる息子の面会にもいかなかった両親なので、こんなことでは驚きません。

ここで、またもや酔いつぶれた敏三郎と高杉が登場。
やっぱり敏三郎を悪の道に引きずり込んだのは、高杉さん家のおぼっちゃんでした。
敏三郎は調子に乗って煙草も吸っていたようですが、このことを得意げに自慢するように報告するあたり、もうアレですね。
あれ、少年時代はすごく聡明そうな少年だったのにな…。
ひょっとして彼も大河お約束の「十歳で神童、十五歳で才子、二十歳過ぎればただの人」を地で行く人なのかもしれません。


高杉に不信感を募らせる文、大激怒の久坂を後目に現れたのは、KYなことに定評のある寅次郎兄さん…いや、松陰先生です。
おお!高杉くん!ちょうどおもしろい議論をしとったところです!どうぞこちらへ
高杉を松下村塾へ引き入れます。
もう松陰先生の中では、とっくの前に晋作は塾生になっていそうな勢い。

お題は「アメリカ独立戦争でなぜ庶民も銃を取って戦うことができたのか」です。
意見を聞かれた高杉は得意げに答えます。
百姓、商人、医者風情が集まっただけでは烏合の衆に過ぎん。
束ねる者、政をする者がいる。
それこそ武士の務め

これが奇兵隊初代隊長につながる…と意識したようなセリフです。

久坂「ならばおまえは武士の務めを果たしとるんか!
いや、果たしてません。
授業も聞いてません。


それがのう。どうもつまらんでのう
のう久坂、俺はなんか気の病かもしれん。
人生がつまらんでつまらんで仕方がない。
俺の進む道はもう決まっとる。
それを誇りにも思うとる。
じゃが、何かが足りんのじゃ。
自分の行く末を思うと退屈で退屈でいっそ死にとうなるんじゃ!

ここに来たのもただの暇つぶしじゃ
これは、きっと久坂の腹が煮えくり返ったに違いないセリフですね。
なんというか甘ちゃんというか…。

ふざけんな。暇つぶしで来るんなら今すぐ帰れ!
ここはおまえが来るところじゃない!
俺は思うとる。誰に馬鹿にされようと、笑われようと、本気で思うとる!
この松本村からこの国を変えようと、武士でない自分にもできることがあると!
このお方(松陰)がそう思わせてくれた!」
「そう思えてから、ここで学ぶんが楽しゅうて楽しゅうて仕方がない!
ここにいる者もきっと同じじゃ!


おまえの人生がつまらんのは、おまえがつまらんからじゃ!
公開処刑ものなセリフですが、すべて図星なので言い返せない高杉。

ここで、一番弟子の猛攻も、しょぼーんとしている高杉も穏やかな顔で見ていた松陰先生のターンがついに回ってきます。
松下村塾の経営理念にもなっている大事なところですよ!

高杉くん。君の志はなんですか?
僕の志は、この国を良くすることです。
志があれば、罪人でも生きるんが楽しい。
やる気が尽きることがない!
志を立てることは、全ても源です。
君がもし、この小さな萩のご城下で、由緒ある武家の跡取りとして人生を考えとるなら、君にとってそれはつまらんことでしょう。
君はそれを望んじゃおらんのだから!


志は誰も与えてくれません。
君自身が見つけ、それを掲げるしかない。
君は何を志しますか?


無言で帰る高杉ですが、もうイチコロです。
ひょっとしてこれから「花燃ゆ」は松陰が捕まるまで、毎週松陰先生の為になるお言葉を紹介して、誰かが改心していくショートストーリーになるのかもしれません

いや、揶揄していますが、このセリフは良かったです。
今までだいぶ松陰先生の内面をすっ飛ばして放送されていたので、いつの間にこんなにできた人になったんだ、と若干面食らってはいますが、私も身がつまされる思いです。
これは現代の若者にも十分通用する言葉ですよね!


場所が場所なだけに説得力が皆無なのですが…


翌日、悩みながら素振りする高杉。
父の言葉や昨日の松陰の言葉が脳裏に浮かびあがります。
今回は…あ、片肌脱ぎなだけです。
さすがに一周のうちに二回も脱ぐなんて野暮なことはしていませんでした。


さて、高杉の露出の話はどうでもいいです。
なんと杉家では、梅兄さんの稼ぎを入れたばかりの銭入れが消えました。
さっき、敏三郎くんを見たというやつが…
色街の近くで高杉さんと一緒やったと
信じられない情報が塾生から上がってきます。
つまり、その目撃者も色街の近くにいたということかい…?

心配な文はもちろん、色街(風俗街)に来ました。
一人で。
(おそらく勝手に)キャバクラにも侵入します。
こんな不法侵入が赦されるわけがありませんが、そこはドラマなので誰も咎めません。

奥のVIPルームの扉を勝手に開けると、芸者さんに囲まれて高杉と敏三郎が酒を飲んでいました。
傍らには…杉家の銭入れが!

なんしよるん!家のお金でこねなとこ来て!
この人は面白がっとるだけ!この人とはつきおうちゃいけんの!
あんたまだ何にも知らんし、何にでも染まりやすいんやから!

当然、弟を叱ります。

まるで子供扱いやな
いや、確かにそうだけど、そういう問題ではない。
黙って家の生活費を持ち出したことには変わりはない。
あなたは黙っとって
この子は、ずっと私が守ってきました。
字も教えて、お風呂にも毎日入れて、こねにこまいときから、私が守ってきたんです!
あんたのせいで、敏が悪い道に墜ちてしまう!

帰るよ、敏。帰るよ!
きっと障害のある弟ということで、必要以上に過保護なお姉ちゃんだったのでしょう。

きらいだ。姉上が、きらいだ。
俺はもう子どもじゃない

すると、急に敏三郎の手話に字幕が付きます。
敏三郎も反抗期なのか…。

おまえは弟を知らん。その悩みも。想いも。
敏三郎の方から俺に会いに来た。
強い男になりたいと。
戦になったら戦える男になりたいんだと

その金を元手に稼ごうとしたんじゃ。塾のために
なぜかふすまを開けると色街の一角に敏三郎の仕事場が(笑)

前半の「強い男になりたい」で剣術を高杉に習っていたところから、後半の自分の家の財政難を助けるために働きだしたという過程がいまいちよくわからないのですが…。
この作品はいつもそうですが、心変わりの過程をすっ飛ばして、後で台詞だけで一気にまくし立てるので、良いことを言っているはずなのに響かないなー、と思います。
残念です。

自分は仕事の口ももらえん。
ならば本を買うて、得意な写本で稼ごうとしたんじゃ。
おまえの弟を守られるだけの身にすんな。
姉が好きだから、こいつは苦しいんじゃ。
あんたの望むかわいい弟を演じることが苦しいんじゃ

敏三郎はもう、男じゃ。
自分の頭で国のために家のために役立つことを考えとる。
おまえの兄上の言葉借りりゃ、志を持つ立派な男じゃ!

敏三郎がいつまでも「かわいい弟」扱いをされて苦しかったのはわかりました。
敏三郎が、今自分ができる精一杯のことをやろうと思ったのもわかりました。
きっと高杉あたりがこの商売のやり方も教えてくれたのかな…?
武士だけど…。

でもね、黙って杉家唯一の収入を全部持っていって、成功するかもわからない商売に使ってしまうのは駄目でしょう。
失敗したら家族全員困りますよ。
さらに、この時点では売れるかもわからない写本商売。
この時点で連日、花街で飲んだくれているのはどう説明するのか
そのお金はどこから出てきているのか。

ちょっと、こんなところで酒飲みながら言われても説得力ゼロですよ。

あなたに何が分かるんですか?
私は高杉は割と好きだし、いつもネタに文さんをdisっていましたが、これは文に共感します。
高杉は人の家の事情に口を出せる立場ではない…。


泣きながら帰った文ですが、家にいたのは久坂でした。
不器用な少女漫画のお相手をしっかり演じてくれます。
一週間で一気に久坂がこんなポジションになり、驚きを隠せません。


高杉の心変わり~姉弟仲直りでめでたしめでたしなのであった


夜、高杉は父に今までの思いと決意を打ち明けます。
どうやら、今回は寅次郎の言葉と敏三郎の行動が高杉の背中を押したということみたいです。

父上はいっつも私を大事にしてくださる。守ってくださる。
感謝しております。尊敬いたしております。
しかし、今まで誰も私の目を開かせてくれんかった。
父上も。お爺様も。侍の死にざまを見てさえも。
誰もこの退屈から私を救うてくださらんかった

松陰先生の煽りと諭し、久坂くんの熱弁はよっぽど響いたらしいです。
まあ、松陰先生が大好きな海防あたりの学問は、お父さんも勧めてくれてたんですがね…。
あなたが興味を持たなかっただけで。

初めて出会うたんかもしれません。あの男たちといれば、いずれ私も。
志とやらを持てるかもしれません

若干他力本願ではありますが。高杉にやる気が出たなら、まあ結果オーライです。
きっと、今までの晋作の周りは上士の跡取りの晋作に気を遣った人ばっかりで本音でぶつかってくる人がいなかったんだね…と解釈しておくことにします。
環境は大事だもんね、うん。


「あの人はきっと起きちょる」とよくわからん根拠で高杉は夜中の杉家に押しかけます。
学問がしたい!
何の為に?
わからん!じゃが、おもしろそうな匂いがする
そうですか。ならば、共に学びましょう
うん?何故、高杉が急に学問がしたくなったのか謎です。
ひょっとしてあれですか?
久坂に勝てれば、フィールドは何でもいいとか言うことなのでしょうか?
なぜ、この過程を描かなかった…。

その前に一つだけ言うておく。
俺が本気で学んだら、久坂など相手にもならん!

さあ、それはどうかな?
え、本当に久坂に勝ちたいだけとしか取れないんだけど…。
文にえらそうに志がどうとか説教した割には。


一方、文と敏三郎の姉弟もなんとか仲直りをしたようです。
「写本が売れたから…」と高そうなお菓子を姉に買ってきます。
いや、そこじゃない!
お粥しか食べてないかわいそうな家族のためにちゃんとお金を返したまえ!


そうそう、昨夜の高杉と寅次郎のやり取りを見ていない久坂は高杉が杉家にいることに驚き
おのれ!お文さんに何をした!
と高杉につかみかかります。

久坂さんの空回りぶりがアレですが、今週も平和に終わりました。
…あ、どさくさに紛れて伊藤利助が入塾していますが、この空気感やばいですね。
冒頭に続けて二回もナレーションで「初代総理大臣になる男」と紹介する意図はよくわかりませんが。
あ、大事なことだから二回言ったということなのか…。

文さんが亡くなるのは1921年…ということは伊藤暗殺も普通に取り入れる気満々だから、入れたのか。
それなら納得ですが、先が長いですね…。




次回、「躍動、松下村塾」

~三行でわかる次回予告~
敬親「余も松陰の弟子じゃ」
前原一誠登場!
締めは「ご飯ですよ」


いよいよ、高杉も入塾し役者は揃いました!
と思ったら一般の長州ドラマではまずスルーされる前原一誠もちゃんと取り上げるようです。
「萩の乱」もちゃんとやってくれるということでよろしいか?


今週は割と面白かったです。
松陰もあの丁寧ではっと思わせることを言ってくれる割にKYなところもばっちり表現されているし、高杉もつっぱっていながらも割とナイーブなところが出ていて良かったと思います。
久坂は…去年の朝ドラそのまんまですが、真面目で熱くていいんじゃないでしょうか。
若干の少女漫画要素は気になりますが、今までを思えば…。

気になったのが、敏三郎のエピソードと唐突な高杉の「学問したい」宣言。
敏三郎と高杉を重ね合わせたのはいいと思うのですが、色街で遊んでいるというシーンのせいですべてが台無しです。
黙って持っていったお金が全部取り戻せるほど稼げていたわけではなかったんでしょうし、生活費で風俗遊びしていたら説得力なんて皆無です。
高杉が奢ってくれた…?高杉も所詮は父のお金で豪遊しているので、同じです。

あと、唐突な高杉の「学問したい」宣言。
どうして高杉にこう言わせた過程を描かなかったのか…心底謎です。
ラブコメ要素削って、このシーンがちゃんとしてれば完璧なのになー。

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●花燃ゆ感想バックナンバー
「花燃ゆ」感想 第一話「人結ぶ妹」
「花燃ゆ」感想 第二話「波乱の恋文」
「花燃ゆ」感想 第三話「ついてない男」
「花燃ゆ」感想 第四回「生きてつかあさい」
「花燃ゆ」感想 第五回「志の果て」
「花燃ゆ」感想 第六回「女囚の秘密」
「花燃ゆ」感想 第七回「放たれる寅」
「花燃ゆ」感想 第八回「熱血先生、誕生」
「花燃ゆ」感想 第九回「高杉晋作、参上」
「花燃ゆ」感想 第十回「躍動!松下村塾」

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大河ドラマ「花燃ゆ」感想・つっこみバックナンバーまとめ

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2015/03/04 (Wed) 23:57

文(井上真央)の努力のかいあって、兄・吉田松陰(伊勢谷友介)が開く 私塾には久坂玄瑞(東出昌大)を始め、生徒が集まり始めた。 文は、議論に熱中する若者たちの世話に大忙し。 しかし松陰が謝礼を受け取らないため家計は火の車に。 そこに現れたのが高杉晋作(高良健吾)だった。 文は裕福な高杉を生徒に引き入れようとする。 高杉は代々、藩の要職を務める名門の跡取り息子だが、何をしても「つ...

ドラマ@見取り八段・実0段 - http://doramablo.blog59.fc2.com/blog-entry-4504.html
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