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「花燃ゆ」感想 第十回「躍動!松下村塾」

あなた好みの男の子を見つけよう

学園生活の中では、いろいろなタイプの男の子たちと出会うことがあります。
(中略)
気になる彼と近づきたいなら、あなたから積極的にアピールしてみよう

(以上、乙女ゲームのパイオニア的な存在である「ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story」 公式ホームページより)

花燃ゆ

唐突ですが、文を見ていると完全に乙女ゲームを見ているような気持ちにならずにはいられません
兄の学園(私塾)でいろんなタイプのイケメンを毎週とっかえひっかえしているなんて、一クールしかない乙女ゲームのアニメを見ているようでもあります

第八話ではインテリ熱血青年久坂、第九話ではちょい悪系やさぐれエリートおぼっちゃま高杉、そして今回は真面目系清純青年吉田稔麿を攻略するとは…。

いくらなんでも尻軽…いや当時の未婚女子としてアクティブすぎないでしょうか。

あ、今週の松下村塾の青年中心の話は面白かったです。
松陰の言葉で少しずつ青年たちが成長していく物語は話としても面白いし、幕末でも珍しい若者が力を持つ藩である長州が出来上がっていく過程が見られるようで見ごたえがありますね。

しかし、本音を言うと、文…。
主人公とは言え、やはり彼女はちょっとでしゃばりすぎです。
文がいなければ、もっと濃い幕末志士の成長と松陰との交流ドラマが見られたのに…というが本音です、すみません。

一応誤解のないように言うと、私は幕末長州も、そして割と乙女ゲームも好きですよ。
「花燃ゆ」は完璧に土俵を間違えています。
きっとこのドラマは少女漫画として連載すれば、とても面白いものになったとも思うんです
ただこの二つをドッキングさせて、こともあろうに時代劇の雄「大河ドラマ」で一年もかけてやってほしくないなというのが…本音な…だけです。

脚本家はこの時代の普通の女の子の生の気持ちを描きたいとか言ってますが、たいしてこの時代に興味もないのに(第八話の感想文の冒頭参照)、「この時代の女の子の気持ち」とか言われても困惑するしかありません。
もっと陰ながら支える女の子とかじゃだめだったのかな。

ここまで、主人公である史実の人物の人格を無視したドラマも珍しいのではないかな
実際の文の性格をそこまで詳しくは知らないけど…。

(注意)
台詞は字幕なしで適当に聞こえた言葉を書いているので、間違っていたら…ごめんなさい。

第十話「躍動!松下村塾」(2015年3月8日放送)


今回のノルマ「稔麿くんを内定が出る男にプロデュース」


冒頭は伊藤利助入塾シーンです。
伊藤利助は1857(安政4)年の秋に松下村塾に入塾したようですね。
なんと林家が一家丸ごと伊藤家の養子になったことで、士分になったという経緯もあります。
ってもう士分じゃないですか。
そのわりに伊藤…汚い。
数年前の大河「龍馬伝」で「汚い」と悪評を漂わせた岩崎弥太郎ほどではないものの、そこらの農民同然です。

そういえば、伊藤は最初は幼名の「利助」で登場なんですね。
久坂の「義助」とか稔麿のこの時の本来の名前「栄太郎」とか前原一誠の「八十郎」はスルーなのに…。
「松陰」もナレーションだけで名乗り始めましたし、いつの間にか一人称が「僕」になってるし…。
伊藤に関しては松陰から後に号を名づけてもらうというエピソードを入れたいからなのでしょうか。

で、君は何を志しますか?
先週決まった松下村塾の理念があるかどうか、さっそく新しい門弟に問う松陰です。
立身出世です
己に少しでも知恵と力があるなら、それを生かして今よりちっとでもええ暮らしがしたい
超真面目に即答する伊藤。
松陰先生がただの堅物なら(文之進叔父さんとかね…)激怒しそうな回答です。


さて、場面変わって今週の文のノルマが提示されるシーンとなります。

どうやら稔麿の妹によると、昔からの知り合いだった利助くんが学問をやる気になっていて稔麿は焦っているとのこと。
しかし、稔麿は後ろからその言葉を遮ります。
俺は焦っとりゃせん。
ただ書物を読んだり、先生のところで学べば学ぶほど、このままじゃいけん。
ここでこうしちゃおられんという気持ちがどんどん強うなってきて…

Oh, NO! 人はそれを焦ると言うのだよ。

すると、ちょっと斜め上の解釈ですが、文は
江戸へ行きたいん?
と稔麿の気持ちを言い当てます。
あ、図星だったようです。
なぜ、皆すぐ江戸行きを目指すのか。
いつの時代も若者は都会に出たくてたまらないようです。

じゃが無理じゃ!
明倫館にも入れてもらえん身分の者が、遊学など許されるわけがなかろう?

くすぶる稔麿をなんとかしたい文はここでいつもの暴走を始めます。


まずは信頼すべき兄、松陰に手立てがないか相談しますが
天下の苗を助けて長ぜしめざる者寡(すくな) し
無理して苗を助けようとしても、かえって苗を枯らしてしまうだけ。
そんな無益なことをしない賢者は少ないということだそうです。
松陰先生、おせっかいはその人のためにならない、とわかりづらい例えで一蹴します。
松陰先生、やる気ありません

そして、この兄のアドバイスは無視されます

次は久々の出番の文之進叔父様。
無理じゃ
やはり一蹴されます。
小田村の兄様には「頼るな」と言われてしまい、もうあなたくらいしか頼る人がいないの!と若干失礼な頼み方ですが、珍しく機嫌が良かったのか、叔父様は重要な情報をぽろっと漏らします。

そういえば、江戸屋敷に人を一人寄越せと通達が…
さらに椋梨が今、藩で一番力を持っていることもポロッと漏らします。
まさにRPG。
必要なときに必要な情報を漏らしてくれます。

ここで、前回でも割と悪知恵を働かせていた文は
寅兄さまの塾からお家のお役に立つ方が現れれば、またとない忠義の証となるのでは…?
企みます。
となれば、寅次郎の罪もいずれ赦される…。吉田家再興も!
叔父様と利害が珍しく一致したらしく、稔麿の推挙を承諾してもらいました。
笑い合う二人。
文之進叔父様…それでいいのか。


割とここまででストーリー進んだな。
そろそろ中盤かな…と思ったら実はまだOPが終わっていません(笑)
どれだけアバンだけでシーン展開をするのでしょうか。


さて、文之進叔父様がまんまと乗せられたので、ついに椋梨に「優れた人物を選んで江戸へ遣わせ」との意見書と稔麿推挙の上申書が届きます。
ご立腹な椋梨にそれらを渡される伊之助。
必死に面倒事を収めたと思ったら、一難去ってまた一難。
みんな伊之助をなんだと思っているのでしょうか。

あの塾については、罪人の暇つぶしと大目に見てきたが、そのようなことにまで口を挟むとは。思い知らせねばならんの
このままでは寅次郎に危害が及ぶ!と察した伊之助は
この件、私にお任せいただけませんか?
寅次郎の刃の鞘となるは、私のお役目かと
と、ちょっと狼狽しながらもこの件も一人で抱え込むことに。
松陰先生は伊之助にもっと感謝しろよ。


…ん?
よく考えてみたら松陰さんはこの稔麿江戸行きの件には乗り気じゃないんですよね?
なのに松陰から意見書と上申書が届いたの?
もしかして松陰の名をかたって文之進が出した書類ということなの?
どういうことなの?

ここでやっとOPです。


寺忠の武士にあるまじき発言


今日も元気に文は得意のおにぎりを大量に握ります。
もうお粥は脱したのでしょうか?
まさか敏三郎くんが、もう自分が盗んだ梅兄様の給金を補填できる以上に稼いでいるというのでしょうか。
すごい商才だな敏三郎!

そして、そのそばから満面の笑みで握り飯を食らっていく富永…。
この人はもう完全にこの作品のマスコットキャラですね。
富永さんの迷走っぷりをきっとお亡くなりになった本人が見たら泣くんじゃないかと思っています。


一方、松陰と塾生メンバーはいつもの部屋でフグを前に問答していました。
フグは美味い。じゃが毒が。
それ故、フグ食を禁じている藩も多い。
じゃが果たしてそれは、道理に適った禁令じゃろうか?
君たちはどう思う?

これ、松陰が本気でフグを食べる是非を論題にしたのではないとわかって心底安心しました。
これを本気でやってたら、まじで椋梨様が称した「罪人の暇つぶし」です…。

寺島「くだらぬ定めです。そげなもんで美味いものを禁じるなんぞ…愚の骨頂です!
寺忠…それでも君は武士なのか。
久坂と高杉は今回はフグ食の是非についてバトっていますが、スルーしておきます。

稔麿「私は食いますよ。江戸に乗り込もうという者が、フグの毒や禁令なんぞに臆してはおられませんから
どういう理屈なんだね、それは。

するとここで稔麿の江戸行きに食いつきます。
江戸に行きたくて仕方ない久坂。

まだ決まったわけでは。ですが、玉木文之進様のお口添えでいずれ遠からず
いやいや、不確定要素をあまり大公開すると恥ずかしいよ!
もう最終面接まで行ったし、内定確実だわ♪と内定通知が来る前に、希望の会社に入社する気満々の大学生みたいだから止めようよ。
周りに触れ回った分だけ、お祈りメールが来たときがつらいから

お文さんがものすごい勢いで父を説得したんです
玉木さん家の息子さんも余計なことを言うせいで、すでに文が気になって仕方がない久坂は困惑します。
「あいつが!?」「あいつの!?」「あいつを!?」
見事な「てにをは」活用をありがとうございます。
久坂さんはいつまで一人でラブコメキャラを担当するのでしょうか


そうじゃ。江戸での戦の仕方を教えてやる
そうそう、毎回ロクな提案をしてくださらない高杉さんは、今度は確定してもいない稔麿の前祝いをしてくれるようです。
こいつが言う「戦」とか、キャバクラの女との戦いのことに相違ありませんからね。
すでに善良な少年を色街通いの遊び人にしてしまった経歴があるのに、今度は藩のお金で遊学できるかもしれない大事な時期の友人を巻き込むに違いありません。

ここでやつらが何かしでかしたら文の暗躍は水の泡です。
利助さん、お願い!こっそり後つけて。
今なんかあったら稔麿さんの江戸行きも塾の評判もなんもかんも全て水の泡!
あの人たち見張って!お願い

かわいそうな利助は高杉一行を尾行させられることに。


稔麿の天下、短すぎ…


おお、ここが大人の戦場か!
あの…伊藤が真っ先にキャバクラ入って喜んでるんですが…。
とつっこまないといけないところだと思うので、一応つっこんでおきます。
文は完全に人選を間違えました。

江戸には江戸の毒があるっちゅうことよ。慣れておかんとな
いやあ、躍動してますね
今回のタイトルですものね。
この4~5人の遊興費を肩代わりさせられる高杉父は哀れですね。

そういえば、久坂は後に文との純愛でもさせるつもりなのか、この遊びには乗り気ではないようですが、どうせ京都に行ったら豪遊しまくる長州藩士の一人ですので、油断はできません。

そんな松下村塾生がすっかりお楽しみモードなところに明倫館のエリート学徒連中が登場します。

なるほど、こちらが吉田松陰先生の薫陶を受けたる御門人の方でござるか
すみません間違えました。
エリートじゃなくて嫌味で家柄重視な隣町の私立高校のつっぱりどもでした。
松下村塾と明倫館の連中が縄張り争いをしているチンピラにしか見えないのですが、たぶん気のせいです。


さて、高杉は完全に明倫館から族抜けしたいようで、構うのも億劫みたいです。
やつらを押しのけて高杉のいつものVIPルームで楽しむのですが、高杉の「三千世界の烏を殺して~」の唄はちょっと出るのが早くないでしょうか?

するとそこに、周布と長州藩の名門中の名門の長井雅楽が乱入してきます。
椋梨、小田村のご両人がおれば、わしの出る幕なんぞないわい!
戻るぞ!危機に疎い藩の者たちを急ぎ目覚めさせねば
上司とキャバクラでバッティングとか嫌すぎる…
しかも、どうやらさっきのエリート連中はこのお二方の連れなのでしょうか。
他に遊郭はないのか、萩。

ここで稔麿はここぞとばかりにご挨拶をしますが、酔ったご重役たちはぽろっと残念な発言をしてくれます。
しかし、無理じゃろうなぁ
椋梨殿が許すまい。共の者は明倫館から出す。私塾なんぞからは出さん
吉田松陰の弟子を江戸にやるわけにはいかん!はっはっはっは!
長井さん…。
愕然とする一同。

まあ、無理ですよね。
いきなりこいつを江戸にやってくれ!ってどこの馬の骨とも知れない人を推挙されても困るよね…。


今週の松陰先生


断じて許すわけにはいきませぬ!塾生というだけこねえな扱いをされる謂れはありませぬ!
稔麿を断固江戸へやるべきです!
久坂くんは昨日遊郭で言われたことに憤慨します。
気持ちはわかるけど、松陰に言ってもね。

俺だって、俺だって江戸へ行きたい。
もっと学んで藩の、日本国のお役に立ちたい

稔麿は「ならばおまえが行け」と八つ当たりをし出し、なかなか険悪なムードです。


ここで、いらだつ門弟たちに松陰先生のありがたいお言葉が飛びます。
先々週で久坂、先週で高杉を心酔させたお言葉です。
皆さん、必聴ですよ。

吉田くん、久坂くん。
僕の弟子というだけで、江戸行きの願いが断たれるんだとしたら、君たちに深く詫びねばなりません。
ただ一つ尋ねたい。
吉田くんも久坂くんも、なぜそれほどまでに江戸に行きたいんじゃ

先生も江戸とか長崎に行ったじゃん!黒船乗ったじゃん!と稔麿と久坂。
僕は、僕の志を以てしたまでのこと!
その末、幽囚の身を成り果てたが、いささかの悔いもない

残念なことに、その志がどんなものだったのかがきちんと作中で描かれていないのが痛恨のミス…
正直、ここの稔麿くんと大差ないのではないかとしか私は認識していませんでした。
え、松陰先生の志って…?

吉田くん、聞かせてくれ。君の志はなんじゃ?
私は、ただ学びとうて
何を?
新しい知識や学問や今江戸で何が起きとるか
知ってどうする?
異国の脅威を打ち払い、この国を守るために
どのように守る?
ですから、それを学ぼうと…
学んでどうする?
超圧迫面接ですw
自己分析ができていないので、志望動機が語れずしどろもどろになっていく稔麿。
まるで就活面接マニュアルのダメな例を見ているかのようです

聞いとるのは、なぜ学ぶかじゃ。
君の志じゃ!

今この場所で、己を突き詰め志を見つけられん者に、いったい他国に行って何ができると言うんじゃ!
志のない君のような者が、江戸へ行っても無駄です!」


松陰先生は珍しく今回はスパルタモードです。
無言で去る稔麿。
やっぱり覗き見していた文はもちろん追いかけます。
勝手に動いてこんな結末になったことに責任を感じているということのようです。

勝手に動いたんは私やもん。
稔麿さんが学問に励んでるのを見て力になれたらええなって

俺に?久坂さんより学問は劣る、高杉さんより剣は劣るそんな俺のいったいどこに力を貸すと言うんじゃ!?
挫折しかけた男の子の後を追いかけてフォローするのは、冒頭で使わせていただいた「ときメモ」シリーズでも鉄則でした。

志か…
同じく志が見つからないけど、なんとなく松下村塾に入った高杉は珍しく真面目モードです。
するとおもむろに敏三郎がやってきてタバコでも吸わない?ジェスチャーし始めます。
敏三郎、いつの間にこんな子に…。
こいつ…。残念じゃが、今日はその気になれん
ちいと気になる事があってな
高杉さんは立ち上がります。


双璧初の共同作業


高杉が向かった先は小田村先生宅でした。
どうやら先客がいました。
久坂です。
図らずもここで松下村塾双璧の初めての共同作業=伊之助に直談判イベントが発生します。


久坂「率直に申し上げて解せんのです。
長州は今まで有能な者の育成にことのほか力を注いできた藩です。
その芽をなぜ、椋梨様は摘まれようとなさるんか

高杉「要するに気に入らんのですか、椋梨藤太は村塾が
椋梨は、松陰先生のもとに人が集まるのが気に食わんのじゃ。
いや、集まった我々が何かしでかすんじゃないかと気が気でないんじゃ

わかってるじゃん。高杉くん。
はっきり言って、客観的に見れば罪人が勝手に作った塾に血気盛んなヤンキー若者がたむろしているとなれば、敬遠したくなるのが教育委員会というものです。

えろう自信があるんじゃな、高杉は。
じゃが君らを恐れる者は城にはひとーりもおりゃあせん

以後、この件の口出しはいっさい罷りならん
おまえら思い上がり過ぎ、と伊之助は毅然と言い放ちます。

塾は潰させませんよ?
久坂はすごみます。
結構。じゃがどうやって?
木刀どん!
どうやっても!
力尽くかい!
いよいよ血塗れな鉄パイプで脅すヤンキーにしか見えなくなってきました
まあ、問答無用でイギリス公使館焼き討ちするような奴らですからね。

おまえたちはいつもそう言う。
これは嫌じゃ。あれは許せん。
じゃがおまえたちが真に何かを為したという話を俺は一度として聞いたことがない。
何かできるというなら、いつでもやってみたらええ。
おまえたちにできればの話じゃが

本作の登場人物に漏れなく備わっているスキル「煽る」を発動させる伊之助ですが、明らかに彼らに期待しているような表情を見せます。
やはり、伊之助さんは松陰先生の味方のようです。


なんじゃ、あいつは!あれで先生の弟か!
街で大声で騒ぐ久坂くんです。
もうただのチンピラです。
憂さ晴らしじゃ!行くか?
お前とは行かん!
共同作業終了。
収穫は…ゼロに見せかけて伊之助さんはきっとなんとかしてくれる便利キャラなので、効果はあったようです。


さて、明倫館の先生の伊之助は表向きは椋梨派なので、明倫館の学生たちに立派になってもらえるよう威厳を持って一喝するシーンがあります。
殿のご視察の前に一言言うておく。近頃のおぬしたちの学び方はなっておらん!
己の生まれ育ちに安住し、何事かを極めんという気迫に著しく欠ける。
そねなことでは、いずれ私塾の者たちに先を越されよう

我こそは明倫館の学徒と胸を張りたいなら、なお一層専心せよ!
伊之助って結構スパルタですよね。


この間、稔麿は何をやっていたかというと行方不明になっていました。
家にも塾にも戻って来ないと聞いた文は、伊藤から「船着き場で見かけた」との情報をゲットします。
ここでフォローに向かわないと稔麿ルートはBADエンドで終わるので気を付けましょう


久坂、フグを食っている場合ではない~稔麿ルートの転機イベント


一方、塾生は念願のフグ鍋を食ってました。
こいつから真昼間から何をやってるんだよ。
というか、フグ、長いよ。
僕はフグを食べません
とフグをあくまでも突っぱねる松陰先生。
どよめく塾生。
というか、このフグはどこから来たのか…。
まさか貧乏武家の杉家の差し入れだと言うのか。

松陰先生がいつまでもフグトークを引き延ばすので、ここで実は切れ者設定?の伊藤くんは持論を展開させます。
ひょっとしてこれはフグの話じゃのうて、人が誠に恐れるべきは何なんか。
先生が問いたかったんはそういうことなんじゃなかろうと。
死ぬこと、苦しむこと。臆病者と笑われること

にやっとする松陰。

ではフグを食べん僕は、やはり死を恐れていると?
僕は死など恐れてはいません
ならばいったい何を…?

みなさ~ん!口直しにお月見のお団子です。
潰したさとイモがまぜてあります。
文が工夫したんですよぉ~?」

もういいよ、お母さん。
怖いよ。殿方のトークをいきなりさえぎって邪魔するなよ。
さりげなく、娘を売り込むなよ。
個人的には、もうこのお母さんには不信感しかないです。

このお母さんと亀さんは、情報を持ってくるモブ的役割を期待して登場させたようです。
久坂は彼女たちから文が稔麿を探しに行ったことを聞き、一人鬱モードに陥りますが意を決して高杉らと稔麿を探しに文を探しに行くことにします。
いつまでもフグなんか食べてる場合じゃありません。


一方、文は運良くというかご都合主義というか…ちゃんと稔麿に会うことができました。
ここで二人は完全に二人だけの世界を形成して話し込むことになります。

先生に言われて俺はなんで江戸に憧れんか、とことん突き止めとうなっての。
そしたら城下のお役人とは違うた話が聞けるんで、つい夢中になって

今日は火事の話を聞いたよ!
江戸は火消しの仕組みが整ってるんだよ!家が多いからね!
火消しのいろはは48の組があるんだよ!火消しは江戸ではスターなんだYO!
稔麿の江戸の火事事情は続きます。

え、すごい!稔麿さんの話、今まで聞いたどの話より江戸の町がよう見える!
議論だけでは見えん景色が稔麿さんには見えるんやね
聞かしてもっと。いろんな話!
すみません、笑っちゃいました。
男性を喜ばせるなら、「こんなの初めて!と感動しろ」「相手が自信のあることを褒めろ」「得意なことを語らせて興味のあるそぶりをしろ」ってよくある恋愛マニュアルにそっくりそのまま書いてあることのオンパレードなんで。
あれ、選択肢間違えたかな?
久坂ルートから稔麿ルートに入っちゃったのかなって錯覚してしまいましたよ

まあ、何はともあれ最近の杉家兄妹のカウンセリングは終了です。
兄が煽り、妹がフォローする
これに引っかかった男は3人目です。

ついでに稔麿は完全に文が気になりだしています。


ついに来たお祈りメール


エリート嫌味明倫館生の集団がここで登場します。
二人きりの下校の時間に他校のチンピラが邪魔してくるという展開は、「ときメモ」でもありました。
もうだめです。
どうしても乙女ゲームがチラついてしまうこの時代劇…


人の金で女と遊び、人の金で江戸へ行くか。いい気なもんよ!
こねえなやつらを餓えさせんために、我らはこの先励まねばならん!

そうだそうだ、君たちはもっと頑張りたまえ。

ついでに他校のヤンキーどもは釘バット釣り竿で稔麿や文をぐりぐりやり始めます。
その釣り竿をつかんで、睨みをきかせる稔麿。
ここで高杉、久坂、伊藤が登場します。
完全に「花より男子」のF4…もしくは「スラムダンク」の桜木軍団w

そういえば今更ですが、久坂って両刀持つのを許されている身分ですよね?
医者になったときに。
この作品では「医者坊主は刀を持てん!」とか叫んで荒れてましたが。
なぜあくまで木刀なのか。
ポリシーなのか。

みなさん…
きゃー!助けにきてくれた!みたいになってます。
ところが、この乱闘は怒りを買います。
吉田家再興を願っていた文之進叔父様に。

皆、私を守ってくれたんです。先に乱暴したんは向こうです
正気の沙汰ではない、と一喝の叔父様に文は弁明しますが。
いやー、何それ。
そんな事情はこの際どうでもいいのだよ。

あ、この辺で富永がちんぴら村塾世たちを絶賛するシーンがありますが、この人は私の癒しです。
富永有隣本人が見たら卒倒するかもしれないギャグキャラですが、私はこの作品はもはや富永の奇行を見る為に観ているようなものですからね!

おまえたち!この塾がどうなってもええんか!
蟄居を命じられた罪人の私塾など、つけ入る隙を見せればすぐに潰されてしまうのだぞ!

確実に「塾は潰させない」と言っておきながら、自分達から潰しにかかっているちんぴらどもに叔父さんは正論を吐きます。
暴力沙汰で甲子園出場停止になる野球部のようなものですね。

さらにとどめとばかりに叔父さんは伊之助からの手紙を投げ捨てます。

内容は
吉田稔麿江戸行きの儀、誠に残念ながら貴意には添えず
お祈りメールでしたw
見事なまでのテンプレぶりです。
やはり、内定していないのに入社するつもりと豪語したダメージは痛いものです。


しかし、ここで稔麿はいきなり憑りつかれたかのように江戸行きを願い出るのです。
誰にって…なぜか松陰に。
今までの私は学問をしても剣術に励んでも何程のものでもなかった。
江戸に行けば半端な気持ちが満たされるのではないかと思ってたの!
そんないい加減な心がけじゃ駄目って言われるのは当然ですよね。
でも、
じゃが、今は違う。江戸でやってみたいことがあるんです。江戸の者がどげな暮らしをしてるか、何を食べどげな着物を着、どげなことに悲しみ何を笑うてるのか。
そうしてこの国に何を望み、異国の文明をどう恐れとるんか。
書物の上の学問じゃない。生きた人の暮らしを先生に、皆につぶさにお伝えしたい。
より良い日本を作りたい。その助けとなりたい!

えっと…つまり江戸の風俗を知りたいってことかな。
どうやらジャーナリストとして役立つ情報をお届けして異国を追っ払う力になりたいということなのかな?
まあ、これが自己分析をして希望の職種を見つけたということなのでしょう

俺は松陰先生の弟子として、この塾の門人として江戸へ行きたいんじゃ!頼む!
え、頼むって誰に頭下げてるの、これ。
友人に俺に協力してくれって言ってるの?

稔麿はやります。必ず
久坂を筆頭に皆はやはり憑りつかれたかのように松陰に頭を下げ始めます。
いや、松陰に何をしろと言うのか。

すると松陰先生はとんでもないことを言い出します。
吉田くんの志、しかと受け止めた。
身分の上下、くだらん建前、すべてこの志の前では一文の価値もない。
古い考えに縛られてはならん!
思うように抗え。諸君、狂いたまえ!

うおー!!
ヤンキーの親玉が出陣しろと許可を出しました。
松陰先生は相変わらず火の粉がかかる杉家のことは考えていませんが、「英雄」はこういう人でないとやっていけないのでしょうね。


もう、そうせい候を召喚しておけば良いという風潮w


ヤンキーどもは派手にテールランプを光らせてダッシュで殴り込みにかかります。
そうそう、高杉は礼儀正しいのに、久坂は初っ端から喧嘩腰です。
ひょっとして久坂は学問の上では聡明ですが、人間関係構築は極めて下手というのがこのドラマのスタンスなのでしょうか…。

吉田松陰先生の門下生の江戸行き許してよ!
必死に学んでるから!必ず藩の役に立つから!
彼らの懇願は必死ではありますが、椋梨には届きません。
まあ、実績がないし、椋梨にとっては前科者が運営している「底辺校」のヤンキーどもが勉強ちゃんとしてるから藩のお金で遊学させてよ!と言ってるようなものなので、断固反対するのはわからないでもないです。

するとここで、このイベントクリアに必須の重要キャラクターが現れます
なぜか供もつけずにお一人で現れた藩主の敬親です。
いや、背後から伊之助が来てますね。
伊之助の根回しということなのか…。
どうやったのこれ。

これらは明倫館で学ぶ者たちではございません。松本村にて吉田寅次郎の元で学ぶ者らにございます
そういえば、殿も吉田寅次郎に学ばれましたなぁ。確かお城にて兵学のご講義を
伊之助はわざとらしく松陰の名を出します。

いかにも。いや申さば、余も松陰の弟子じゃ
松陰の名が出た途端に嬉しそうな殿です。
今週の今までの流れはなんだったのでしょうか

ならばお願い申し上げます!
申さば、殿の弟弟子たる我らを江戸屋敷のお勤めの端にお加えいただきとうございます

すかさず押す高杉。

存分に学びとうございます!
すかさずアピールする稔麿。

そうせい
もう松陰絡みでなんかあったら殿召喚すれば万事OKなんじゃないか
椋梨様が可哀想になってくるシーンですね。
まあ、何はともあれ稔麿の不採用通知は破棄され、見事内定です。
おめでとうございます…。


フグ問答収束~え、稔麿のお見送りシーンおかしくない~第一話冒頭へ


杉家では文、伊藤、松陰が話をしています。
松陰がこの世の中で一番恐れていることとは何なのか、そんな話です。

何事も為さんことじゃ。
そして、為そうとせんことじゃ。
志の果てに迎える死以外で死にとうはない、断じて

間部暗殺暴露トークはあれは志の一つなのか…。
難儀な人ですね。

そのためには、目先の誘惑やつまらん毒に足元を掬われたくない。
じゃからフグは食べんと?

伊藤はフグ問答の答えをやっと得ます。

伊藤くん、フグを食いたい、ええ暮らしをしたい。それがもし君の望みだとしても、それはおそらく君がもっと大きな何かを為すための手段に過ぎん
伊藤くん、偉うなりんさい
はい!
割と伊藤くんが優遇されているので、これは本当に伊藤博文時代を結構時間割いてやるつもりなのかもしれません。
ちなみに伊藤くんは「エロく」もなりますね、はい。

でもフグは美味いんじゃけどね
伊藤博文、フグ解禁の伏線もばっちりです。


さて、場面変わって稔麿の江戸行きシーンですが…。
おい、なんで江戸行きのお見送りが文一人なの!
家族も友人も誰も来ず、先生の妹とかいうどうでもいい立場の未婚の女の子一人(別に許嫁とかでなんでもない)が来るのはいくらなんでもおかしすぎないだろうか。

お願いがあります。江戸のことをできるだけ詳しく、いっぱい手紙に書いて送って欲しいんです。
一歩も外に出られん兄上は、きっと一生懸命読むと思います

兄にかこつけて手紙を送れか…とも一瞬思いましたが、思えば文は稔麿への恋心はゼロで、これは天然発言なのですね。
こうやってタイプの違うイケメンどもを次々と落としていく乙女ゲーム主人公の神髄、しかと見せていただけました。

文の頭についた紅葉をとる稔麿。
お文さんを好いとったみたいじゃのう
え、やっぱり君もか。







…ではありません。

松陰という刃の鞘になる。確かそう聞いたように思うが。あれはわしの聞き違いであったかの?
伊之助に裏切られた椋梨は当然お怒りです。
抑えつければ連中は跳ね返そうとします。それよりも話を聞いてやり、時に恩を売りさえすれば、いざというときにも懐柔のしようがございます
明倫館を少し私にお任せいただけませんか?山県様ではもはや、若い者たちの鬱屈を御することはできませぬ。なにとぞ
伊之助さん、今週もお疲れ様でした。
また来週以降も松陰と愉快な仲間たちをよろしくお願いします。







…まだ終わりません。
長いよ。

杉家の裏に納屋を増築し、松下村塾の校舎は拡張されます。

ここで第一話冒頭の「ご飯ですよー」に繋がる訳です。(大河の第一話冒頭はたいてい主人公の最盛期またはクライマックスシーン)
え、はやっ!
文の人生の最盛期はやっ!
まだ十話なのですが…という驚きを隠せません。

久坂は今までの失態をカバーするべく、一人伊之助に想いを馳せます。
小田村様のことを考えとった。あの人はどういうお方じゃ。
椋梨様の下で働く敵の筈やのにいつの間にか稔麿の江戸行きを計らってくれた

近くにおらんでも、きっと遠くで私たちを見守っていてくれる。兄上はそういう人です
いつの間にか兄上は神格化されているようです。
まだまだ頼る気満々ですよ、この人達


目出から参りました。前原一誠と申します
ここで、重い荷物を文の代わりに持ってくれる体育会系っぽい見た目の兄ちゃんが登場します。
新たなイケメンの登場のようです。



次回、「突然の恋」

~三行でわかる次回予告~
文に訪れる恋の予感♡  
久坂「美人じゃないし、俺の好みじゃない」
松陰「夫婦になれ」

つまり、文と久坂の恋の予感ということらしいですね。
結局久坂の「俺の好みの美人じゃないからご遠慮したい」エピソードは無視せずやるということらしいです。
ですが、わかってます。
もう久坂くんは第三話からしてフラグ立てに忙しく、ちょっとアレな雰囲気を醸し出していた男ですので、この発言だって照れ隠しとかいうオチに違いありません。

来週はガチで少女漫画回か…厳しいな(見るのが)。

今週で確信したのでが、やはり松陰と松下村塾生中心の話は面白んですよね。
皆さん個性的だし、幕末でもこう若手ばかりが実権を握ってしまった長州藩って珍しいと思うんですよ。
どうして長州藩はそういう藩になったのか、現代ではほぼテロリストのような扱いを受けてしまっている若い長州藩士はどういう人だったのか、何を考えていたのか、その人達に崇拝される吉田松陰ってどういう人だったのか、そんなところがドラマで良い感じに書かれるといいなって思ってました。
この作品で時間を割かれている現代思考の女の子のおせっかいぶりとか、恋とかよりもこっちをちゃんと脚本家の解釈を以て描いてくれるのが大河ドラマの醍醐味なのではないのかなと思います。
きちんと時代考証の人もつけてお金がかけられるのはNHKの大河ドラマくらいなものです。
大河で硬派なものをやらないでどうする!というのが私の持論です。

今後、京都編で乙女ゲーム要素が少しでも鳴りを潜めてくれることを期待します。
でも無理なんだろうなー。
頼むから京都に文さんついて来ないでよ。頼むから。

今週でやっと十話です。
これをあと4セットか…。
厳しいな。

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●花燃ゆ感想バックナンバー
「花燃ゆ」感想 第一話「人結ぶ妹」
「花燃ゆ」感想 第二話「波乱の恋文」
「花燃ゆ」感想 第三話「ついてない男」
「花燃ゆ」感想 第四回「生きてつかあさい」
「花燃ゆ」感想 第五回「志の果て」
「花燃ゆ」感想 第六回「女囚の秘密」
「花燃ゆ」感想 第七回「放たれる寅」
「花燃ゆ」感想 第八回「熱血先生、誕生」
「花燃ゆ」感想 第九回「高杉晋作、参上」
「花燃ゆ」感想 第十回「躍動!松下村塾」

第十一話以降はこちらへどうぞ↓
大河ドラマ「花燃ゆ」感想・つっこみバックナンバーまとめ

Trackback

2015/03/11 (Wed) 02:29

吉田松陰(伊勢谷友介)のもとに、のちに初代内閣総理大臣になる伊藤利助 (劇団ひとり)もやってきて、松下村塾は活気あふれる。 塾生の一人・吉田稔麿(瀬戸康史)に江戸行きの話が持ち上がる。 江戸で学問に励みたいと望む稔麿の思いを実現させようと、文(井上真央)は奔走する。 しかし松下村塾を、罪人の塾だと目を光らせている藩の重臣・椋梨藤太(内藤剛志)が それを阻む。 思いをたぎらせた...

ドラマ@見取り八段・実0段 - http://doramablo.blog59.fc2.com/blog-entry-4518.html
2015/03/11 (Wed) 08:49

やっぱり推敲はしてみるもんですよねええ。今回のタイトルは、最初は「塾生たち暴れる」→放映時は「躍動!松下村塾」!良くなってますともおおお!そこは鉄板間違いなし!・・ただまあ、視聴率的には相変わらず苦闘されてるみたいですけど、まあほらそこは天下のNHK!公共放送ですもの、ドンマーイ!って事で~

真田のよもやま話 - http://sanada.at.webry.info/201503/article_2.html
2015/03/11 (Wed) 16:25

副題「躍動!松下村塾」 新聞ラテ「躍動!松下村塾~名門校VS私塾 志を懸けた真剣

ショコラの日記帳・別館 - http://chocora425.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/10-b7ff.html
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