QLOOKアクセス解析

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「花燃ゆ」感想 第十一回「突然の恋」

すれ違ったり、ケンカしたり、時には肩を寄せ合い、はげましあい……。
二人の恋の行方はいかに!?

(女子から熱狂的に支持されている乙女ゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Sweet Serenade」公式ホームページより)

先週からやってますが、いやー!乙女ゲームのキャッチコピーがよく似合う作品ですよね!「花燃ゆ」。
イケメンパラダイスに欠かせない舞台が学校なわけですし、脚本家が幕末の学園ドラマをやりたかったようなので、まあ当たり前なのですが…。

今週はついに主人公とツンデレ系イケメン久坂くんが相思相愛になり、ゴールインする回です!
……ははは。

花燃ゆ

というか、今気づいたのですが、この二人の恋って「突然の」恋なんですか?
今週突如として文までもツンデレ化して強引に恋愛要素が強まったのは何なんでしょうか?
強引すぎます。
正直、一気に二人が勝手に想い合い始めたので、ちょっと戸惑いを隠せません。
なんだか一話に無理やりまとめたような感じで。

これって恋愛ドラマとしても微妙じゃないですか?
こんなんやるなら伊之助とか真面目に幕末やってる人たちの出番を増やしてあげてよ!
恋愛したいなら、ちゃんと丁寧に心情描写してよ!

(注意)
台詞は字幕なしで適当に聞こえた言葉を書いているので、間違っていたら…ごめんなさい。

第十一話「突然の恋」(2015年3月15日放送)


当塾でも『女大学』始めました


1857(安政4)年11月。
冒頭ですが、相変わらず文がおにぎりを配っています
杉家は大判振る舞いにもほどがあります。
敏三郎には馬車馬のごとく写経して働いてもらわないと、本当にいつか破たんしてしまいますね。
きっとドラマなのでそんなリアルなシーンはないんでしょうが。

さて、塾生も増えたことだし「叔父の玉木文之進の塾であった松下村塾の名を正式に譲り受けることとなった」ということなのですが、正直このドラマにおいては初耳な設定ですよね。
叔父さんが松下村塾を開いていた描写なんて皆無です
さらに、この松下村塾発足の場にもちろん文之進叔父さんはいません。
大事な場な気がしますが、いません。
あ、ちなみに先週ラストで突如として現れた前原一誠さんは、もうしれっと溶け込んでいましたね。

正直、ここで前原におにぎりを配るシーンなんて映すより、文之進おじさんが松下村塾を認めたエピソードでも入れるべきでした。
文之進おじさん、後に前原たちが起こす萩の乱で松下村塾塾頭だったために○○するんですよ?
もっと絡ませてあげてください。


さて、正式に塾も発足したことですし、松陰先生は女性相手に『女大学』の講義も始めたようです。
予想ですが、松陰の『女大学』講義は後にも先にもここだけだと思います。
なぜなら、この講義は完全にこの後の「スイーツを食べながらだべる女子会」を開催するためだけの布石なので。

かくして女子会が開かれます。
文の友人である稔麿の妹や入江の妹は語ります。
いいお方とご縁を結びたいもんです
心ときめくような出会いがしとうございます

話題は恋バナでした…。
番組開始冒頭から、脚本家がやりたかった「当時の女の子の生の恋愛トーク」をねじ込んでくるとは。
今週は本気のようです。
スイーツ的な意味で、です。

ところで、おにぎりからの女子のスイーツシーン。
改めてこのドラマは飲食シーンが多すぎです。
幕末の下級武士にしては割合高杉…いや高過ぎです。
おそらく高杉らが世情を真面目に論議するシーンより長いに違いありません。

そうそう、「今までときめいたことないの?」と聞かれる文は「あるような、なかったような…」とお茶を濁します。
今までのイケメンたちとのフラグ立てはすべて無意識&無自覚という、あざとい乙女ゲーム主人公ぶりです。
ですが、先週の予告を見る限り今週久坂との結婚話が出ることは確定ですので、「失って気づく恋」もしくは「周りに唆されて自覚する恋」あたりをやるんでしょうかね…。

こんなにこの塾には若いイケメンが揃ってるのに、ときめかないの?と友人に疑われる文。
気が抜けるSEとともにイケメンの画像が下に列挙されるという、どう見てもただの安っぽいバラエティーみたいな演出が施されます。
これがNHKが誇る時代劇の雄だなんて信じたくない演出ですね。

伊藤さんはないですよねぇ!?ないない
真っ先にイケメン枠ではない伊藤利助にダメ出しをするのは入江の妹のすみですが、これからのすみの人生を思うと笑いが込み上げてきますね
ないと思っていた相手にプライドをズタズタにされる展開が明治時代に待っていますからね。


あ、忘れてましたが、案の定文は久坂が気になるらしいですよ。
おみくじエピソードに加え、第八話あたりで丸々一話久坂と文の交流に費やしましたからね。
放映時間を考えると妥当です。
ところが、なぜ文が久坂に惚れたのか、理由は最後までわかりませんでした
ついでに、母上のにやにや顔の「ありますよぉ!」が最高に不気味でした。
完全にこのドラマは檀ふみさんの使い方を間違えています。


ここで文に稔麿が江戸から本が届きます。
題して『菓子話船橋』。
江戸の有名スイーツ店のレシピ本でした。
稔麿は文に何を求めているのでしょうか
これで俺に美味しい菓子を作れとでも言うのでしょうか。
真面目にジャーナリストの勉強してくれよ、稔麿!


アバンの締めはこのドラマで唯一真面目に幕末をしている伊之助と椋梨です。

幕府が諸大名に意見を求めてきたよ!どうしよう!通商条約の締結についてどう対処すべきか、思うところを述べよ」とアイディアが浮かばなくて困っている老中たちを助けてあげる意見書を送るということなのですが。
この二人、とことん意見が合いません。

武力で脅されて通商条約を結んだとなれば、他国から日本は武力で脅しさえすれば言うことを聞く国として侮られてしまいます。まずは日本も力をつけることが…
幕府と事を構えて、我が藩に良いことがあるか?
ご講義が欲しているのは、要は通商条約の賛同じゃ。
意見書も、そのようにまとめておけ

なんだかどこぞの会社のシーンみたいですね。
伊之助は賛成できない内容の資料作成タスクを与えられ、失望顔です。


かゆい所に手が届かない寿さん


OP後、何かと不遇な扱いのお姉さん寿がやってきます。
嫌な予感がしますね。

ここで、今回の文のおつかい(クエスト)が発生します。
今週のお題→「椋梨家の奥方が知り合い呼んでパーティーするから、その席で味わいに工夫を凝らしたものをご所望なの。作ってくれるよね、お菓子
どうやら、いつの間にか文はお菓子作りが得意な女の子とかいう設定が追加されていたようです。
初耳でした。
あざとい設定ですね。

ところが…

無理です。日に日に塾生が増えております。
そのおさんどんとやりくりで、とても人様のお菓子なんて…

イケメンの世話で忙しいから無理と一蹴します。
そうです、セレブ相手のお菓子なんて作れません。
貧乏塾生の世話で忙しいんで!

そういえば、ここで玉木(息子)と寺(島)忠(三郎)が「腹が減って先生のお話が頭に入りません」とか言って乱入してきますが、この二人はこの塾のだめだめコンビという位置づけにしているのでしょうか?
寺忠なんて、先週も「美味いフグが食えるなら死んでも本望…!」みたいな武士にあるまじき発言を師の前で暴露していた気がするのですが。


一方、松下村塾では申し訳程度に「通商条約をどうするか」の議論がなされています。
相変わらず熱い久坂を始めとする塾生たち。
しかし、松陰先生は黙ったままの前原くんに話を振ります。

皆さんのお話が、今の私にはどこか遠すぎて…
私がここに来たんは、なんで餓える者がなくならんのか。
それを知りたいと思うたからです

なるほど!この杉家では全然そんな気配はないくらいスイーツやらフグ鍋やら食べてますが、ここに映っていない農村の話のことだね!

前原くんの発言により、いきなり重い空気になりました。
前原が松下村塾で学びたいことが完全にこの塾とミスマッチしている気がしてなりません。
ドラマ開始以来、国防論しか語り合っていない、というか異国を追っ払うことの是非についてしか語り合っていないこの塾を頼るのはお門違いな志望動機です。
しかも、果てしなく壮大な「生き物が生きる上では、なくならない永遠のテーマ」でした。

米が取れれば食える。不作じゃったら餓える。そんだけのことじゃ
そんだけのことが何でうもういかんのか
高杉くんは「それは自然の摂理だから」と一蹴してくれますが、前原くんは納得がいきません。
前原がどんなうわさ話を聞いてこの塾に来たかは知りませんが、もう彼『農業余話』などの農書でも読んで農業の研究でもした方が良いかもしれません…。
この時代でそのテーマの解決は無理なので…。
欧米列強も田舎はそんなものなので。

皆さんのお話を聞いとると、今の日本国がただどうしようもなく愚かで不甲斐なだけの国だと言われとるようで。ちいと悲しいような…
まあ、言いたいことはわかる。
そういう視点に気付くのも大事だけどね…。


するとここで、寿が乱入してきます。
どうやら、文にお菓子作りを断られたことに腹を据えかね、文のマネージャーを辞めさせようと兄に直訴に来たようです。
兄上は文をどのようにお考えなんですか?
年頃の娘に娘らしい嗜みも学ばせず、来る日も来る日もおさんどんばかり。
このままでは、文は塾生のお世話で一生が終わってしまいます!

そうだそうだ!やはり寿さん!
一話以来、この能天気でずれた杉家の中で一番まとも(若干スイーツだけど)な言動をしてきただけはあります。
文のマネージャーを辞めさせて、清く真面目な松下村塾ドラマを!ぜひ!

まさか、文を塾生のどなたかに嫁がせようなどと、お思いではないでしょうね?
文・久坂「え?」
松陰「なるほど!」
私からすれば松陰の発言に「え!?」なのですがね。
そんな安易な展開はだめだ。
松下村塾が愛の巣になってしまっては、もうこのドラマの視聴率がV字回復することは二度となくなってしまいます
いいぞ、もっと言っちゃえ!

文は塾の女中ではございません!
これ以上都合よく使いまわすのはお止めくださいませ!
文の嫁ぎ先なら私が見つけます!

よく言ったぜ、姉ちゃん!
よくぞ視聴者(というか私)のもやもやを代弁してくれた!

そこのあなた!
椋梨様の邸まで文に付き添ってくださいませんか?
変な虫がついては困りますから!
さすが!
……は?( ゚д゚)?( ゚д゚)?( ゚д゚)
ちょっと待って寿さん、どうしてそうなるの?


場面変わって、久坂は早々に他の学生どもに冷やかされます。
高杉「そもそも一番の虫とはおまえじゃろう?」
本当ですね。
稔麿がいなくなった今、抜け駆けをして積極的にフラグを立てていたのは久坂だけです。
もうこの塾は○たプリの某アイドル養成学校のように恋愛禁止にするべきです。

ち、違う!塾と先生のためじゃ!断じてあいつのためじゃない!
ち、違う!お文は美人じゃないし俺の好みじゃない…
久坂はいつの間にこんなに陳腐なテンプレ通りのツンデレキャラクターになったのでしょうか。
いつになったら彼らは真面目に時勢を論ずるのでしょうか。


一方、伊之助は意見書をまとめることに没頭していました。
今週、本当に真面目に幕末しているのは伊之助だけです。
松陰一派のお守りもするし、幕末も担当する
なんて優秀な人なのでしょう。

このままでは文は塾のおさんどんに使われるばかり。
そうなる前にしかるべき方に嫁がせてやらんと

その話、文は心得ておるんか?
おまかせください!文の嫁ぎ先も、旦那様のお仕事も私が上手くいくよう万事計らいますから!
なんか不安な伊之助さんです。
そう、寿は前も椋梨奥様に乗せられたことがあり、今ではすっかり着物もワンランク上です。
今回もまた椋梨に借りを作るようなことにならないか不安なんですね、きっと。
その、不安は的中するからね!


恋愛パート>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>幕末パート


結局、文は稔麿からもらったレシピ本を参考にお菓子を作って出かけたようです。
材料費はどこから…。
前原の嘆きも空しく、この萩のご城下で飢えなんて心配は無用のようでした。

すると、久坂がくっついて来ます。
どうでもいいですが、いい加減その木刀をなんとかしたまえ。
それで藩の重臣の家に行くつもりなのか。
ただのヤンキーじゃないか。

ひょっとして、この羊羹が欲しいんですか?
ええ!そこまで言うなら勝手に行け!
言われんでも勝手に参ります
あれ、ついに文までツンデレを披露し始めましたが、文ってこんなキャラでしたっけ…?
突如として、今週になってから久坂のツンデレ度が増しただけでなく、文もツンデレとなりました。
あのさー、あっさりとくっつくのじゃ楽しくないからってツンデレを乱用しないでくれる?

行きました!お文さんの後を追って久坂さんが歩き出しました!
よし!久坂の朴念仁がどげなザマを晒すか、見届けちゃる
ツンデレ問答の末、結局久坂が文についていくのを伊藤が目撃しました。
おまえら、そろそろ真面目に勉強しろよ!
先週、必ず藩の役に立つから!って殿に申上げたのを忘れたとは言わせんぞ


庭では、すっかり幕末という時代設定が無駄になっている今回をなんとかしようと、前原と松陰は申し訳程度に真面目に語り合います。

松陰は前原に『日本政記』を渡します。
日本政記』…1845(弘化2) 年に刊行された頼山陽著の歴史書。神武天皇から後陽成天皇にいたる編年体の書。

この前、前原くんは言っていましたね。
皆の話を聞いていると、日本国がただ愚かで不甲斐ないだけの国にしか聞こえん、それが悲しいと。
胸に刺さりました

近頃の議論はいつも我が国が何も知らん赤子にすぎんということから始まります。ですが、我が国は誠にただの無知な赤子にすぎんのか。
他国に誇るべき思想は、魂はないんでしょうか

あ、そういうことで言ってたの?
そんな遠い世界の話するより身近に飢えている人がいるんだから、そっちに目を向けようという農民の味方のようなスタンスで言っていたのではなかったの…?
まあ、どっちでもいいですが。

今一度、日本国の歴史から学びましょう。
非常のときほど、足元を固めておかねばならん。
そのことを僕は忘れていた。
思い出させてくれて、どうもありがとう

頭を下げる松陰先生。
松陰先生の人柄はすごくいいですよね、このドラマ。
本当、この松陰先生で真面目に松下村塾してくれたら、たとえ視聴率が10%を下回っても私は見ます


さて、もはやどうでも良い恋愛パートは続きます。
すいません、椋梨家の門の真ん前に座って子供のように棒をいじってる久坂は何なんですか?
とつっこみを入れようとしたところで、今のところろくなことをしてくれないことに定評のある高杉が登場します。
俺やったら中の様子をなんとかして知りたいと思うがなあ
余計なこと言わないで!こいつ真に受けるから。


あの。江戸の老舗、船橋屋の名物でございます。
同じ作り方で拵えてみました

文がなんとか上流階級に取り入るために姉が用意させたスイーツを出そうとしたときに、門番の怒声が聞こえます。

屋敷の外でうろうろと、中を窺っておりました!
え、何捕まってんの。
てっきり高杉のことなので何か悪知恵を提供してくれたのかと思ったらこの久坂さん、不審者紛いなのぞきをしていただけのようです。
そしてなぜ客が来ている奥方のパーティーに不審者を連れてくるのだ、門番よ。


申し訳ございません!私の付き添いでございます!
久坂をかばって文も土下座します。
文はこれまで人のせい(主に次兄)で何度も土下座してきたヒロインです。
こんなものはお手のもの…。

久坂も慌てて謝罪し、名と要件を申し上げます。
美鶴さん(セレブ奥様のボス)「そうでしたか、松陰先生の。国禁を犯した大罪人に学ぶとはどんな面構えかと思うたら…
盛り上がる音楽。
これは…!
なんとまた、かわいらしい。この者に向こうで茶など
イケメン無罪でした。
さらに文も大歓迎のようです。

すると、ここで寿姉ちゃんが暴走します。
どなたか良いご縁をお世話いただけたらと
身内に罪人を持つ娘が良縁を得るには、並のお引き立てでは叶いませぬ。
なにとぞ、椋梨様のお力で!お願い申し上げます!

初耳の文。顔面蒼白な久坂。
面白いですね。
こんな奥様方が集う場所で土下座しながら大発表する話の当事者としては最高に恥ずかしいですね。

なんと、美鶴さんは快諾してくれます。
「主人が目をかけているお若い方々も参る香の会があるから、文も来いよ」と言う椋梨妻。
怪しくないですか?
この奥様、前に寿のことは嫌いと裏で豪語してたじゃないですか!
絶対最右翼みたいな家の若者を連れてくるに違いありませんよ!

さて、椋梨家を辞した後も不満気な文に寿は聞きます。
おまえは自分でお相手を見つけることができるの?
いつまでも寅兄にくっついて塾のお世話をして。それで何かいい事があるんですか?

別にそういうつもりでいるわけでは
彼女は何のために塾のお手伝いをしているのでしょうか。
ただ、そこに塾があるから!なんでしょうか。
過去の話をすっかり忘れてしまったので、ここで過去に自分が書いた感想文を読み返してみました。
ところが、特にそのような記述が見当たらずに困り果てております
あれ、なんでこの子は飯炊き女してるんだっけ…?

あの寅兄がまた何かしでかしても、びくともせん。
そういうお相手に嫁がないと、うちら幸せになるなんてできんのよ

幸せってそねなもんでしょうか?
まあ、確かに男に依存するのはだめだよ。
でも、この時代ならそねなもんでしょう。
寿は地位的な意味で言ってるんでしょうが、久坂が後に松陰が再度捕まってもびくともしなかったのは長州藩がその時すでにそういう藩だったからラッキーだっただけです。


そういえば、帰りに久坂が謝罪に来てましたが
すまん。共に頭を下げてもろうて
一応礼儀は心得ておいでなんですね
おまえの縁談に差し障りが出たら寝覚めが悪いからな!
あなたには関わりのないことです!
文、どうしちゃったんでしょうか。
何なんでしょうかこのツンデレコンビは
いや、文にいたってはもはや、ツンデレとか皮肉屋ではなく、ただの嫌な人です。


そうそう、前原が風呂を沸かし、母ちゃんが褒めるというどうでもいいシーンもありました。
いや、前原のセリフはどうでもよくないのかな。
きっと萩の乱あたりでこのセリフの真意を回収してくれるのかな。
このセリフを松陰ではなく、どうでもいい母に聞かせるのも、またアレですが
たった十日ほどでしたが、ここでのことは生涯忘れません
私は歩くんが遅い。この足じゃ生涯誰にも追いつくことができんのじゃないかと、ずっと不安でした。
じゃが、わかったのです。怖かったんは足のせいじゃない。
どこへ歩いて行けばええか、わからんかったからなんだと


先生がおられます。明かりを見つけたんのなら、もう急くことはない。
あとは自分の目指す所に、ゆっくり近づけばええ。ここは楽しかった

安政年間で、すでに死亡フラグが漂う前原さん
というか、なんで明かりを見つけたシーンカットしたのよ!と言わざるを得ません。

そもそも「歩くのが遅い」も唐突すぎて意味わからないのですが。
なぜ、いつも良い感じの耳障りの良いセリフを言わせて、そのセリフを言わせた心情を描かないのか。
そこを描いてくれれば、恋愛シーンがあっても文句は言いません。


そして、この流れで悩む文にお母さんからのありがたい言葉が送られます。
塾の人たちのお世話、私も好きです。でも姉上はそんなうちが心配みたいで
寿なりにあなたのことを思うておるんですよ。ええじゃありませんか。
ちいと行き違いがあっても。ふっとまたわかることがありますよ。
お互い想い合う気持ちがあれば

いやいや、そんな悠長な。
もうすでに寿姉ちゃんが文の嫁ぎ先見つけようとしてるんですが!
「ふっとまた」じゃ遅いんです!
というか、本来はこれは親であるあなたの役目じゃないの?


松下村塾周りの悩みはこの人に悩み相談すれば万事解決


後日、高い着物を着て香の会とやらにでかける文の前にふらーっと久坂が現れます。
出かけて参ります!
おお…
後をつけるなど子供じみた振る舞いはおやめくださいましね!
誰が追うか!
なんでこんな取ってつけたかのようなツンデレを繰り返すのか。
文の性格、今回の久坂とのゴールインを面白くするためだけに変わっていませんか?


ひょっとして、今回はずっとこの月9ドラマか少女漫画のようなノリで終わらせるのかと不安になりかけていた頃、ついに今回の本命シーンの布石が打たれます

そう、救世主伊之助さんです。
「大評定も近いのに、御公儀への意見書まだできてないの?
全部御公儀に従いますって書くんじゃ不満なの?」
椋梨は圧力をかけます。

公方様への忠勤がそれに尽きるとはとても思えないのです。何か新たな道はないものかと
まずは藩の財政を万全にし、変わらぬ忠義を以て御公儀をお支えする。
これこそが毛利家の第一義である

他のお歴々もそのようにお考えなのでしょうか?
そこまで申すなら、椋梨様お一人の考えではなく、今一度家中で論議を尽くされるべきではないかと
なるほど。若い者の顔色を見てか。周布めなら、あるいはそのように計らうかもしれんが
おまえだけの独断は許さんぜ!と伊之助は反撃に出ます。
椋梨の最後の発言は失言でしたね。
まさか伊之助と周布との会談のおかげで自分の首が飛ぶとは思わなかったんでしょうが、ここで政敵の名を出してしまったのはアウトと言わざるを得ません。


さっそく、伊之助は晩に周布と会見してしまいます。
今一度家中で論議を尽くすよう計らうことはできんでしょうか?
なかなか虫のいいことを言ってくれますが、周布さんは根に持っていました。
おぬしから椋梨殿に申せばよいではないか。
自分では動けんから、わしを動かそうちゅうんか?

おぬしがやつの懐に飛びこんでくれたおかげじゃ。わしを裏切ってな
このおじさん、なんだか大らかそうに見せかけて、菩薩ではありませんでした。

それを今度は己の意見が通らんからと、あいつを裏切るっちゅうんか?
そのようなつもりで伺ったのではありません!
ならば、意見書など捨て置け!
我が藩の意見書が御公儀の心を動かすなど、ありえん!

交渉は決裂です。


失望しながら、帰る伊之助は露店でのんだくれてる久坂を発見します。
何でも言うてみい
自分も大変なのに、この言動!
神がいました!
やはり、「花燃ゆ」屈指の便利キャラは格が違います

久坂さんはそんな頼りがいのある兄貴に胸の裡をぶちまけます。
いつも心と裏腹のことをして、いたたまれん気持ちになるんです。
幼い頃からそうです。ひとりぼっりで。誠は誰より人が恋しいのに、平気な顔をしたり。どねえにほしいもんも、ああ、俺には無理じゃ、と初めから諦めて。
そうして心を偽るうちに、えろう大事な、決して譲っちゃいけんもんも失うてしまいそうで。あいつがおらんようになったら、俺はもう…


そこまでになってたのー!?
久坂の中で文さん、そんなに大きな存在になってたのー!?
しかし、伊之助は純粋な青年の悩みを一蹴してくれます。

くだらん悩みじゃな。
心を偽るなど、生きていく上では当たり前のことじゃ。皆そうして生きとる。
決してまともに向き合うてはいけんものが世の中にはあるんじゃ。
俺はそれを父から学んだ

(父は)死んだ。曲げられん己を抱えたまま。俺はあのようにはならん
父上に大変ご迷惑をかけられた伊之助は、自分はああはならないと戒めてきたようですが、もう周布に直談判してる時点で君もこちら側の人間である

強い方なんですね、お父上は
曲げられん己を抱えたまま死ぬなどと、すごいことです。
そねな風に生きていけたら

久坂の末路を示唆するようなセリフですね。
正直、このセリフは他のシーンで聞きたかったです。
女の子に告白できなくて困ってる!どうしよう!というシーンではないところで聞きたかったです

今わかった。俺はおまえとは合わん!
いや、でも松陰もそうじゃん!
ついでに言うとあなたもそうじゃん!

知っとるか?あいつにはどげな見栄も体裁も通じん。
何もかも見透かされてしまうんじゃ。嘘も弱い所も全部

結局は文、マンセーです。
このシーン、なかなか良いんですけどね。
このシーンを作っておきながら、結局この件で久坂が頑張らずに終わって伊之助のみが頑張り、さらに久坂の面倒まで見るという展開は少しアレですね。
あ、久坂の言葉が伊之助を動かしたと考えれば結果オーライなのですか?


第二の便利キャラそうせい侯再び!


後日、意見書がまとまりました!
「大義であった。椋梨の言ってることに異論はないよね?」と殿は確認します。
重臣たちは金太郎飴のように椋梨の意見に同意します。
伊之助も一度は賛同します。

しかし、殿が意見書を手に取ろうとしたときに、ちょっと待ったー!です。
しばらく!しばらくお待ちくださいませ。
恐れながら今一度意見書の内容をご吟味いただきたく!
お願い申し上げまする!

殿の前で異議を申し立てれば、何もかもがOKなのは先週で実証されています
伊之助、あくどい策士ですね。

今、異国の申すままに通商を承諾しては日本はいずれ清国のごとく、金銀と土地を収奪され、異国の侵略を許してしまうことになりまする!
決して条約を認めてはなりませぬ!!

慌てて止める椋梨ですが、すでに後の祭です。

どう考えても、松陰一派に加担している殿は最初から伊之助びいきっぽいので、伊之助は思う存分主張する機会を設けてもらうのです。

御公儀は我らに服従を求めているのではない。意見を求めてるんだよ!
じゃあ、諸外国の軍威に屈しての条約は時期尚早ってはっきり言う方が忠義だよ!
三方を海に囲まれた我が藩だからこそ、異国の脅威をつぶさに御公儀に説くことができるそうやって御公儀につくすことができるのは我が藩を置いて他にございません!
今この意見書をおざなりにすれば、いずれ我が藩もこの日本も終わりだからね!

殿、ずきゅーん!
もうだめです。殿の気持ちは完全に動いちゃいました。
この殿は割と熱血漢なのでしょうね。
え、流されてるだけ?そうせい候だから?そ、そんな…ことは。


すると、昨日伊之助には力を貸さないとか言ってた周布が助け船を出します。
いや、すでに伊之助優勢だけどね。
ときに我らの存念をしかと申し上げ、その上で軽挙をお諫め致すことも御公儀への忠!ひいては毛利家のとるべき策に一つと心得まする!
毛利家とな?
重要キーワード「毛利家」を盛り込んだのが効きました
勝負は決まったようです。
ここでモブどもが「恐れながら、わたくしも」「そのように」「同じく」と簡単に椋梨を裏切ってくれます
所詮、民意なんてこんなもんです。

周布、改めてそちに申し付ける。早急に我が藩中の意見を集め、それをまとめよ
必ずや、毛利家の面目躍如なるものを!
そうせい
かくして伊之助の大勝利に終わりました。
今回のクライマックスは間違いなくこのシーンでしょう。







キューピッド伊之助


なんと、まだ終わってない…。

寿はセレブパーティーから外されました。
というか、椋梨家が終わりました。
伊之助のせいで、椋梨は政務役から外されてしまったようです。
いつも兄に裏切られてきた寿は今度は、夫に裏切られました
かわいそうですね。

もちろん、妻を裏切ったつもりなど毛頭ない伊之助は「良い仕事した!」という満足感に満たされています。
久々に友人にも手紙を書きます。
近頃は会うこともあんまりないけど、相変わらず元気みたいだね。
おまえほどじゃないけど、今回俺も一つ「猛」をなしたよ!
そこで一つ提案なんだけど…

私欲(いや、日本の為を思ってやってるけど)一つで一度ならず、二度までも上司を裏切った伊之助さん。
しかも、今度は上司が失脚です。
確かに言うこと聞いてくれない上司を動かすには、さらに上の話がわかる上長に暴露することが確実なんでしょうね。
でも、椋梨さんを皆の前で公開処刑とは…かわいそうですね。
根っからの悪い人ではない、というか意見が違うだけなので。


そして、場面変わって松陰に呼ばれる文と久坂。
伊之助の手紙朗読は続きます。
此度塾で新しい学び舎を得たらしいね。
若き塾生と新たな福堂を得たおまえに友として一つ進言をしたい

「福堂」…そうですよ!野山獄の同志に応援してもらったときのキーワードですよね!
そいえば、松陰先生が松下村塾を開いてからの心情があまり見えてこないのですが、もう松陰先生は半ばお役御免なんですか?
いつになったら松陰先生の心情を詳しくやってくれるのですか?

決して己を曲げられん男がおる。掲げた志を胸に暗い道をひたすら歩くことができる男じゃ。
女がおる。温かく人を見つめ、寒風にも決して折れん木のような女じゃ

文ちゃん、おにぎり握ってただけだけどね。

久坂。文。おまえたち、夫婦になれ
重ねて私からも頼む。君こそは必ずや第一流の人物となる。天下の英才じゃと割は信じとる。
家族となってくれたら、こねえに心強く嬉しいことはない

そこか…。
松陰先生の狙いはそこか
そういえば、前も伊之助と寿の結婚に喜んでましたもんね。
伊之助と兄弟になれることを。

おまえは今はまだ妻となるには未熟かもしれん。じゃが誰よりもこの塾を大事に育んでくれとる。一人で生きてきた久坂のこともようわかっとる。
互いを想い合う気持ちさえありゃあ、おまえたちはきっとええ夫婦になれる!

正直、いきなり松陰先生が人間関係について説き始めたことにものすごく違和感があるのですが。
いくらいい話にしようって言っても唐突過ぎですよ。
だって松陰だよ?今まで家族に及ぶ害なんて何も考えてこなかった松陰だよ?

謹んでお受けいたします。兄上様がそうおっしゃってくださるなら。
それに想い合う気持ちがあれば、必ず幸せに近づけると存じます

さっきまで想い合ってなかったじゃん。
子供みたいなツンデレ合戦で相手に冷たい言葉を吐きあってただけじゃん。
と言ってはいけませんね。

ええんか?俺と夫婦やぞ?
はい。夫婦です

あ、なんでしょう。心の臓のあたりがきゅっと
なんかこう、このあたりがきゅっとして、ドキドキして
あ、なんでしょう。心の臓のあたりがもやもや…としてきました
もういいよ、勝手にしてくれよ。

病かもしれん、横になれ
いや無理だ、君はこのドラマではまったくまともに医学の勉強をしてないからな。
ちゃんと家業の勉強はしておかないとダメだよ☆


なんと松陰、伊之助、久坂と主要な人物がことごとく兄弟になったところで、今週は終わります!



次回、「戻れないふたり」

~三行でわかる次回予告~
晴れて夫婦になったけど、文と久坂に早くも試練(=痴話喧嘩?)が!
松陰「狂うときがきたんじゃ」
突然、久坂に江戸行きの命が下ります

史実ではラブラブエピソードが何一つないご夫婦ですので、早々に久坂に単身赴任が決まったようです
正直、ほっとしております。
来週から数週間、新婚生活♡だったら、どうしようと思っていたところなので。
これだけピュアな恋をしておいて、後々京で現地妻をつくる久坂をどう擁護するのか見ものではあります

さらに公式サイトを見てみると、次週の見どころは「ホレボレとする文の花嫁姿」、「婚礼の席での高杉の爆弾発言」、「文と久坂の初夫婦喧嘩」とご丁寧に三つ挙げてくれていました。

今週もつっこみすぎました…。
すでにテキストエディタソフトが「12,000字」以上も書いてるよ…と無情にお知らせしてくれているので、締めようと思います。

今回特に感じた印象は、この作品もう幕末じゃなくていいよ!というシーンが多過ぎることですかね。
幕末パートが取ってつけたかのようで非常に薄っぺらいです。
申し訳程度にハリスと幕府の関係が語られたりもしていますが、全体的に松下村塾での論議が幼稚というかなんというか…。
本題はそこじゃないと言われればそこまでですが、等身大の幕末女子の気持ちや生活を描きたいなら、当時の雰囲気を書くことは大事なんじゃないかな。

とくに夫が久坂で兄が松陰なわけだし!
彼らが輝くところは、やはり時代の波を作りながらも己の保身を考えずに当時の常識に抗った、彼らなりの筋を通した生き様な訳だし、旦那役をかっこよく描くためにはやはり必要だよ、幕末描写。
みんないつまでも伊之助一人に任せてちゃだめだよ☆

あ、OPかっこいいです。
これを書いている間、エンドレスリピートしていましたが本当に良い曲です、メインテーマ。

にほんブログ村 歴史ブログへ ←押していただけるとものすごく励みになります。



●花燃ゆ感想バックナンバー
「花燃ゆ」感想 第一話「人結ぶ妹」
「花燃ゆ」感想 第二話「波乱の恋文」
「花燃ゆ」感想 第三話「ついてない男」
「花燃ゆ」感想 第四回「生きてつかあさい」
「花燃ゆ」感想 第五回「志の果て」
「花燃ゆ」感想 第六回「女囚の秘密」
「花燃ゆ」感想 第七回「放たれる寅」
「花燃ゆ」感想 第八回「熱血先生、誕生」
「花燃ゆ」感想 第九回「高杉晋作、参上」
「花燃ゆ」感想 第十回「躍動!松下村塾」

第十一話以降はこちらへどうぞ↓
大河ドラマ「花燃ゆ」感想・つっこみバックナンバーまとめ

Trackback

2015/03/18 (Wed) 08:41

ドラマストーリーブックでは「すれちがう恋」だったのが、今回何と「突然の恋」・・・まあどっちもどっちみたいな?それ以上に、どう言い繕ってもこの時代の結婚に恋愛感情を濃厚に絡めていこうって言う試みが少々無謀なのではないかと~。っていうか恋バナなしでやってもらうのは無理なのかしらねえ・・・

真田のよもやま話 - http://sanada.at.webry.info/201503/article_3.html
2015/03/18 (Wed) 10:50

公式サイト 松下村塾が型破りな学び舎として広く知れ渡ると、文(井上真央)は塾生た

昼寝の時間 - http://miru-yomu-kiku.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/11-b90b.html
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。