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「花燃ゆ」感想 第十三回「コレラと爆弾」

たいしたやつだな…簡単に五人も死なせるなんて。こっちは…ひとり助けるだけで せいいっぱいなんだ…

なんだか手塚治虫のブラックジャックの名言が頭の中で渦巻く回でした。
後の長州藩士の暴走を思うと…ね。
「志」のために人を殺す道具を作る。
その道具を作ることで俺たちでも何かできるじゃん!と自己肯定をしたい。
間違いなくブラックジャックが激怒しそうな回でしたね。

花燃ゆ

正直言って地雷作り>>>>>>>>>>医術と取りかねない今回の描写はどうかと思います。
しかも小野や久坂は医術で挫折したとかいう経緯があるわけでもなく、医術に一度も真面目に取り組んでもいない輩たち(としか思えないこの作品の描写)なので、個人的にはまったく共感できない回でした。
久坂が黒船が来る前は医者として人々を救おうとしていたとかいう設定にしていればまた違ったのになー。

もし人の命を救ってその人の人生をかえたなら もしかしたら歴史だって変わるかもしれないだろう?

医者に価値を見いだせていない小野と久坂。
今回のコロリは技術不足で医者の手には負えませんでしたが、国を変える方法は爆弾で異人を圧倒するだけじゃないですよね。
というか、国を変えるって言葉が散見されますが、何をどのように変えようとしているのかまったく伝わってきません。
久坂と小野にはこの言葉を送りたい。

なんだかまとめサイトなどでは前回と比べると好評だったみたいですが、私はあまり釈然としない回でした。

(注意)
台詞は字幕なしで適当に聞こえた言葉を書いているので、間違っていたら…ごめんなさい。

第十三回「コレラと爆弾」(2015年3月29日放送)


【悲報】久坂のツンデレがまだ続いてた…~胡散臭いニューフェイス登場


冒頭は文の久坂への手紙朗読から始まります。

松下村塾の皆さんは相変わらず学んだり、議論をしたり相変わらず楽しそうだよ。
前原一誠は目出村から萩に戻られましたよ

ちょ、先週なんだか感動的に去って行った前原が一週も待たずに戻って来ているのですが…。
先週の別れは何だったんですか、一誠くん。

少し変わった塾生が加わったよ。
「地雷火」作りに熱心で、長崎で洋式砲術を学んだ小野為八さんだよ

また胡散臭い輩が入塾しました。

伊之助と寿姉さんの間に次男の久米次郎が生まれたよ。
旦那様の江戸での暮らし、くれぐれもお身体にお気をつけて

手紙には押し花も入っていました。
今回の重要キャラが手紙でさらっと紹介されるとは…。
まあいいです。
とりあえず、久坂は手紙をもらって嬉しそうです。

ここで稔麿が登場。
久坂が嬉しそうに手紙を読んでいる場を目撃します。
お文さんからの手紙!
違う!
いや、違わんだろう。
お文さんの花嫁姿、きれいやったでしょうねぇ~
違う!…いや、まあそれはきれいやったちゅうか…
ちゃんと返事は出してやってくださいね
いや
久坂の無意味なツンデレはまだ続いていました。
なぜここまで否定する必要があるのか、もはやわかりません。
「久坂、微笑ましいな」と視聴者が思うとでも思っているのでしょうか。
先週の文の説教はまったく効いていなそうです。

ここで桂小五郎も登場します。
この幕末長州のキーパーソンはいったい何話ぶりの登場だったのでしょうか。
要件は久坂を水戸藩の人たちに引き合わせることだったらしいです。

ここで桂が「朝廷」という言葉を発していますが、これは幕末長州ならでは…という意図なのでしょうか。
「朝廷」…君主制下で官僚組織をともなった政府および政権。
この時代に政権を執っているのはもちろん幕府です。
武士政権が発足してから天皇は政権を司る役割を失っていますが、江戸時代後期になってから再び「朝廷」という言葉が使われだしたようですね。
これは桂さんがすでに幕府をないがしろにしているという現れなのか。
それとも何も考えずに使っている言葉なのか。


さて、文パートです。
街で和紙を見ているときに少女と遭遇。
少女の名前は「きく」ちゃん。
浜から商いに来てる女性の娘らしいですが、お母さんが帰ってこないので文は一緒にお母さん探しを始めます。

お母さんが見つからない中、文たちは街で小野と会います。
ひょっとして…父のところにおるのかもしれません

小野の情報を元に街の診療所に行ってみると
近づいてはならん!あの者はコロリを患ろうておる
ちょっと怖めなおじさん医者により、お母さんはコロリに感染してしまったとの情報がもたらされます。
なんとコロリ、萩のみならず西国諸国で大流行中とのことでした。

ここでやっとOPです。
相変わらず、この作品のアバンは長すぎです。

長州サイドの話なのに井伊直弼が一番正しいことを言っているドラマ


ちょっと怖めなおじさん医者は松下村塾の胡散臭いニューフェイスである小野の父で、山根文季さんというらしいです。

コロリ(コレラ)は罹ると腹を壊し、三日三晩吐き続けて衰弱し死んでしまう恐ろしい病気で、長崎に停泊中のアメリカ船ミシシッピ号で発生し、東に広がっているとのこと。
異国から持ち込まれた病…
今回の感染源はアメリカ船らしいですね。
ですが、調べてみると日本で初めてコレラが発生したのは、この1858(安政5)年ではありません。
最初の世界的大流行が日本に及んだ1822(文政5年)で、感染ルートは朝鮮半島あるいは琉球からと考えられているが、その経路は明らかでない」とのことらしいんですよね。
確かに海外の船経由ではありますが、以前からアジアで何度か大流行してしまった病ですので、アメリカ人が来なければ流行ることはなかったという病気ではありません。


さて、コロリが萩で流行っていることを知った文は伊之助の実の兄であり、初代長州藩洋学所師範の松島に「虎狼痢治準」という本をもらいます。
適塾の緒方洪庵著の、要するにコレラ予防のハンドブックです。
患者には絶対近づくな。まずは己がコロリにかかわらんよう気を付けること
台所を預かる身としてはこれは鉄則ですね。
松下村塾でコロリパンデミックが発生して事を為す前に全滅したら笑えませんからね。


さっそく帰って塾生どもをハンドブックの通りに風呂に入れる文ですが
入浴で誠にコロリが防げるんでしょうかー?
ふざけながら入浴中の塾生どもは、完全に修学旅行の男子高校生です。
真面目になされませ!病はそこまできとるんです!
このシーンの意味は…。

このシーンの意味はないですが、前原はこんなときでも松下村塾に入り浸る小野に問います。
前原「小野さんはお父上を手伝わんでええんですか?
小野「兵学を志したときから父には見放されております
高杉「藩医の道を捨て攘夷を志すか。誰かと似ておるのう
小野と久坂の共通点を描きたかったシーンだったということにしておきます。
断じて毎回投入される男性が脱いだお色気シーンを出したかったわけではないと…思います。


この後、松陰の姿が見えないので高杉は松陰を探しに行きます。
松陰先生、二階にいました。
どうされたんですか?
怖いんです
コロリがですか?
コロリで揺らぐこの国がです。
異国からもたらされた病に、その場しのぎの策しか持たん。
薬すら手に入らん!我々はすでに無力のまま、彼らの脅威にさらされとる

これ、別に「異国からもたらされた病」のコロリに限ったことではないですけどね。
結核とかもそうなんですけどね。

そうこうしているうちに、医者の奮闘も空しく、おきくちゃんのお母さんは亡くなってしまいます。


江戸では井伊と間部もコロリトークをしていました。
相変わらず高橋さんの井伊は貫禄十分です。
やはり、完全に浮いています。

西国の方でまたぞろ流行りはじめているらしい
異国の病が広がれば、攘夷を唱える公家連中がますます付け上がりましょう。
それみたことか、やはり夷狄は打ち払わねばならぬ、と

浅はかな。小手先の攘夷で病は消えん。
今の日本に欠かせぬものは、病に打ち勝てる西洋の知識、文明じゃ

うーん、松陰の佐久間象山入門シーンをすっ飛ばしたせいで、完全に松陰が典型的な鎖国論者にしか見えませんね。
本来なら、この井伊のように和魂洋才が松陰の思想だと思うのですが、完全に今回井伊の方が正論すぎて…。
なんなの、松陰先生を単純な攘夷論者に描きたいとしか思えないのは私の気のせいなの?

しかし、天子さまのお許しなく条約を締結するわけには
このままでは、この国は前に進むことができぬ。
異国との戦を避け、前に進むには…

条約締結しかないわー!
ということらしいです。


松島先生のアドバイス、意味なさすぎ


天子様の蟄居を待たずにアメリカと条約を締結したという事実はすぐに萩も伝わります。
松陰先生憤慨。
塾生も憤慨。
港が開かれればいらんもんを買わされ、国内の富はすぐに吸い取られていくでしょう」!
もはや一国の猶予もありません。殿さまに建白書を差し上げましょう!今すぐ!
塾生たちは逸ります。

高杉「無駄じゃ!
伊藤「外様大名の殿は幕府の政に口を挟めません
今のところ、なんだかんだでまとも路線(行動はアレですが)の高杉、伊藤は慎重です。

松陰「建白書を書きましょう。じゃがそれだけでは足りん。
異国に対し、決して侵略は許さんという強い意志を見せなければ!

松陰先生はまたもや建白書を書くことにしたようです。
何か嫌な予感しかしません。

小野「地雷火…。
今こそ敵を怯ませ、侵略をためらわせる新しい武器がなくては。
そのような備えがあれば、殿もきっと心強く思われるに相違ありません

頷く松陰。
そういう問題なのか…それで殿は幕府への意見に乗ってくれるのか。

文は案の定立ち聞きします。
ばっちり「家政婦は見た」の世界です。


ちなみに、文は相変わらずコレラ祭りの診療所に通っていました。
松島先生のアドバイスは完全に忘れ去られております

文は小野の話を聞いていたので、父に息子の話も振ったのでしょうか。
お医者さんは自身の息子の話を始めます。

あいつは昔から珍奇なものを見ると我を忘れる質でな。
兵学を志すと言うたときから、医者にするんは諦めた

私の夫も医業を捨て、武士として生きようとしております
久坂さん、そもそも医業の勉強なんてしてる描写なんて今までこれっぽちもなかったじゃないですか。

愚かな。槍や鉄砲が何になる!この者たち一人救えんではないか
病人に入用なんは、医術と薬。死んだあとは念仏だけじゃ

確実に目の前の人を救いたいなら武士よりも医者なんですよね。
異人に日本が占領されれば、日本中の人の生活が苦しくなる!(たぶん)ということで日本を救おうとしているのでしょうが。
この松下村塾メンバーは目の前の人よりも日本国民という多人数を救おうとしているということなのでしょうか。

私には医術の心得もありません
そしたら、もうここには来るな!これ以上病人が増えては敵わん!
所詮、人は人に何もできん。死に行く者を前にしてわしはいつも思う。
何もできん

文は杉家並びに松下村塾の台所を預かっている自覚がなさすぎです。
このままでは松下村塾がコレラパンデミックで本当に全滅しかねません。

ここで、母が亡くなってからも診療所から帰ろうとしないきくちゃんが映し出されます。
それを見た文は…。


意外に高杉が常識人な件について


この辺からまた久坂くんが株を下げます。(あ、私の中でです)
江戸で桂と来原の前で「私を京に行かしてつかあさい!」と直談判を始めます。

久坂「井伊様が天子様を彦根にお移しするんではという噂があります」
このまま捨て置くわけにはいきません。
己の目で耳で、確かめに参りたいんです

来原「ならん!おまえには医術修行ちゅう藩命がくだされちょる
あ、そうなんだ…。
久坂、まだ藩医やる気あったんだ。

桂「藩命に背けばただじゃすまんぞ。松陰先生を思い出せ。
あれほどの方が脱藩により、どれほど苦難の道を強いられたか

久坂「私は志のために萩を出たんです。
己が信じる果ての苦しみなら、恐れることは何もありません!

来原「この大馬鹿者が!大概にせい!

久坂さんは藩医の勉強をする気などさらさらないのに、江戸遊学を請けたということなのですか?
梅太郎兄ちゃんにその場しのぎの嘘をついて密航しちゃった松陰が放送当時叩かれていましたが、久坂くんもその場しのぎのごまかし(というか騙し)で江戸に来たということなのですか?

どうにも腑に落ちない中、久坂くんは無断で単身京に上ります。
嘘ついて江戸遊学した次は黙って義務を放棄して京ですか…。
おみくじは握りしめます。
一応、文のことは大事に思っているよ、というポーズでしょうか。

稔麿により、久坂が京に上ったという知らせはすぐに届きます。
高杉は激怒します。
あの石頭!藩命に背くなど、らしゅうないことをしおって!
あれ…高杉って意外と常識人なのか…。
ですが、久坂には初登場以来暴走しているシーンしか見せてもらっていないので。
全然「らしくない」というポイントには共感できません。

松陰「それだけ、止むに止まれん思いだったんでしょう
もちろん、「志のため」なら非常識行為を容認する先生。

高杉「天子様を彦根にお移しするなど、いくら井伊でもするはずがない
伊藤「やるかもしれません。あの井伊です。
そう思うとる者は大勢おります。
じゃから、これを利用したらいかがでしょう?
藩のお歴々にこの噂を広め、探索のため京に人を送るよう仕向けるんです。
これからは京が争いの中心になります。公家や他藩の内情を探索する者が必ず入用となります

そん中には当然、おまえも加わるちゅう魂胆じゃな?
できますれば
伊藤はできる男ということらしいです。
ちゃっかりしてますよね。
これからどんどんこうやって久坂や高杉を食っていくのかもしれません。


さて、場面変わってなぜか高杉と文が野原で二人きりという謎なシチュエーションです。
未婚男性と人妻が何をやっているのでしょうか。

これでおまえと俺は揃って萩に取り残された
江戸にいたときから取り残されてるがな。

「(コロリの犠牲者の遺体を焼く荼毘の煙を見て)辛気臭うて敵わなんのう!何もかもが異国に振り回されっぱなしじゃ。病も政も
あれを眺めとるとようわかる。皆で夕餉を囲んで。その日あったことを笑いながら語らい、眠る。そねな当たり前の暮らしがどれほど大切な宝物か
京ですか。手紙もよこさんでどこにおるんかと思うたら
高杉くん、文を見つめます。
高杉くんはプレイボーイだけど、どこぞの久坂とは違い人の感情の機微には敏感という設定らしいです。

ちなみに杉家では、あの母が
せわあない!手紙が来んのはお達者な証です!
相変わらず不気味な笑顔で大して役に立たない慰めをしてくれます。


手遅れレベルの松陰、なぜかワープする高杉


さて、どういうわけか文はきくに読み書きを教えることになりました。
何でも、一人で生きていかなければならないこの子生きていけるように…ということなのですが、何故まだこの子を文が預かっているのかは謎です。
杉家は下宿所はもちろん託児所としてもやっていけそうですね。

ところが、この書道のシーンはもう富永に全部持って行かれます。
何なのでしょうか、この怪人は。
「生きて 腐って 呪え」とは何だったのでしょうか
完全に「生きて ふざけて 笑え」みたいな感じになってますが。
個人的に彼のギャグを見ることは「花燃ゆ」における数少ない楽しみです。


一方、萩城ではまたも伊之助が周布や長井といった重鎮に呼び出しをくらっていました。
幕府の横暴に危機感を募らせた寅次郎がぶっそう極まりない犯行声明建白書を書き上げて送りつけてきたようです。

内容は「征夷は天下の賊なり」、「公方様を討て」とのこと。
攘夷の邪魔だから将軍を暗殺してしまえと…どう考えても脅迫文のような内容です。

長井「そのような過激な文がご公儀の目に触れたらなんとする!
我が藩に謀反の疑いありと思われてしまうではないか!

疑いどころではない。完全に謀反です。
完全にお取り潰しレベルです。

伊之助「お待ちくださいませ!確かに捨て置けぬ内容なので、寅次郎は焦燥に駆られてしたためたものに相違なく。
実は井伊大老が天子様を彦根にお移し参らせるのではとのうわさがございます。
なればますは京に人をやり、寅次郎の憂慮が真か偽か確かめることこそ先決かと

とりあえず寅次郎を庇います。
真偽を確かめるのはいいですが、この建白書は早い所、火中にでも投じておいた方が良さげな内容ですね。


そして、杉家では恒例のおにぎり配りが催されていました。
すごいですね、松下村塾が発足してからおにぎりを配らなかった週はないのではないでしょうか。

ここで雑談として、文は小野になぜ家業を捨ててまで松下村塾に来たのか聞きます。
私は筋道を立てて考えれば必ず答えが見つかる、そういう学問がしたいだけなんです。筋道を尽くしてもどうにもならず、苦しむ父を見てきましたから。
確かに何かに辿り着く、そういう道を目指そうと

要は別に攘夷がしたいわけでもありませんでした
すぐに結果が出るような裏切られない学問がしたかっただけのようです。
というか、答えになっていません。
爆弾を作りたいならわざわざここに来ないでお一人でお作りあそばせ。

すると庭で何かが暴発します。
人の家の庭で爆弾を開発するとかこの上なく迷惑な話ですね。
伊之助がここで登場し、当然何をしていたのかと塾生連中を詰問。
異国の侵略に備え、新しい武器ができんかと皆で知恵を凝らしておっただけじゃ。な?
笑顔で回答する松陰。
もうだめだ、この塾。


伊之助は犯行声明をしれっと提出した上に庭で爆弾を作っている松陰に説教を始めます。
この人も大変ですね。
思えば、第二話あたり以降、絶えず松陰の尻拭いしかしてませんからね、彼。

約束してくれ。殿にいくら意見をしてもよい。時勢をいくら論じても良い。
じゃがせっかく造り上げたこの福堂から、むやみに飛び出してはならぬ

生涯、僕にここから出るなと?
そんなこと言ってない。
そもそもあなたは何のために「福堂」とやらを作ったのか。
野山獄で人材育成がどうたらと言ってなかったか。

そねなことを言うておるのではない。ここを壊すなと言うとるんじゃ。
おまえとこの場所を福堂とする塾生たちのためじゃ

このままじゃ松下村塾がなくなるぞ!と諭す伊之助ですが…。

おまえは塾生の何を知っておる?書をめくるだけならば一人座してすればええ。
ここへ来るのは皆、それだけじゃ満たされんもんがあるからじゃ!
身分に泣き、餓えに苦しみ、世に受け入れられず、それでも止まない想いを何かに注ぎたいとここへ通う!僕もその一人じゃ!
意見をするんも戦道具を工夫してみるんもそのためじゃ!

何か鬱屈とした思いを吐き出す場がほしいから皆で集まる→結果が爆弾作り
これはギャグですか?
当の小野さんは攘夷したいとかいう「志」すらないんですが。
いや、何か新しいものを作りたいとかいう欲求はあるか。

軽挙はするな。想いがあればなおのこと
伊之助ももう匙を投げかけているのか反論せずに去ります。
論じるだけでは国は変わらん!伊之助!ここを踏み出す一歩がいずれ世の中を変える!
僕らは信じとる!誠を尽くせばこの狭い座敷から世の中は変えられると!

正直に言ってしまうと、私はこの作品の人物が連発する「志」や「誠を尽くす」が未だに何なのかよくわかっていません。
意地悪な言い方をすると、耳障りの良いそれっぽい台詞にしか聞こえません。
「誠を尽くす」が爆弾作り容認なのか…。
だいたいどんな心境で征夷大将軍処刑なんて極論としか言えない建白書を出すことになったのか。

思想の大元や思考の過程を書かずに結果だけしか提示せず、「志」という便利な言葉で何でも片づけるから、松陰先生がよくわからない人物になっているのかもしれませんね。


そうこうしている相手に久坂は早くも京の梅田雲浜の元へ転がり込みます。
「藩命に背いてまでしてここにやって来た」ということで、梅田並びに攘夷志士連中に大歓迎されます。
すっかりいい気になる久坂くん。
しかし、表に面会人が来ているよ!ということで、表に出ると…。
なぜか…晋作くんがいました。

えっと…なぜワープしてきたのかこの人は。
まるで隣町に久坂を迎えに来たかのような気軽さですが、山口(しかも日本海側)から京都まで徒歩で来たということですよね…?
この時空間を曲げたかのような瞬間移動はどういうことなのでしょうか。
さきほど、伊藤が言っていたように「公家や他藩の内情を探索する者」としてやって来たということなの?
え、藩の許し出てるの?これ。

なるほど、それが藩命に背いた者の面か。
どうするつもりじゃ、これから

どうやら説教をしに来たようです。
入れ。梅田雲浜先生に引き合わせちゃる
こっちの話が先じゃろ
文字色当分ここで朝廷や他藩の動きを探る。やはり京は違う。攘夷の気運がみなぎっちょる
何がどう違うのかは描かれていないのでまったくわかりませんが、久坂くんは上機嫌です。
そねなことは俺たちがやるんじゃ。おまえは江戸へも戻れ
よくわからないけど、伊藤に乗せられて高杉もやる気になっているということなのでしょうか。

せめてお文さんに手紙を書け
お文さんは待っとる。決して口にはせんが俺にはわかる
どうやら高杉は文のことを想ってくれているようです。
まさかとは思うが文が不憫だからわざわざ京まで来たと言うことなのかね、君は。

今、大きう何かが動く。その流れにやっと手が届いたんじゃ。今ここを動くわけにはいかん
そのために里心を戒めとるっちゅうわけか
違う
また来ました。よくわからない否定が。
それともおなごへの手紙の書き方がわからんか?
なんじゃと?
おまえはただの石頭じゃ。朴念仁が!
違う!
もう何が違うのかわからないけど、久坂くん面倒くさいよ。
ツンデレもここまでいくと誰も萌えてくれませんよ。


一方、萩の杉家に預けられていたきくちゃんは親戚に引き取られていきました。
文の努力もあって立派に字が書けるようになっていました。


地雷火>>>>>>>>医術


ついに地雷火が完成したようです。
私が今まで学んできたものが少しでもみなさんの、いやこの国のお役に立てるかどうかみなさんに見極めていただきたいんです
実際に発火させてみたくてうずうずする小野。
え、まじでやるの?、とビビる一同。

そこで小野の背中を押したのは、なんと先週お別れ詐欺をした前原です。
河原はどうでしょう?夜明け前の河原ならあるいは。
ここを出ることができん先生にも上がった煙で成果を見せることができます。
我々に誠に何かを為す力があるんか、これはそれを確かめるための大切な第一歩です。
私も知りたい。力を尽くせば誠に我々に世を動かすことができるんか

おいおい。

やりましょう。試すんなら早い方がええ。すぐに準備を!
松陰先生俄然やる気です。

しかし、ここで文が乱入。
小野の父がついにコロリに感染して倒れたと報告します。
君はまだ診療所に通ってたのか…。


小野は診療所へ向かいます。
遅うなって。地雷火を作っておった
できたんか?
お父さんは柱にもたれ、もうかなり危なそうな状態です。

わしの方はどうやら異国に負けたらしい。医術も己も何の役にも立たん
当時の医療技術ではどうしようもなかったコロリ。
お父さんは結局何もできなかった無念でいっぱいです。

大丈夫でございます。私がおります。仲間もおります。
皆で必ず国を変え、いずれ病も滅ぼしてみせます

お、おお…。
よくわからないけど、異人を追っ払ったところで病を滅ぼしたとは言えないのではないだろうか。
国を変えるって…異人を追っ払う体制を作るということを言っているの?
西洋の技術を学んで国の学問をパワーアップさせるということではなく?

おまえの作ったもんがその力に?
そのつもりです!でなければ医術を捨て打ち込んできた意味がありません
ならば待とう。わしも夜明けを
なんだかなー。
結局医術は爆弾に負けましたって感じで嫌な展開だなー。


夜明け前、発火を待つ松陰の前に文が現れます。
小野様の父上が亡くなられました。
教えてつかあさい。これも異国のせいなんですか?

突如現れて我々の暮らしに牙を剥く。
我々の力だけじゃ押し戻すことも振り払うこともできん

つまり異国のせいって言いたいってことなの?
松陰がアメリカの政を議論のテーマにしていたのは、西洋の優れた点は取り入れようと思っていたからじゃないの?
そこは描かないの?

やから、戦うんですか?地雷火を使うて
文。戦いとはただ戦のことを言うんではない。
戦いとは屈しない心を持つことを言うんじゃ。
おまえも戦うたではないか。きくに字を教え送り出した

戦いを教えたんじゃ。あの子が生きるために
なんだかいいこと言っているようですが、わけがわかりません。
ちょっとこれ何が言いたいのか本気でわかりません。
文の書道教室ってあなたの「戦い」と同列なの?
どういった点でですか?

ここで小野が登場します。
先生をお連れしようと
いけません、兄は蟄居の身です。このようなことはいけないんです
足をつかなければええんです。地面に。私が背負って差し上げます
えー!新解釈です。
蟄居は足がつかなければどこに行ってもOKだったのか…。
じゃあもう松陰は駕籠で移動すればOKじゃないですか。

うちが代わりではいけませんか?私も見とうございます。
それが兄上や小野様や旦那様が進まれるという道なら。
これから私たちに何が起きてどのようなもんが襲ってくるんか

爆弾が爆発したところでその辺はよくわからないとは思いますが、文も地雷火を見たがります。
言っとくけど、爆弾って人を殺すための道具だからね!
さっき人の死を悼んでいた人が見たがるものじゃないからね!

おなごは危ない。首尾よく爆発すればここで煙が上がります。それが証です。
ここでお待ちください。
夜明けを待つと父は言いました。待たずに父は逝きました。
見届けていただきたいんです。父の代わりに

お乗りください。負わせてください。父のつもりで
この作品の松陰先生は結構ガタイがいいので、小野さん大丈夫かな…とハラハラしてしまいますね!


夜明け。
河原はちょっとそこまでの距離だと思ったら、いったい何時間歩いていたのでしょうか。
あたりはすでに明るくなっています。
降ろしてください。この一歩がいずれ…
「足をつかなければええんです」を完全無視して松陰は裸足で突然走り出します。
音楽をバックに無言で走ります。
外国映画みたいです。

これ、松陰がもうみなさんの手の届かないところまで疾走する=覚悟を決めた第一歩という演出なのでしょうか。
大河ドラマではなかなかない斬新な演出でいいと思います。
ただし、松陰の心境が今までちゃんと説明されていれば…の話ですが。


文は煙が上がったところをしっかり見届けました。
これ、もう夜明けじゃないですよね。
明る過ぎて絶対ばれますよね。
旦那様、あれはいかなる火になるんでしょう?
テロの幕開けの狼煙です。

ラスト。
いきなり久坂の手紙朗読が始まります。
昨夜、ふとおまえの顔を思い出そうと思うて、しばらくじっと考えとった。
いつの間にかそのまま眠ってしもうた。
夢の中のおまえはそれは楽しそうで幸せそうで。いつまでもその顔を見ていたいと思うた

高杉に急かされて書いた手紙は内容がないよう!のラブレターまがいなものでした。
なんなんでしょうかね、久坂さんは。
もう滑稽ですね。



次回、「さらば青春」

~三行でわかる次回予告~
井伊「一人残らず捕えよ。一網打尽に致せ」
松陰「親に背いても主君に背いてもやらねばならんことがあるんです」
伊之助「松下村塾は閉鎖となります」

父が松陰に自分を殺せと迫ったり、久坂の生死が不明との物騒なセリフが出てきたり、ついに安政の大獄が始まりそうな予感です。
やっと動き始めた感じですね。


えっと、先週の公式サイトの次回予告「ストップ!コレラ 萩の街を救え」はどこに行ったんでしょうか。
とりあえず伊之助がペニシリンを作るなんてことにはならずにほっとしていますが、結局誰も萩の街を救えませんでした(笑)
というか、小野のお父さん以外救おうともしていませんでした。
またも予告詐欺まがいな内容です。

今回の話、総集編では丸々カットされそうな中身のなさでしたね。

なぜコレラと地雷火をセットにしたのかわかりません。
ものすごく好意的に解釈すると、これらと爆弾を出すことで、小野父の医者と攘夷志士たちの「国を救う」のスタンスの違いを描いた…のでしょうか。
医者は目の前の人々の命を救うことが仕事である一方で、攘夷志士たちはもっと大きな日本国全体の国益を守ることで国民の生活を現状通り維持する…みたいな。

ついでに佐久間象山の「和魂洋才」の影響を強く受けていたはずの吉田松陰がただの過激な鎖国・攘夷論者のように見えてしまい、なんだか残念です。
井伊直弼の方が天皇のお許しなしで条約締結をしたことは物議を醸すものの、よっぽど彼の方が先見の明があるように描かれているので、メインキャラクターたちに共感できませんでした。
ごめんね、松陰。

異人を追い払って日本を平和にしたい(?)長州志士たちがのちに火薬によりイギリス公使館を焼き討ちしたり、禁門の変などで無関係の人間の生活を滅茶苦茶にする事実を思うとなんだか笑えてきますね。

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●花燃ゆ感想バックナンバー
「花燃ゆ」感想 第一話「人結ぶ妹」
「花燃ゆ」感想 第二話「波乱の恋文」
「花燃ゆ」感想 第三話「ついてない男」
「花燃ゆ」感想 第四回「生きてつかあさい」
「花燃ゆ」感想 第五回「志の果て」
「花燃ゆ」感想 第六回「女囚の秘密」
「花燃ゆ」感想 第七回「放たれる寅」
「花燃ゆ」感想 第八回「熱血先生、誕生」
「花燃ゆ」感想 第九回「高杉晋作、参上」
「花燃ゆ」感想 第十回「躍動!松下村塾」

第十一話以降はこちらへどうぞ↓
大河ドラマ「花燃ゆ」感想・つっこみバックナンバーまとめ

Trackback

2015/04/02 (Thu) 10:18

公式サイト 江戸に旅立った玄瑞(東出昌大)を見送った文(井上真央)は、手紙をした

昼寝の時間 - http://miru-yomu-kiku.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/13-8342.html
2015/04/02 (Thu) 11:47

江戸に旅立った玄瑞(東出昌大)を見送った文(井上真央)は、手紙をしたためながら 夫の帰りを待っていた。 その頃、伝染病のコレラが外国船から流入し、猛威をふるう。 文は一人の少女と出会うが、少女の母はコレラでひん死の状態で、松下村塾の塾生・ 小野為八(星田英利)の父で医師の山根文季(平田満)が治療に当たっていた。 不治の病を前に無力感にさいなまれる中、文のもとに夫が藩命に背いて京...

ドラマ@見取り八段・実0段 - http://doramablo.blog59.fc2.com/blog-entry-4552.html
2015/04/02 (Thu) 19:36

なにやら物騒な展開になりそうなタイトル!いよいよ今作でも大きな歴史が動きだしますか?いつぞやの「八重の桜」ですと13回目はご結婚の節目でしたけど、その頃既に会津藩は京都に出張っていて、長州征伐をどう決着するかで大揉めの展開でしたっけ、西郷さんや勝先生が活躍されてましたよねえ・・。

真田のよもやま話 - http://sanada.at.webry.info/201503/article_5.html
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